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2019年8月23日 (金)

実習前教育2019

こんにちは。

STkouhouです。

 

本学科では3年生の秋に、3週間の学外実習を行います。

本学科の学外実習の詳細はこちら

 

先日、実習施設の配属先が発表されました!

そして今週は毎日、各教員による実習前の事前教育講義が開講されました。

講義の内容は、専門科目の復習や、感染などのリスク管理、症例報告書の書き方など様々ですが、どれも実習で即役に立つ内容ばかりです。

 

最終日の本日は、トランスファーの実技講習がありました。

トランスファーとは、患者さんがベッドから車いす、あるいは車いすからベッドへ乗り移る際の介助のことを指します。

 

以前は看護師さんや看護助手さんがトランスファーを行ったり、

リハビリ室までの送迎を行ったりすることが多かったのですが、

最近は理学療法士、作業療法士だけでなく、

言語聴覚士もトランスファーを実施します!

 

本日の講師は、大学の系列施設である新潟リハビリテーション病院の

理学療法士、髙野義隆先生です。

 

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最初は簡単なエクササイズで体をほぐします。 

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次に、人間が寝た状態からどのように起き上がっているのか、

そしてどのように立ち上がるのか、

同級生の体を通して観察しました。

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学生の皆さんのように若ければ真っすぐ起きられますが、

実習で出会う高齢者の方や麻痺のある方は、そうはいきません。

先生は適切な介助のコツについて、

科学的な根拠を交えて説明してくださいました。

 

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先生のお手本を見た後、いよいよ実技練習開始です!

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セラピストと患者さんとの間に体格差があると、

トランスファーはちょっと大変です。

先生からは、患者さんの力を活用することがポイントとの指導を受けました。

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うまくできたかな?

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今日の講義でトランスファーを完全にマスターするのは難しいですが、

移乗の際に患者さんの体がどのように動くのかは、

少しつかめたようです。介助の基本ですね!

 

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トランスファーをすると、

その分リハビリ室での訓練時間が短くなりますが、

一方で、病室とリハビリ室の往復の間や病室での観察から、

リハビリ室では気が付かなかった症状に気づかされることがあったり、

他の医療スタッフとの関わりから、

患者さんのコミュニケーション能力がどの程度回復してきたかをみることもできる、

メリットがあります。

 

これから始まる臨床では安全第一に、

少しずつトランスファーの技術を磨いていってください!

 

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