専門的なお話し Feed

2019年1月21日 (月)

私立大学研究ブランディング事業 「リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による先端研究拠点」

 

「私立大学研究ブランディング事業」とは、学長のリーダーシップの下、優先課題として全学的な独自色を大きく打ち出す研究に取り組む私立大学等に対し、経常費・設備費・施設費を一体として重点的に支援する研究助成事業です。

 

本学は、平成29年度~33年度の5年間、「リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による先端研究拠点」の設立を目標に研究を推進することで、大学のブランド化を目指しています。

 


このプロジェクトは、リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による“アジアに秀でる先端的研究拠点”を形成し、優れたQOLサポーターを育成・輩出するとともに、地域住民からアスリートまで全ての人が健康でスポーツを楽しみ、幸せな生涯を過ごす新潟県(Sports & Health for All in Niigata)を創出するためのプロジェクトです。

 

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具体的には、①リハビリテーション科学とスポーツ科学に関する基礎的研究で得られた知見を、②アスリート育成やスポーツ傷害の予防に関する実践的研究や実際の人材育成に応用することで、③子ども、高齢者および障がい者を含むすべての人が安全で楽しいスポーツライフを送れるよう、支援していきます。

 

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「リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による先端研究拠点」特設サイト

https://www.nuhw.ac.jp/shain/

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

2019年1月15日 (火)

2018年度 合同卒業論文発表会

 

 

卒論の提出後の昨年12月下旬に、越中敬一先生、池田祐介先生、山代幸哉先生、市川浩先生のゼミで合同卒業論文発表会を行いました。

 

 

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会場の様子

 

 

会に先立ち、市川先生と池田先生からお言葉を頂きました。

 

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市川浩先生

プロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ichikawa.html

 

 

 

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池田祐介先生

プロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ikeda.html

 

 

 

先生方のあいさつの後、学生に司会進行がバトンタッチされました。

 

 

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ここでは、発表会の一部を紹介します。

 

 

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高山雅弘君(池田ゼミ)

題目:陸上長距離における有酸素能力とスプリント能力の関係

 

 

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新澤梨乃さん(山代ゼミ)

題目:KTテープがスプリントおよび立ち幅跳びのパフォーマンスに及ぼす影響

 

 

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古閑歩実さん(越中ゼミ)

題目:卵蛋白質摂取による骨格筋のインスリン作用と肝臓の中性脂肪への影響

 

 

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福島匠佑君(市川ゼミ)

題目:大学陸上競技選手を対象とした試合期の足部形状の変化

 

 

 

フロアの学生や先生からも質問が出ました。

 

 

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そして、今年度の発表会では、横川康佑君が最優秀賞(越中ゼミ)、若澤新也君(山代ゼミ)と菊地健太君(池田ゼミ)が優秀賞を受賞しました。

 

 

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横川康佑君

題目:β-HMBが骨格筋に対して直接的に抗萎縮作用を惹起しているか?

 

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若澤新也君

題目:大腰筋トレーニングが陸上競技長距離走のパフォーマンスに及ぼす影響

 

 

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菊地健太君

題目:ドルフィンキックと陸上での模擬動作のうねりの関係

 

 

全体での発表会後に、3人は越中先生から表彰状をもらいました。

 

 

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左から若澤君、横川君、菊地君

 

 

 

最後に、ゼミごとで集合写真を撮りました。

ただ、市川ゼミは解散が早くて撮りそびれました・・・。

 

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越中ゼミ

 

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池田ゼミ

 

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山代ゼミ

山代先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yamashiro.html

 

 

 

一日がかりで行われた合同での卒業論文発表会は、とても有意義な時間となりました。

 

 

学生にとって、多くの人の前でマイクを持って発表をする機会はそう多くはありません。

このような機会に、自身の研究を堂々と発表し、質問に丁寧に受け答えをしていた姿は立派でした。

 

卒業研究を始めてから、その成果を発表するまでの過程は社会に出てからもきっと役立つはずです。

 

卒業後、何かの問題に出くわした際には、ぜひ、卒論発表会までの一連の過程を思い出し、どのように問題を解決してきたのかを振り返ってみてください。

 

また、今回発表した学生の中には大学院に進学する学生も多数います。

大学院では、卒業論文よりももっと細かく、そして丁寧に研究を進めて修士論文を書き上げることになります。

あと2年もの間、「研究」に時間を費やせる喜びを感じて、修士論文へと取り組んでもらいたいと思います。

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

2018年12月21日 (金)

日本トレーニング学会での口頭発表 ~3年生 渡邊希有君~

 

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健康スポーツ学科3年、池田ゼミの渡邊希有です。

この度、東海学園大学三好キャンパスにて開催されました日本トレーニング科学会大会において、男女バスケットボール選手を対象としたサイドステップのスピード改善の可能性について1分間のミニオーラル発表、及びポスター発表をさせていただきました。

 

初めての学会発表であり、大勢の方の前での1分間の口頭発表ではとても緊張しましたが、その後のポスター発表では多くの参加者の方からコメントを頂き、今後のトレーナー活動や卒業論文の執筆に向けて多くの刺激を受けました。大会1日目には学会主催の懇親会があり、筑波大学の大学院生や国立スポーツ科学センターの先生方と話をすることができました。夜には、池田先生と日本体育大学、福井工業大学の先生方との食事会にも参加させて頂き、自分の将来の夢を実現させるためにやるべきことがみえ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。

 今回の学会発表の経験を活かして、大学での勉強、クラブ活動を頑張っていきたいと思います。

 

発表内容は下記の通りです。

 

【タイトル】

大学生男女バスケットボール選手における反応を伴うサイドステップの所要時間と身体能力の関係

 

【目的】

 バスケットボール競技におけるスライドステップの所要時間と下肢の筋力、跳躍能力及びスプリント能力などの身体能力との関係に着目し、バスケットボール選手の体力トレーニングの指導に役立つ知見を得ることを目的とした。

 

【方法】

 サイドステップ、指示あり後方サイドステップ、サークルディフェンス、単純反応時間、BIODEXを用いた膝の等速性屈曲・伸展筋力、反復横跳び、垂直跳び、立ち幅跳び、負荷ジャンプ、連続リバウンドジャンプ、20mスプリントタイムの測定を行い、各項目間の相関関係を調べた。

 

 

【結果・考察】

男子選手においてはサイドステップとサークルディフェンスとの間に有意な相関関係はみられなかったが、20mダッシュにおいて有意な相関関係がみられた。

女子選手においてはサイドステップとサークルディフェンス、20mダッシュ、垂直跳び跳躍高、反復横跳び、膝屈曲最大トルクとの間に有意な相関関係がみられた。

 

【結論】

 大学生男女バスケットボール選手において、サイドステップのスピードと体力要素との関係は異なることから、男女で異なる体力トレーニングを行う必要があると考えられる。

ポスター発表

 

 

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渡邊希有君(3年生)

 

 

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1分間口頭発表の様子

 

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渡邊君は強化クラブの男子バスケットボール部に所属しながら、アスレティックトレーナーの資格取得を目指しています。

また、池田祐介先生のゼミに所属し、トレーニングに関して深く学び、少しずつ「研究」のノウハウも学んでいます。

 

部活、アスレティックトレーナー取得、研究能力の習得、彼はいわば三足のわらじを履いて、日々奮闘しています。

 

目指すは、アスレティックトレーナーではなく、「研究能力も備えたより優れたアスレティックトレーナー」なのでしょう。

だから、彼は大学院への進学も目指し、日々学問に励んでいるのです。

 

 

指導教員の池田先生はトレーニング科学、バイオメカニクスを専門としています。

本学の水泳部と陸上部のストレングスコーチとしても活躍し、選手のパフォーマンス向上に貢献しています。

水泳部と陸上部の躍進を裏で支えているんです。

 

現場と理論の懸け橋として活躍している池田先生のもと、学問に励むことができるのはとても有意義なことです。

 

「パフォーマンス向上のためにはどんなトレーニングが必要なのか?」、競技スポーツを行っている人はみな、疑問に思うはずです。

池田先生に聞くことで、そんな疑問を解決してくれるかもしれませんね。

その際には「真摯な態度」で相談することで、池田先生だけではなく、学科の先生は真剣に相談にのってくれるはずです。

 

 

健康スポーツ学科には3年生で学会発表を行う知的好奇心にあふれた学生もいます。

大学という「学びの場」を最大限に生かし、成長してくれることを願うばかりです。

もちろん、学科の教員は全力で「そのための」サポートをします!!

 

 

 

池田祐介先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ikeda.html

 

 

健康スポーツ学科 ゼミ紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/seminar.html

 

 

いきいき放送局 アスレティックトレーナーってどんな職業なのか?

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/618-6fd2.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年12月18日 (火)

2018年度 卒業論文 提出

 

 

先週末、今年度の卒業論文の提出日でした。

 

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上段左から長谷川さん、高橋さん、下段左から西島君、高野さん、鈴木君

いずれも佐近慎平先生のゼミ生

佐近慎平先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sakon.html

 

 

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左から西山君、皆川さん、江黒さん

いずれも佐藤大輔先生のゼミ生

佐藤大輔先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_d.html

 

 

 

大学によってまちまちですが、健康スポーツ学科では卒業論文を書くことになっています。

 

卒業論文とは、大学での学びの集大成といっていいでしょう。

 

大学に入学してから、学生はそれぞれの興味関心にもとづいて、さまざまな学問を学んでいきます。

 

3年生になった際には「専門ゼミ」に所属することになります。

このゼミの中で、学生は専門性をより深めていきます。

 

そして、それぞれの問題意識を出発点として、その問題を改善あるいは解決するために実験したり、調査したり、文献を深く読み込んだりして、結論を導き出します。

この一連の流れが、いわば「卒業研究」ということができます。

 

たとえば、

「子どもに投げる動作を教える場合、どんな方法が有効なのかな?」

といった問題意識をもつとします。

 

この問題を改善あるいは解決するために、子ども5人に対して方法Aを用いて指導し、別の子ども5人に対して方法Bを用いて指導してみます。

 

評価の観点として「飛距離」、つまり「どこまで遠くにボールを投げられたのか」を設定します。

 

方法Aを用いて指導された子ども達の平均飛距離は○○m、方法Bを用いて指導された子ども達の平均飛距離は△△m、これらを比較すると方法Aを用いて指導された子ども達の平均飛距離の方が長い、つまり遠くまでボールを投げることができたとします。

 

そうすると、「子どもに投げる動作を教える場合、方法Aが有効である可能性が考えられる」、という結論にいたります。

 

大雑把ではありますが、なんとなぁ~く、卒業研究というものをわかってもらえたでしょうか?

 

4年生のみなさん、卒業研究、お疲れ様でした。

それぞれ苦労もあったと思います。

 

大学院へ進学する人にとっては、あと2年間、これまでよりも少し深い学びを経験し、修士論文を仕上げることになります。

 

しかし、多くの人にとって「論文」を書くことは、卒業論文が最初で最後なのではないでしょうか?

 

卒論によってはそれ自体がより高い価値をもつこともありますが、学生のみなさんにとっては、それを完成させる過程が大学卒業後にも生きる「価値ある経験」となります。

 

卒業してから問題に直面した際には、ぜひ卒論完成までの道のりを少し振り返って、どのように問題を乗り越えて来たのかを考えてもらえたらいいのではないでしょうか。

 

4年生にとっては、大学生活も残りわずかとなってきました。

「貴重な学生としての時間」を、ぜひ有効に活用してください。

 

1年生から3年生のみなさん、今度は君たちの番です。

それぞれが大学で、「何をしたいのか」「どんなことを知りたいのか」「自分の興味関心はどんなことなのか」といったことを少しずつより深く考えてみてはどうでしょうか?

 

 

 

健康スポーツ学科 ゼミ紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/seminar.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年12月14日 (金)

11月研究セミナー2 「『比較教育研究』の具体例とは?」 ~吉田重和先生~

 

おととい、杉崎弘周先生の研究セミナーでの発表をお伝えしました。

今日は、同日発表した吉田重和先生の発表をお伝えします。

 

 

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こんにちは。健康スポーツ学科の吉田です。

 

11月に開催された研究セミナーにおいて、以下の内容の発表をしました。

タイトルは「比較教育研究の一事例:共同研究、オランダ、教育行政制度」です。

 

【発表要旨】

比較教育研究の進め方には、大別して、二つのベクトルがある。

差異化に焦点を当てる個人(個別)研究と、一般化を追求する共同研究である。

後者の事例として、現在、オランダの教育行政職員の研修に関する調査を行っている。

調査の結果、以下の点が明らかになっている。

・オランダの教育行政制度は、公費助成の在り方を中心に特徴的である

・オランダには教育監査局があり、教育監査(学校評価)が定期的に実施されている

・オランダでは、教育監査により、学校や教員に対する指導・支援がなされている

・教育監査局以外にも、学校や教員を支援する機関がオランダには多数存在している

・日本の教育委員会が担っている機能の一部を、オランダでは教育監査局が担っている

・オランダでは、教育監査を実施する監査官に関する細かい採用・職務規定が存在する

 

発表後の質疑では、フロアの先生方から鋭いご質問や示唆に富むご意見をいただきました。

いただいたご質問やご意見を踏まえ、引き続き研究に取り組んでいきたいと思います。

 

 

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発表の様子

 

 

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吉田重和先生

 

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吉田先生の発表の後、吉田先生と同様に教育を専門とする小野先生からも質問がありました。

 

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小野まどか先生

 

 

また、スポーツ経営学を専門とする学科長の西原康行先生からも質問がありました。

 

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写真右下:西原康行先生

 

 

健康スポーツ学科には他分野の教員が在籍しています。

「健康」「スポーツ」「教育」をキーワードに、それぞれの専門家が在籍しているのです。

 

このような研究セミナーを機に、教員同士、お互いの研究について理解を深めたり、知識を増やしたりしているのです。

 

学生は、教員のこのような様子をなかなか目にすることはないと思いますが、教員も日々学んでいるんですよ!

 

なぜなら、学びには終わりがないからです。

 

 

 

吉田重和先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshida.html

 

 

小野まどか先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ono.html

 

 

西原康行先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nishihara.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

健康スポーツ学科 業績

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/achievement.html

 

2018年12月12日 (水)

11月の研究セミナー1 ~杉崎弘周先生~

 

 

11月のとある日に健康スポーツ学科の研究セミナーが開催されました。

 

この日、杉崎弘周先生と吉田重和先生がご自身の研究について発表しました。

まずは杉崎先生の研究発表を紹介します。

 

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【タイトル】

近親者にがん患者のいる児童生徒のがんについての意識

 

【緒言】

1981年からがんは日本での死因1位である。テレビやインターネットなどのメディアを通して、がんである有名人が身近なものとなっている。日本人の高齢化に伴い、親や親戚といった近親者にがん患者のいる児童生徒も増加すると考えられる。

 

【目的】

がん教育を行う際の児童生徒への配慮等について検討する際の基礎資料を得るため、近親者にがんのいる児童生徒のがんについての意識の特徴を明らかにすることを目的とした。

 

【方法】

児童生徒による自記式の全国横断調査を実施した。9139の調査用紙が回収され、性別や理解の質問が欠損したものを除外した後、小学生2135、中学生2902、高校生3664の合計8701の児童生徒を分析対象とした。

 

【結果】

近親者にがん患者がいるのは回答した児童生徒の約30%と推計された。加えて、近親者にがん患者がいることとがんについての意識には有意な関連があった。

  

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杉崎弘周先生

 

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この日、司会を務めたのは佐藤晶子先生でした。

  

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佐藤晶子先生 

 

 

杉崎弘周先生の発表の後に、質疑応答が行われました。

 

 

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質問に答えています

 

 

 

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写真手前:市川浩先生

 

 

 

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写真手前:吉松梓先生

 

 

 

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会場の様子1

 

 

 

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会場の様子2

 

 

 

あさっては、吉田先生の研究を紹介しますね!

お楽しみに☆

 

 

 

 

杉崎弘周先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sugisaki.html

 

佐藤晶子先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_a.html

 

 

市川浩先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/ichikawa.html

 

 

吉松梓先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshimatsu.html

 

 

健康スポーツ学科の教員紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

 

2018年12月 5日 (水)

卒業論文完成に向けたゼミでの中間発表会

 

 

先日、山代幸哉先生のゼミで卒業論文の中間発表会が開催されました。

 

 

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山代幸哉先生

 

 

 

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この日に発表を行ったのは、若澤君、椎谷さん、永山君、新澤さん、庭野君の5人です(いずれも健康スポーツ学科4年生)。

 

 

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若澤君

「大腰筋トレーニングが陸上競技長距離走者のパフォーマンスに及ぼす影響」

 

 

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椎谷さん

「200mのレースペースとそれに付随する350mのパフォーマンスと乳酸の関係について」

 

 

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永山君

「ゴールキーパーがペナルティキックを止めるための心理的戦略~心理的誘導実験~」

 

 

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新澤さん

「KTテープがスプリントおよびパワー系パフォーマンスに及ぼす影響」

 

 

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庭野君

「400mと400mHの区間速度の違いとトータルタイムの関係性について」

 

 

4年生は、これから卒業論文の完成に向けて追い込みをかけていきます。

卒業論文の完成は大学生活の集大成ともいえます。

それぞれが、「自分なりに」より良い卒業論文となるように努めてもらいたいです。

 

 

 

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山代ゼミ

 

 

 

山代幸哉先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yamashiro.html

 

 

健康スポーツ学科 ゼミ紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/seminar.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年11月21日 (水)

山代幸哉先生の論文が国際誌に掲載されました!!

 

 

なんと!

山代幸哉先生の研究論文が国際誌に掲載されました!!!

 

だから、論文は英語で書かれています。

 

「論文って何?」って思う人もいるでしょう。

論文とは、簡単にいえば、「研究の成果」です。

 

実験や調査、理論的考察(論理的に考えること)などを通して、今までわからなかったことを発見する、解き明かす、新たな考え(理論、思想など)を呈示するといったことが、研究です。

 

つまり、今回、山代先生は「あること」を解き明かすことができたのです!!

 

ちなみに、論文が掲載されるまでの大まかな流れは以下になります。

 

論文の執筆 → 学術誌へ投稿 → 審査(論文の妥当性などの検証)

→ 審査結果の通知 → ①掲載可となれば学術誌へ掲載決定!!

          → ②修正の指示があれば修正

→ 再審査 → 再審査の結果の通知 → ① or ②へ

          → ③掲載不可(研究に問題あり)

 

 

海外の学術誌に投稿したので、山代先生は論文が掲載されるまでに海外の人と英語でやりとりをしていました。

 

 

山代先生が解き明かした「あること」は以下に「日本語で」書かれているのでぜひ読んでみてください。

もしわからなければ、ぜひ山代先生を訪ねて「直接」話を聞いてみてください!!

 

と、その前に、山代先生のコメントを載せますね!

 

 

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みなさんこんにちは。

今回の論文はこれまでで一番苦労しました(笑)

そのため喜びは大きいものでした。

最初に学会誌に投稿したのが2017年の8月、

そして4回も審査員とやりとりをし2018年の11月に論文が採択されました。

 

私は研究」と「コーチング」の合わせ技で「世界一」を目指しています。

それぞれの道では世界一は無理だと認識しています。

 

でも、世界的に見ても2つのことを世界レベルで両立できている人はあまりいません。

論文と日本代表をコンスタントに輩出できるようにこれからも修行に励みます。

 

先日、1年生対象の「コーチング論』という授業の中で、研究やコーチングについて話をしました。

興味を持ってくれた学生はぜひ研究室に遊びにきてくださいね。

  

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山代幸哉先生@J604

 

 

 

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山代先生の研究室①

 

 

 

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山代先生の研究室②

 

 

 

 

ここからは研究論文の紹介です。

 

ヒトの刺激変化の「認知」は二次体性感覚野が担っている!

 

【研究概要】

ヒトの生存にとって身の回りに起こる「刺激変化」をいち早く捉えることは非常に重要です。

本研究では、ヒトの変化認知に関わる脳活動が刺激からどのくらいの時間帯で起こるのかについて点字様の刺激を使って検討しました。

その結果、ヒトの変化認知は刺激から約100ミリ秒で成立し、その脳活動は二次体性感覚野(S2)が担っていることを明らかにしました。

 

【研究者のコメント】

本研究は、体性感覚領域に起こる変化を認知した際の脳活動について「刺激変化前の長さ」をコントロールすることで検証しています。

その結果、刺激変化前の長さに関わらず一次体性感覚野(S1)の活動は同様に起こり、二次体性感覚野の活動のみ刺激変化前の長さに依存して大きくなることがわかりました。

この手法を用いることで、将来的には運動学習などに関与する体性感覚の記憶機能などを評価できると考えています。

 

【研究のポイント】

①一次体性感覚野(S1)の脳活動は、刺激変化前の長さが0.5秒から3秒に変化しても一定である。

②二次体性感覚野(S2)の脳活動は、刺激変化前の長さが長くなるについて大きくなる。

③二次体性感覚野の脳活動は体性感覚記憶を含む脳活動である。

http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/181113.pdf (21.2KB)

 

【原論文情報】

Koya Yamashiro, Daisuke Sato, Hideaki Onishi, Kazuhiro Sugawara, Naofumi Otsuru, Hikari Kirimoto, Sho Nakazawa, Yudai Yamazaki, Hiroshi Shirozu and Atsuo Maruyama

Change-driven M100 component in the bilateral secondary somatosensory cortex: a magnetoencephalographic study(in press)

 

 

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山代幸哉先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yamashiro.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

2018年11月16日 (金)

国際学会での発表!! ~ おまけ ~

 

 

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学会会場

 

 

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ポスター発表の会場

 

 

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プールサイドでのセッション

 

 

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ランチの様子

 

 

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夜に行われたパーティーの様子

 

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

新潟医療福祉大学水泳部ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/swim/

 

 

新潟医療福祉大学水泳部(強化クラブ特集)

https://www.nuhw.ac.jp/sport/swimming/

 

 

 

 

2018年11月14日 (水)

国際学会での発表!! ~奈良梨央先生の巻~

 

 

連載企画の最終日にトリを務めるのは奈良梨央先生です!!

 

 

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写真右:奈良梨央先生、写真左:安井俊太君(2017年度:健康スポーツ学分野修了)

 

 

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私は、The 13th International Symposium on Biomechanics and Medicine in Swimming 2018という水泳の国際学会でポスター発表をしました。

 

タイトルは「The optimal timing of knee extension in backstroke start」で、ポスターセッションの前にはMini Oral Presentationsとして、2分間口頭で発表をしました。

 

 

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私は新潟医療福祉大学の水泳部でコーチとして携わっているため、現場で感じた疑問について、研究を通して明らかにしたいと考えています。

私自身、この大学の水泳部出身で、大学4年生まで選手を続けてきました。

水泳では速くなるために、練習のみならず頭を使って考えることも大切だと感じたことから、水泳の研究を進めています。

 

 

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今回学会で発表した内容は、「背泳ぎのスタートに着目をし、パフォーマンスを高めるにはどのようなスタートをしたらいいのか」という疑問から始まりました。

 

これまでに、私たちが取り組んできた研究では、膝関節伸展し始めた際、股関節角度が大きい人ほどより高いパフォーマンス(ここでは、5m通過時間)を発揮することができているということを明らかにしてきました。

 

そこで、今回の研究では、「高いパフォーマンスを発揮するためには、各選手で膝関節の伸展には適切なタイミングが存在するのでは?」という仮説のもと、適切な膝関節伸展のタイミングが存在するかどうか評価することを目的としました。

 

結果として、各選手によって適切な膝関節伸展のタイミングは異なるものの、適切なタイミングが存在することが示されました。

 

しかし、まだこの研究には不足している情報があるので、これからも1つずつ解明できるように取り組んでいきたいと思います。

 

 

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写真前列左から

奈良梨央先生、野村武男先生(筑波大学名誉教授)、下山好充先生、安井俊太君

写真後列左から

佐藤大輔先生、下門洋文先生、市川浩先生

 

 

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奈良先生は水泳のコーチングに関する研究を行っています。

水泳のコーチとしても日々奮闘しています。

現役時代には、背泳ぎで国体4位の成績を収めるほどの実力者です!!

また、健康スポーツ学科のなかでは水辺実習の補助なども行っています。

 

2018年度水辺実習の様子①

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/07/part1-1cbe.html

2018年度水辺実習の様子②

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/07/part2-e776.html

 

 

 

奈良先生は、コーチング現場で日々、「どうすれば速く泳げるのか?」「どうすれば勝てるのか?」といったことを「追究」しています。

 

研究によっては実験室で行われる研究もありますが、奈良先生の研究では「現場」が極めて重要になります。

水泳の指導現場をより良くするために、常に現場に身を置き、現場から問題点を見つけ出し、それを改善・解決するための方策を考えています。

 

新潟医療福祉大学水泳部は、下山好充先生を筆頭に、馬場先生、奈良先生の指導力によって全国に名を馳せるほどに飛躍しましたが、各先生のたゆまぬ努力の成果だといえます。

 

 

今後も、新潟医療福祉大学水泳部の各先生は「コーチング」と「研究」の両輪を回していくことでしょう。

それらを回し続ける限り、本学の水泳部はさらに飛躍することでしょう。

 

 

泳ぎ方のこと、水泳の指導法など、どんな小さな疑問にでも、奈良先生は優しく答えてくれるはずですよ!!

 

 

 

 

奈良梨央先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nara.html

 

 

新潟医療福祉大学水泳部ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/swim/

 

 

新潟医療福祉大学水泳部(強化クラブ特集)

https://www.nuhw.ac.jp/sport/swimming/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/