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2013年12月

2013年12月25日 (水)

山岸ゼミクリスマス会!

メリークリスマスdiamondsnow

今日は山岸ゼミのクリスマス会にお邪魔してきましたshine
まずは何を置いてもrestaurantお菓子でしょうsign03

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ケーキですcake素敵な盛り付けですねbleah

それから3年生と4年生のゼミ生が一緒に先生を囲んでパーティを行いましたbar
先生には毎年ゼミ生からクリスマスカードが贈られるそうですbell

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クリスマスカードには皆からの寄せ書きが書かれて
いましたweep(感動sign01

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ハッピークリスマスshine楽しいクリスマスをnote



2013年12月20日 (金)

価値観

誕生日が嫌いだ

というより、まったく興味がない、と言ったほうがよい

「おそらくみんなが好きであろうもの」に関心がない人がいるのはなぜか?

これが今回、私のもとに集まった連携基礎ゼミメンバー(2年生)が自分たちで決めたテーマであった

ディズニー、ジブリ、キムタク、クリスマス、カレーライス、スポーツ・・・・・・
「誕生日」も考察の対象になった

冒頭のように、私は本当に誕生日に興味がない
でも、これを言うと多くの人が冷やかな目で私を見るので、いつもは祝われるがままに感情をまかせている

だから今回、自分の意見を聞いてもらえる場が、はじめて公に提供されたような気がして、心底うれしかった


私は私なりに、彼らの議論の邪魔にならないように、誕生日に関心がない理由をいくつか述べてみた

「サプライズがめんどくさい」

ある学生が即座に「わかるー」と同意してくれた
サプライズしようとしてくれているのは、事前にみんなの雰囲気でわかっちゃう
でも、気づかないようにしていないといけなくて、
そして、当日にサプライズされると、「あー、やっぱり」と思いながらも驚いているふりをしなくちゃいけなくて、めんどくさい、と

今まで私が誕生祝にモヤモヤ感じていたことを、この学生が明確にズバッと言語化してくれた
あっぱれ!!

「おめでとうメールの返信がめんどくさい」

これにも他の学生が同意してくれた
「メールの返信、めんどくさいよなー」
返信がめんどくさい、と思っても許されるのだ、と、この学生になぐさめられた気がした

もちろん、マジョリティーの意見もおもしろかった
私はほとんどがマイノリティーなので、
「なるほど、社会はそう思って暮らしているのか」、ふむふむ、と思うことがたくさんあった
一人ひとりの一つひとつの意見が、宝石のようにキラキラ輝いていた

彼らは議論の中で、時々、「日本人っぽーい」と口にした
日本人が日本人に向かって「日本人っぽーい」と言う
その光景が愉快だった

今回の彼らのテーマ、まさに「価値観の多様性」である
この世は価値観の多様性に満ちている
でも、そのすべてを受け入れることは難しい
私たちは、マジョリティーを暗黙に受け入れながら、まわりに合わせて暮らしている
狭く、苦しく

少なくとも、今回の連携基礎ゼミの話し合いにタブーはなかった
右へならえ、の意見ではないものを素朴に出し合い、認め合っていた
これができたのは、彼らが目指した方向がひとつだったからだろう
「どーせだったら、楽しいことやろーぜ」

真剣に議論し、真面目に考え、その先が「楽しいこと」なんて、すごい
彼らの作る未来はきっと明るい
楽しみだ






2013年12月19日 (木)

佐藤克郎先生よりメッセージが届いています!

みなさんこんにちはvirgo
先日佐藤ゼミのクリスマスの模様をお伝えしましたが、
そのゼミの担当の佐藤克郎先生から学会レポートが届きましたsign01
佐藤克郎先生は耳鼻咽喉科の医師で耳鼻咽喉科学、
呼吸器系構造・機能・病態、聴覚系構造・機能・病態等の科目を担当されていますear
佐藤先生の紹介はこちら

ゼミの卒業研究を耳鼻咽喉科の学会で発表してきました。

言語聴覚学科では3年生の後半から4年生にかけて「卒業研究ゼミ」を行っており、

ゼミのメンバーと担当教員で相談しながら各自が自分で考えた研究をして卒業論文にまとめます。


 私は耳鼻咽喉科医なので「日本耳鼻咽喉科学会」という学会に所属していますが、
先日新潟市で行われた「第77回日本耳鼻咽喉科学会新潟県地方部会」で今年の
4年生の卒業研究の結果についてゼミを代表して発表してきました。

発表の内容は「文章を読む時の声の大きさ・声の高さ・読む時間が、雑音によって
どう変化するか」を同級生と下級生に協力してもらって調べたものです。

 耳鼻咽喉科の先生方にとっては、医学部には「卒業論文」というものがないため
「大学生が自分で計画を立てて協力し合いながら研究をする」ということがかなり新鮮
だったらしく、たいへん好評でした。

 今回の学会にはゼミの4年生3人と3年生5人も参加して勉強してきました。
中年以降の男性の参加者が多い学会に今回初めて女子大生8人が登場したことは
相当インパクトのある出来事だったようであり、皆さんの注目を集めました。
 
 ゼミ生の皆も耳鼻咽喉科の第一線の臨床的な話題にたくさん触れることができ、
大いに刺激になったようです。学術講演会後に耳鼻咽喉科の忘年会があったのですが、
その際に多くの先生方から「新潟医療福祉大学では面白いことをやっているね」とのお褒め
の言葉をいただき、ゼミ生の皆と学術講演会に参加した甲斐があったと思っています。



今後も学内での勉強以外にも学外での学習活動の機会をみつけて実践したいものです。

2013年12月16日 (月)

佐藤ゼミクリスマス会の模様

こんにちはvirgo

まもなくクリスマスですねbell
佐藤ゼミでは一足早くクリスマス会を行っていましたnote

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研究室がクリスマス飾りで彩られていましたcrown

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ケーキは手作りだそうですsign01具だくさんですねhappy01
乙女もcakeごちそうになっちゃいましたdeliciousheart01
ごちそうさまでしたrestaurant

Pc090263今年も皆さんが楽しいクリスマスが過ごせますようにconfident

shineshineshinebellメリークリスマスbellshineshineshineshine

2013年12月13日 (金)

医療とは

先日のブログでふれた1年生の倫理関係の講義
この講義では、毎回、講義の最後に感想文を提出することが義務付けられている
同じテーマを2クール行うので、
私が後期に担当する学生数はゆうに300名を超える
1クールに6テーマ × 2クール ×300名   =3600枚 
の感想文に目を通すわけだから、当然、その中から名言もうまれる

「医療で全ての病気は治せないし、
死なない人間をつくることもできない
私たちは医療に対して、何を求めているのだろうか」

私は、この学生の感想を前に、言葉を失った
私は教員としても、臨床家としても、この問いへの答えをもたない
このなさけない現実に泣きそうになった

以後、折にふれ、この学生の言葉を心の中で反芻する
そして、いつになっても何一つ答えることができない自分の愚かさに愕然とする

この学生からのことばは、医療技術職のわれわれに対してのことばとして、そのまま反転して読み替えることができる

「我々は全ての病気は治せないし、
死なない人間をつくることもできない
社会は我々に何を求めているのだろうか」   と

この名言を書いてくれた彼は、どんな医療技術者になるのだろう
この疑問を「問う立場」から、いつか、「問われる立場」になったとき、
彼はいったい何を語るのだろう

大人になった彼に会ってみたい
18歳にしてこの感性だ
きっと、彼は、この問いに答えられる立派な人間に成長するに違いない

そして、医療技術に携わるすべての者は
この問いをいついかなるときも忘れずに進み続けなければならないのだ、と改めて思う



 

2013年12月10日 (火)

島根に出張してきました②

こんにちはvirgo
出張編その②をお送りします。

島根で行われた学会は『第37回日本高次脳機能障害学会』という学会ですbleah
主に言語聴覚士の方たちや作業療法士の方たちなどが日ごろの研究や臨床の様子を
発表する場となっていて年1回行われますconfident

今年の会場は松江でした。
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松江はまだまだ紅葉が美しいですねmaple(後ろは松江城が写っています)

学会では,卒業生で言語聴覚士として働いている方も
発表されていました。

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皆さんも今後是非学会に参加してみてくださいねsign01

2013年12月 6日 (金)

講義中の態度は如何にあるべきか

学生との話し合いの中で、なるほどな、と思うことがあった

効果的なプレゼンテーションの仕方についてみんなで考えているとき、
ある学生が「講義中に寝る学生の心理・行動パターン」について語りだした

その分析は的確かつ論理的
その口調は穏やかで冷静
私もえらそーに「コーギは聞いている人のためにあるものだからね」とかなんとか言ってはみたものの、心の中で感服した

教壇に立つと、学生のことが驚くほどよく見渡せる

講義中に寝ている学生を冷やかにみつめている学生の目がある
講義開始時間が来てもおしゃべりを止めない子たちを、一瞬にして静かにすることができる力をもった学生がいる
そういう学生に触れるたび、大学の講義はまだまだ学ぶ者たちのために保障されている場なのだと救われた気持ちになる

なぜそう思うか
それは私自身が、かつて、ほぼすべての講義で突っ伏して寝ていた張本人だったからだ
しかも、先生の死角になる1番前をわざわざ選んで、堂々と

教壇に立つ側になった今ならわかる
当時の私は、先生に「みのがされていた」わけではない
「見捨てられていた」のだ

一方、そんな私を見捨てずに、「冷たい視線」でみてくれていた友人の目があった
そんな私に容赦ない厳しいことばを投げつける友人がいてくれた

彼らのおかげで、今の私は脱落することなくここにいる

私に学ぶことの大切さを教えてくれたのは、
学ぶことの大切さにいち早く気づき、
講義を大切にしなければならないことにいち早く気づいていた友人たちだった

今の私は、もしかしたら、「大学の研究室」という場で、
当時の友人たちのように学ぶ意欲のある前向きな学生との楽しい議論の時間を通して、
かつて私が手に入れることができなかったかけがえのない時間を、
今の学生たちとともにやりなおしているのかもしれない

2013年12月 5日 (木)

島根に出張してきました①

こんにちはvirgo
先日島根県で行われた学会へ出張してきましたairplane

さて,島根といえば出雲大社が有名ですねmaple

Photo

5月に式年遷宮が行われた縁結びの神様ですsign05
縁結びとは違いますが,日本有数の神様なので
受験生の国試合格を祈願して絵馬を奉納してきましたよhappy01

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全員無事に合格できるといいですねsign01

2013年12月 3日 (火)

入学試験で考える人生の節目

こんにちはvirgo
吉岡先生から再びメッセージが届きましたnote

 本学ではAO入試に始まり一般入試後期まで多様な入試が続いています。
これは4月から始まる新しい生活へのステップといえます。

 アメリカでは9月が新年度ですが、日本では3月から4月が人生の節目となり、
この時期に多くの別れと出会いが交錯することになります。

 卒業に伴う別れは学校生活で苦しかったこと、つらかったこと、これらすべてを
ともに引き受けた(経験した)仲間がいるからこその気持ちでしょう。

 苦しいとか悲しいといった気持ちを引き受けた人だけが、新しい生活への希望や
喜びを得ることができるのだと思います。

 また、別れが寂しいというのは人の本質を反映しているような気がします。
それは「人は変化を好まない」ということです。
現状が続いていくことに問題がなければ、ずっとそのままでいたいと思うの
が人間なのです。

 一方、新しい出会いは我々に緊張感を呼び起こします。

 相手はどんな人だろうか、上手く話が合うだろうか、などと会う前から緊張
することになります。新しい出会いが上手くいけば「ここに来てよかった」とい
うことになるし、上手くいかなければ「あの頃はよかった」ということになります。

 しかし、このような新しい出会いはすべて相手だけの問題なのでしょうか。

最近読んだ『先生はえらい』(内田樹著)という本には、「「良い先生」というのは
「あなた」一人にとっての「良い先生」であって、万人にとって「良い先生」ではあ
りません。ですから、良い先生に巡り会ったことには「あなた」のものの考え方な
ども関係しているのです。」

 ですから、あの頃はよかったと嘆くよりも、もっと良い出会いがあるように努力を
すべきなのかもしれませんね。

 新しい出会いのキーパーソンはあなた自身です。

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