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2008年10月

2008年10月31日 (金)

口腔外科学(2年前期 後半)

言語聴覚士がかかわる音韻障害(発音の誤り)や、摂食・嚥下障害(飲み込みの障害)は、舌や歯、口の中の病気によって引き起こされることがあります。

2年前期前半で行う臨床歯科医学に続き、さらに広く口の中全体についてどのような病気があるのか、どのように診断や治療を行うのか、病気を予防するには何が必要か、などを学びます。

特に発音と関係の深い口蓋裂や舌腫瘍については、手術法なども交え重点的に学習します。

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口蓋裂とは・・・生まれつき上唇や上顎が裂けている状態。鼻から空気が漏れるため手術後も発音の誤りが残ることもあります。

舌腫瘍とは・・・舌にできた腫瘍。悪性腫瘍(癌)などの場合には、舌を大きく切り取り、上手く動かせなくなるため発音の誤りが認められることもあります。

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口を大きく開けるとこのように見えます。

中央にチョコンと垂れ下がっている部分は俗称では喉彦(のどひこ)、解剖学名称では口蓋垂といいます。

2008年10月27日 (月)

第8回新潟医療福祉学会

10月25日(土)に第8回新潟医療福祉学会が本学で開催されました。

本学会は新潟医療福祉大学を中心として、理学療法、作業療法、言語聴覚、社会福祉、健康栄養、健康スポーツ、看護、義肢装具といった健康・医療・福祉に関わる様々な分野の専門職の方がたが一同に会し、それぞれの現場で得られた経験を分析、研究して発表する場です。

今回、本学科教員の今井信行先生、大橋靖先生、新潟リハビリテーション病院の佐藤厚先生、佐藤卓也先生の共同研究で『摂食・嚥下障害患者に対する外舌筋・舌骨上筋群への低周波治療と頚部マッサージを併用する新しい治療法について』のポスター発表がありました。

また、本学科07年度卒業生の大橋知記くんと本学科教員の山口富一先生による『音場における雑音負荷条件下での子音弁別能の検討―子音正答数の変化と異聴マトリックス―』の発表もありました。

発表者である大橋くんが、特別講演にいらしていた宮本晃先生(日本大学大学院教授)から宇宙空間でのノイズ軽減方法や補聴器対策について質問を受けるという場面もありました。

本学会については学内、学外を問わず参加が可能です。

学会への参加については下記アドレスをご参考下さい。
http://www.nuhw.ac.jp/gakkai/index.html

2008年10月25日 (土)

豊栄 道の駅

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道の駅発祥の地とも言われている「豊栄道の駅」。

大学からは車で10分、豊栄ICから国道7号新新バイパスを新発田方面に向かい2分ほどで到着します。

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ここでのお薦めはなんといってもソフトクリーム250円!

重すぎない濃厚さでペロリと食べてしまいますdelicious

売店にあるこの大きな卵は……??

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なんと!ダチョウの卵なのです!!happy02

ニワトリの卵1個60gだと21個分に相当するとか…でか!sweat01

大きさもさることながらお値段は1個3000円…高!!sweat01

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勿論、当の御本人…もとい、御本鳥(?)もいらっしゃって餌やり体験も可能ですshine

さっそく餌やり体験~note

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……て、おま…ちょッ…まっ………リアルにいんですど!!crying

さてさて、お次は?

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こちらは「健康遊歩道」という足つぼコースになります。

石や木が敷き詰められており、1周すると足のつぼが押されてリフレッシュするそうです。
不健康な人はヘッピリ腰で1周するはめになりますのでご注意を。

いたたたたたweep(体験者談)

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他にもちょっとした散策コースもあり、勉強疲れの解消にもよろしいかとcatface

売店には新潟のお土産もいろいろありますので、オープンキャンパスやキャンパスツアーの帰りに寄るのもいいかもしれませんねhappy01

 
豊栄道の駅HP>>

http://www.takaguchi-m.com/toyosaka/html/

参考地図>>
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=37.95495861&lon=139.22627194&sc=7&mode=map&pointer=on

2008年10月23日 (木)

失語 aphasia

ことばの障害にはいろいろな種類があります。

そのなかで、脳の中ことばをつかさどる領域が損傷されたときに生じる障害・・・

それが『失語』です。

ことばをつかさどる領域に問題がおこると「話す」「聴く」「読む」「書く」といった、ことばという“記号”をあやつる働きのさまざまな面が障害されます。
 

たとえば「話す」働きにみられる異常としては‥‥

→鉛筆を見てそれをことばにしようとしたときに
●「エンピツ」という単語が思い浮かばない (喚語困難)
●エンピツと言おうとしたのに「エンパチ」と音が入れ替わってしまう (音韻性錯語)
●エンピツと言おうとしたのに「ケシゴム」と単語が入れ替わってしまう (語性錯語)

などです。

 
たいていの場合、失語の患者さんは「話す」「聴く」「読む」「書く」はたらきのそれぞれに障害をもっています。
 
それらの組み合わせのパターンによって、失語はいくつかのタイプに分けられます。

代表的なタイプとしてブローカ失語、ウェルニッケ失語、伝導失語などがあげられます。

2008年10月20日 (月)

認知機能 cognitive function

普段、みなさんが何気なく行っている、「言葉を話す」、「理解する」、「考えて判断する」、「分析する」、「計算する」、「記憶する」といった様々な行為。

これらを可能にしているのは、みなさんの脳が情報を処理する機能をもっているからなんです。

そう。まるでコンピューターのようですね。

でも本当は、最新のコンピューターよりもみなさんの脳のほうが、はるかに高度な情報処理機能をもっているのです。

このような脳の情報処理機能を認知機能といいます。

ところが、脳に障害を受けると、こうした様々な認知機能が低下し、その結果、言語、判断、記憶などの機能が障害されます。

これを「認知機能障害」といいます。

脳のどの部分が障害されるかによって、どんな認知機能障害が起こるかも違ってきます。

また、言葉の障害をもつ方の中にも、認知機能障害によって言語の機能が障害された方もいれば、運動機能の障害によって声や発音などの機能が障害された方もいます。

認知機能障害にはどのようなものがあるか、このブログでも少しずつ紹介したいと思います。

2008年10月17日 (金)

自閉症 autism

みなさんは、人とのかかわり方をいつ学んだのか憶えていますか?

人は成長していく過程で、外界から様々な刺激を与えられます。

これらの繰り返し与えられる刺激を受けとめることによって、ことばや人とのかかわり方などを学習していきます。

しかし、この与えられる刺激の中に耐えることができないほどの不快さを感じるものがあるとしたらどうでしょうか?

自閉症のお子さんは、生まれつき外界の刺激を受け止めることに困難を生じます。そのため、人や物とのかかわり方が変わっていたり、コミュニケーションがうまくとれなかったり、興味や物事への関心に偏りがみられ、同じことを何度も繰り返すといった特徴をもっています。

このような場合、言語聴覚士はその子が不快に感じないよう、個別に応じた適切な環境を整え、その子に合ったコミュニケーション方法を考えるなどして成長を支援します。

2008年10月14日 (火)

言語聴覚士国家試験模擬試験

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見事な秋晴れで外に遊びに行きたくなるくらいの気持ちになりますが、そんなことは受験生である4年生には関係ありませんbearingpencil

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10月9日(木)には3・4年生合同での模擬試験を行いました。

この時期からは例年通り3年生も加わり、多目的ルーム(大講義室)での試験となりました。
3年生にとっては初めての模擬試験ということもあり、難しかったかもしれません。

本日は10月14日、ちょうど4ヶ月後の2月14日には第11回言語聴覚士国家試験が行われます。

日数にすると123日、週にすると18週間を切りました!

一日一日を無駄にしないよう、頑張っていきましょう!!happy02rock

2008年10月12日 (日)

第3回美化キャンペーン

今年度3回目となる、大学全体での構内美化活動を10月8日に行いました。

今までは大学敷地内の屋外のごみだけでしたが、今回は、講義室の机や床に落ちているごみなども対象としました。

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学長も参加しての美化活動。

改めて構内をまわってみるとビニールごみや空き缶なども投げ捨てられていました。。。

からっぽのお菓子の箱、飲み残しのペットボトル、少し歩いてゴミ箱まで持っていけば簡単なことなのですが………。

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今回は学生・教職員合わせて総勢82名という過去最多の参加者数で、学生たちのボランティア活動への関心の高さが伺えました。

2008年10月10日 (金)

QOL Quality of Life

パンフレットなどでも数多く登場する「QOL」

QOLとはQuality of Lifeの略で、直訳すると『生命の質』、『生活の質』となります。

医療現場では長い間、「いかに長く生きるか」が課題となっていました。

しかし、長く生きるだけで人は幸せになれるのでしょうか?

寝たきりの方や、車いす等の手助け必要な方、食事の制限が必要な方などが増加する高齢時代を迎えた近年、人生は「いかに良く生きるのか」が大切な時代だと言われています。

ですが、「満たされた人生」と一言でいっても人間には個性がありますし、置かれている状況も違います。

そんなひとりひとりの「良く生きること」に関わることも言語聴覚士の仕事です。

例えば、ことばが話せない患者さんが「『あいうえお』が言えるようになった」だけでは何の役にも立ちません。

それを活用した周囲とのコミュニケーションで、患者さんが「あぁ、生きてるって楽しいな」と思えるような人生を送る手助けをすることこそが重要なのです。

本学では、患者さんが満たされた人生を送るために援助・協力できる『QOLサポーター』の育成を目指しています。 

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2008年10月 7日 (火)

伍桃祭 2日目

伍桃祭2日目は、昨日の夕方に降った雨もあり、日中はやや肌寒かったですが中庭の特設ステージにはたくさんの人が集まっていました。

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言語聴覚学科もMs.&Mr.新潟医療福祉大学コンテストに出場!!

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眼鏡の彼がなかなか美人な彼女を連れてますねlovelyheart04

………ん?あれ?キミたちは確か2年生じゃ???

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2年生って女装男装コンテストでしょ~sweat01

メイク・着付けを手伝ってくれた女の子たちと記念撮影camerashine

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こちらは同時開催のキャンパスツアーで対応してくれた3年生ですhappy01

大学での勉強のこと、実習のこと、それから楽しい学生生活について、いろいろお話ができました。大学受験の前に学校の雰囲気を少しでも知ってもらえると嬉しいですねcatface

言語聴覚学科2年生で出店していた餃子も無事完売!!

商売をすることがどんなに大変か身にしみたところもあったようですcoldsweats01

伍桃祭は単にお祭りを楽しむだけではなく、計画を立てたり人を動かすことの難しさを学ぶ場でもあります。この経験はいずれ社会に出てから役立つときが来るものと思います。

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さて、お祭り気分もここまで!気分を切り替えていきましょう!!

…ってキミ(右)、気分どころか性別が切り替わっちゃってるよ。。。

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