2018年10月23日 (火)

NUHW WBC CUP 3×3

 

 

皆さんこんにちは!

 

NUHW WBC GRIFFINS WBCの石高清楓(健康スポーツ学科3年)です。

 

まず知らない方が多いと思いますので説明から…

 

NUHW WBC GRIFFINS WBCは本学の車いすバスケットボールサークルです。

 

新潟医療福祉大学初のパラスポーツサークルになります。

 

車いすバスケットボールはカレッジスポーツであることから大学から始める方が多くいます。

 

私自身も今年度から本格的に練習を始めました。

 

半年が経過しましたが、始めた当初と比べると自分でも驚くほど上達しました。

 

現在13人が所属し、第一体育館で毎週金曜日の昼休みに活動を行っています。

 

また、新潟県を代表するチームとの練習を行う機会もあります。

 

簡単ですが分かっていただけたでしょうか?

 

それでは本題に入っていきます!

 

10/7に開催されました伍桃祭のプログラムとして、「NUHW WBC CUP 3×3

大会が開催されました。

 

大会は、新潟医療福祉大学健康スポーツ学科・義肢装具自立支援学科、NUHW GRIFFINS WBC、アスレチックトレーナー部、空飛ぶ車いすサークル、ダンスサークルRISE、新潟医療福祉大学男女バスケットボール部の学生組織が連携し行いました。

 

運営、競技・審判委員会は新潟WBC、新潟県バスケットボール協会審判委員会(車いすの部)のご助力を頂きました。

 

8チームのトーナメント方式で参加チームは以下の通りです。

・新潟WBC(障害のある者5名:車いすバスケ日本代表U23選手1名・候補生2名)

・新潟‘81(4名:障害のある者1名・障害のない者3名)

 

・車いすバスケサークルNUHW GRIFFINS WBCから3チーム(障害のない者13名)、

・理学療法学科(障害のない者5名)

・健康スポーツ学科・義肢装具自立支援学科合同チーム(5名)

・新潟医療福祉大学女バスケットボール部(障害のない者6名)

  

 

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NUHW WBC GRIFFINS WBC 大会ユニフォーム

 

実際に日本を代表するチームと試合を行い、技術や戦術に全く歯が立たず苦戦…

今まで簡単にできていた動作ができないというもどかしさを感じました。

3-0で敗戦し、試合直後はとても悔しさが込み上げてきました。

もっと上手くなりたい、トップレベルで戦えるようになりたいと強く感じました。

はっきりとした課題が見つかり、今後に繋がる貴重な試合となりました。

 

決勝戦では、トップレベルの試合が繰り広げられました。

車いすの「キュッ」という素早い動きからなる音がたくさん響き渡り、白熱した試合になりました。

正確なシュート率、洗練された技術や戦術などにただただ圧倒されました。

 

車いすバスケットボールにはいくつか戦術があります。

いくつか紹介していきます。

スクリーン…車いすの幅を利用することで「スクリーン」(壁)となり、味方の攻撃機会を作り出す

バックピック…相手選手を攻撃や守備に参加させないようにする

 

スクリーンの応用技として「ピック&ロール

車いすに乗った状態ではジャンプすることができませんが、障害の軽い選手が車いすの方輪を上げて高さを出す「ティルティング

 

上記のような技術や戦術が間近で多く見られ、その迫力にとても感動しました。

  

 

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決勝戦 新潟WBC(青) 対 新潟‘81(黄)

 

 

 

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NUHW WBC CUP(3×3) 試合結果

 

 

 

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優勝トロフィー

 

車いすバスケットボールを始めてから障害者スポーツについて深く考えるようになりました。

健常者と障害者が同じコートで戦うことのできる数少ないスポーツ。

最近では、健常者競技者が増加しています。

それが車いすバスケットボールの一つの魅力であると認知しています。

選手の障害に応じて持ち点を定める独特のルールはありますが、コートやボールはバスケットボールと同じです。

健常者も障害者も関係なく、同じ目標に向かいながら共に戦うことでひとつになる。

そして、勝敗に一喜一憂できる環境をこれからも大切にしていきたいと思っています。

障害者スポーツに関わる一員として、これから車いすバスケットボールの振興・普及を進めていきたいです。

 

 

 

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閉会式 全体写真

 

この大会の運営にあたり、沢山の方々にご協力を頂きました。

ありがとうございました。

大変貴重な経験をさせて頂き、大変嬉しく思っています。

更なる技術の習得に向けて、日々の練習に励んでいきたいと思います。

ご声援、ご指導の程宜しくお願い致します。

また、興味のある方がいましたら気軽に練習を見に来てください!

是非お待ちしています!

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

SHAINプロジェクト

https://www.nuhw.ac.jp/shain/

 

 

2018年10月22日 (月)

2018年度 健康スポーツ学分野(大学院) 修士論文中間発表会

 

 

2018年9月26日(水)に、健康スポーツ学分野長の佐藤大輔先生の挨拶から中間発表会が始まりました。

 

 

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健康スポーツ学分野分野長の佐藤大輔先生

 

 

 

 

まずは石田航君(修士課程2年)の研究発表が行われました。

タイトルは『VR技術による野球の選手及び指導者の状況認知』です。

 

 

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石田航君(修士課程2年)

 

 

 

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次に、本間翔太郎君(修士課程2年)の研究発表が行われました。

タイトルは『VR技術によるバスケットボール指導者の状況認知』です。

 

 

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本間翔太郎君(修士課程2年)

 

 

 

 

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続いて、中野沙紀さん(修士課程2年)が研究発表を行いました。

タイトルは『有酸素性運動が空間記憶トレーニングに及ぼす影響』です。

 

 

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中野沙紀さん(修士課程2年)

 

 

 

 

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最後に、佐々木悠介君(修士課程2年)が研究発表を行いました。

タイトルは『跳躍動作の筋シナジー抽出と技能評価への応用可能性』です。

 

 

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佐々木悠介君(修士課程2年)

 

 

 

 

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座長を務めたのは、西原康行先生(石田君と本間君の指導教員)と佐藤大輔先生(中野さんと佐々木君の指導教員)です。

 

 

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西原康行先生

 

 

 

 

 

健康スポーツ学科の先生方も、大学院生の発表を聞きました。

 

  

 

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石田君、本間君、中野さん、佐々木君、みんな緊張した面持ちでした。

 

緊張の中、各先生からの鋭い質問が投げかけられた際にはたじろぐ姿も見受けられました。

 

しかし、各先生の質問に対して堂々と受け答えをしていた姿は立派でした!!

 

 

研究は専門的に行われるため、その研究をしている人ならばわかることでも、それ以外の人はわからないことは多々あります。

 

だからこそ、研究の成果を他者に伝えるためには、専門的なことを、よりわかりやすく説明する必要があります。

 

ただ、これって意外に難しいんですよね。

 

 

 

4人とも、これから修士論文の完成に向けて突き進まなければなりません。

 

今日の発表会を機に、修士論文がより良いものとなることを願っています。

 

もちろん、指導教員を始め、学科の先生は大学院生もサポートします!!

 

 

 

・・・「研究」というと、何だか格式高いことのように思われますが、日常生活の中で小さな疑問をもち、それを改善、解決したいと思う人がいれば、ぜひ大学院に進学してください。

 

「どうしたら、もっとうまくボールを投げられるようになるの?」「どうしたら、より優れた教師になれるの?」「どんな運動が健康増進にはいいの?」といったような、ほんとに小さな疑問が研究の出発点になりますよ。

 

 

 

新潟医療福祉大学 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

西原康行先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nishihara.html

 

 

佐藤大輔先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_d.html

 

 

2018年10月19日 (金)

<2018にじっこサマーキャンプの報告>

 

 

健康スポーツ学科では、地域の子ども達を対象に様々な活動をしています。

今回は、今年度から新たにスタートした「にじっこサマーキャンプ」について、参加した学生スタッフからのレポートを紹介します。

 

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こんにちは、健康スポーツ学科3年の湊拓海です。

8月9〜10日に海辺の森キャンプ場で1泊2日のキャンプを実施しました!

 

参加してくれた子どもたちは小学1年生から6年生まで合わせて25人、ボランティアで参加した学生スタッフは8人!

 

最初の挨拶ではみんな緊張している様子です。

学生スタッフの挨拶も一通り済ませて、いよいよ1日目のプログラムがスタートします!

 

 

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まず班ごとに分かれてアイスブレイクをしました。

そしてグループ全体でもいろいろなゲームをして盛り上がりました!!

 

 

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お昼ご飯は各々の班で分かれて食べ、親睦を深めます。

その後の自由時間はスラッグラインを渡ったり、木登りをしたり、思い思いの時間を過ごしました。

 

 

 

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午後からはいよいよアドベンチャーゲームです。

いろいろなアクティビティを用意していざ挑戦…子どもたちも真剣な表情で取り組みます。

見事に達成したときには、とびっきりの笑顔を見せてくれました。

 

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さぁ!その後はお待ちかねの野外炊事!

初めて使うナタでの薪割りや、火起こしに興味津々。

みんなで協力してとってもおいしい夕食が完成しました!

 

 

 

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ご飯の後はキャンプと言ったら…

そう!キャンプファイヤー!!!

周りが暗い中でひとつ明く、暖かい場所はなにか落ち着きますね。

 

 

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キャンプファイヤー中にもいくつかのレクリエーションをして楽しみました!!!

 

 

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次の日の朝も子どもたちはすごく元気です

学生スタッフに肩車やおんぶをしてもらっている子どもたちもいっぱいいました

 

朝ご飯を食べたら最後は、お土産づくり!

木の板を火で燃やしいい色になったらそこに落ち葉やどんぐり、枝などを乗せて子どもたちの好きな絵やデザインを描いたら完成です

 

 

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そして…

 

あっというまにおわりの会…

子どもたちの悲しそうな顔を見たら私たちも悲しくなりました。

 

最後まで元気な子どもたち。

たくさんのパワーを子どもたちからもらい、私たちもすごく刺激になりました!

是非!また来年もやりたいです。

 

 

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多くの子どもが、初めて親元を離れてのテント泊でしたが、

帰り際には、「またキャンプに来たい!」と声をかけてくれました。

 

また参加した他の学生スタッフからは

「思っていたより大変だったけれど、思っていたより楽しかった!」

という感想も聞かれました。

 

ひとり一人違う色(=個性)をもった子ども達みんなが輝ける場になるように、

という思いを込めてスタートした「にじっこサマーキャンプ」。

 

参加してくれた25人の子ども達、

送り出してくれた保護者の皆さま。

協力してくれた学生スタッフ、海辺の森の方々、

そして私たちを温かく包んでくれる新潟の自然に心から感謝します。

 

 

 

新潟医療福祉大学 スポーツ教室

https://www.nuhwsc.com/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

2018年10月17日 (水)

【授業風景】 2018年度 野外活動Ⅰ(夏期)

 

 

今日は、健康スポーツ学科で開講された「野外活動Ⅰ(夏期)」という授業についてレポートします。

 

この授業では、国立妙高青少年自然の家で4日間のキャンプ生活を行いながら、妙高山登山(2,454m)に挑戦しています。

 

今年は8月19~22日(3泊4日)の日程で、健康スポーツ学科の学生30名が参加しました。

 

 

1日目は、入所式とアイスブレイク。

 

入所式では、キャンプ長の吉松先生(健康スポーツ学科)から「4間(よんま)」に関するお話がありました。

現代人が失ってしまった「時間」「空間」「仲間」そして「手間」。

大自然のゆったりとした時間と空間の中で、仲間と一緒になって、手間のかかる一つ一つの課題を乗り越えていった先に見えてくるものがきっとある、というお話でした。

 

 

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続いて、アイスブレイクを通じた仲間づくり。

「アイスブレイク」とはその名の通り、人と人の間にある“氷”を壊すことです。

大学の中では今まであまり話すことがなかった学生同士もすぐに打ち解けることができました!

 

 

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4日間の野外生活ができるように環境整備を行った後は、班ごとに分かれて野外炊事。

 

 

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最初は焦がしてしまったお米も、回数を重ねるごとにふっくら美味しいものに。

自分たちで作った料理の味は格別です!

 

 

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各班には「まき割り職人」や「火起こし名人」なる存在も登場することになりました。

手間のかかる仕事に黙々と打ち込む姿、とても格好良かったです!

 

 

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2日目は、プロジェクトアドベンチャーと翌日の妙高登山に向けた準備です。

 

プロジェクトアドベンチャーでは、キャンプカウンセラーから出された難題に対して、

みんなで知恵を絞りながら乗り越えていきます。

 

 

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課題をクリアした時はもちろん、失敗に終わってしまった時でも、

とても楽しくて、全員が思わず笑顔になってしまいます。

 

 

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午後からは吉松先生による講義。

妙高山登山に挑むにあたっての心構えや注意事項を学びます。

 

 

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万が一の怪我や病気に備えて、健康スポーツ学科の熊崎先生が医療スタッフとして学生の後方支援をしてくださるため、とても安心です!

 

 

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そして、3日目はいよいよ妙高山登山にチャレンジです。

昨年度は悪天候により中止となってしまいましたが、今年は晴天に恵まれました。

いざ出発!

 

 

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山頂までの道のりは高く険しいものでしたが、それまでの2日間で寝食をともにしたメンバーはすっかり仲良しに。

 

大自然が織りなす空間の厳しさ、美しさ、そして偉大さを感じながら、

みんなで声を掛け合いながら、力をあわせて…

 

 

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ついに登頂!

 

 

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山頂からの眺めは絶景。

みんなの笑顔も最高でした!

 

 

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汗を流したあとは、キャンプファイヤーです。

一つ一つの火が集結し、やがては大きな炎に。

 

 

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暗闇の中にあっても、みんなで輪になって、一つの炎を囲めば、その時間は何にも代えがたい、心から笑顔になれる楽しい時間になりました。

 

 

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最終日となる4日目には、ネイチャークラフトに挑戦。

マイスプーンやマイフォーク、透かし葉(壁掛け)など。

それぞれが草花や枝を使って、個性あふれる作品をつくりました。

 

 

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そして、4日間の全日程が終了!

終わってみれば本当にあっという間の4日間でした。

 

 

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普段の大学生活では、同じ学年、同じ部活動、決まった友人関係の中で過ごしがちだった学生たちも、いつの間にか年齢や部活動の枠を超えた素晴らしい人間関係を築いていました。

 

不便であるはずの野外生活も、仲間と一緒に取り組めば、なんだか楽しく思えてきます。

 

下から見上げるだけでゾッとしていた妙高山の姿も、実際に登った後には少し違って見えたりする。

 

野外活動にはとても不思議な力があります。

 

教員の目線から学生たちを見ても、4日目の皆さんは初日とは比べ物にならないくらい、とても頼もしい表情になっていました。

 

今回参加した皆さん自身にも、自らの成長を実感してもらえていたら良いなと思います。

 

 

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最後に、4日間を通じて、国立妙高青少年自然の家をはじめとする関係者の皆様には、大変お世話になりました。

 

また、筑波大学大学院修士課程の飯野さん、そして昨年度の授業参加者でもある阿部さん、鈴木さん(健康スポーツ学科4年生)、坂爪さん、進藤さん、田邊さん(健康スポーツ学科3年生)には、キャンプカウンセラーとして、みんなの活動を支えていただきました。

 

笑顔の絶えない、素晴らしい4日間になったのは、6人の献身的なサポートがあったからに他なりません。

本当に有り難うございました!!

 

 

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野外活動は、それ自体が楽しいアクティビティであるというだけではなく、子どもの教育、さらにはスポーツ組織や企業のチームビルディングにも役立つという意味で、近年ではますます注目度が高まりつつあります。

 

野外活動Ⅱ(冬期)のスキー実習も含め、大学の外、大自然の中での魅力的な学びが展開されていることも、健康スポーツ学科の一つの特徴になっています。

 

 

 

 

吉松梓先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshimatsu.html

 

 

熊崎昌先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/kumazaki.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年10月15日 (月)

キャンプって楽しい!!

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皆さんこんにちは!

健康スポーツ学科3年の安藤勝悟です(吉松ゼミ)。

 

私たち吉松ゼミは、9月3日から4日まで長野県秋山郷にある栃川高原キャンプ場で第1回ゼミキャンプを行ってきました。

 

今回のキャンプはみんなで1から作り上げたものです。

まずは、キャンプ地を決め、何泊にするか、個人の役割などを決めていきました。

 

 

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次に、各係を中心に予算や個人装備、協同装備、食料やプログラムなど細かな所を話し合っていきました。

 

最後にキャンプの計画書を作成し、間違っている点などがないかみんなで確認をし、順調に事前準備を終えました。

 

しかし、出発2日前に超大型台風が接近していたということで、みんなで話し合い、予定の2泊3日から急遽1泊2日に変更。

そして、天気を心配しながら迎えた当日は、私たちの予想を裏切る晴天で、絶好のキャンプ日和でした。

 

学校で荷物の積み込みを行いいざ出発!!

 

途中で食料を購入しお昼には栃川高原キャンプ場に到着しました。

到着後は、テントを張ったり、テーブルやイスを並べたりと拠点作りを行いました。

 

 

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その後は、みんなが楽しみにしていた川遊び!

 

着替えてすぐ川に向かいました。

川はとてもきれいで透き通っており水温は低かったですが、みんな子どものようにはしゃいで楽しんでいました。

 

 

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ビックリする事に、この川には温泉が湧いているんです!

みんなで石を積み上げて作った温泉は最高に気持ちよかったです。

 

 

 

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川を上がりキャンプ場に戻って夕食の準備を始めました。

献立は、BBQと本当は山で食べる予定だったカレーです(笑)

自然の中で食べたお肉やカレーはとてもおいしかったです。

 

 

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ご飯を食べているうちに日も沈み暗くなって来ました。空を見上げてみると辺り一面星だらけで今まで見た星空の中で1番綺麗でした。

 

 

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夕食も終わり後片付けをして、次はミーティング。

1日目の登山のルート確認を行いました。

 

起床はAM3:30だったのでミーティング後は就寝でした。

でも、あまりのも星空が綺麗だったので、みんなでテントを飛び出し空を見上げながら寝袋に入っていました。

そんな時に雨がぽつぽつ降ってきて急いでテントに戻り、「明日は晴れてくれ」と心の中で思いながら就寝しました。

 

迎えた2日目の朝、先生から告げられた言葉は「登山中止」ということ。

 

風も強く台風がお昼過ぎにつくということを考えての判断なので、そうするしかなかったのです。

正直、登山はしたかったですが相手は自然なので仕方ないと思いました。

ですが、いつかまたゼミのみんなと登山したいという新たな気持ちが芽生えました。

 

その後は、二度寝をし、7時頃に起きてみんなで朝食を食べ、後片付けをして帰ってきました。

 

振り返ってみると1泊2日という短いキャンプになってしまいましたが、キャンプの素晴らしさを実感できたのと同時に、ゼミのみんなとより仲を深めることができたと思いました。

 

短時間でここまで仲を深めることができるのはキャンプの魅力の1つだと思います。

 

また、テントを張ったり夕食の準備をしたりとみんなで協力する事の大切さを改めて感じることができました。

 

そして、1から自分たちで作るキャンプはとても大変で、失敗したこともたくさんありましたが達成感を得ることができ、とても充実したものになりました。

今回の失敗は、しっかりと反省して次につなげていきたいと思います。

 

これにて、第1回ゼミキャンプは終了です。

皆さんも時間のあるときは是非キャンプをしてみてください!

 

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写真中央が、我らがゼミの担当である吉松梓先生

 

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吉松先生は、昨年度、健康スポーツ学科に着任されました。

新任教員紹介パート1(クリック)

 

 

野外教育を専門とする吉松先生は、キャンプもスキーも堪能で、とてもアクティブな先生です!!

また、臨床心理学も専門としています。

 

そして、臨床心理士に、キャンプディレクター1級に、スキー準指導員と多種多様な資格を保持しています!!

 

 

 

現在、キャンプブームが再燃しているともいわれています。

 

ITの発達に伴い、SNSも充実していることもあり、日常生活でスマホを手放せない人が多いのではないでしょうか。

 

そんな日常生活を送っているからこそ、その環境から離れて自然の中で時を過ごす。

自然に溶け込みながら友人と直にコミュニケーションを取り、友情を深める。

 

キャンプでは、現代の生活では経験しづらいことを経験することができ、それが私たちに心の豊かさを与えてくれるのではないでしょうか。

 

 

この記事を読んで、「キャンプっていいなぁ~」「自然の中で友達とたわむれたいなぁ~」って思った人がいれば、ぜひ、キャンプへ行ってみてください!!

また、吉松先生の研究室へ行き、キャンプのコツを聞くのもいいかもしれませんね。

 

アウトドアに興味、関心のある学生を、吉松先生は歓迎するはずです!!

 

 

 

 

吉松梓先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshimatsu.html

 

実習の様子【2017年度 野外活動Ⅱ(冬期)】

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/02/post-9350.html

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年10月12日 (金)

伍桃祭&NUHW WBC CUP&10月のオープンキャンパス

 

 

台風の影響も心配されましたが、10月6日(土)~10月7日(日)に新潟医療福祉大学で伍桃祭と呼ばれる学園祭が行われました。

 

また、10月7日(日)には、午後からオープンキャンパスやSHAINプロジェクトの一環で開催されたNUHW WBC CUP(車いすバスケットボールの大会)も行われました。

 

 

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オープンキャンパスでは、健康スポーツ学科には数人の方にお越し頂きました。

ありがとうございます。

 

 

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S棟には健康スポーツ学科の体験ブースも設けられました。

 

 

 

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動体視力や全身反応時間の測定、トレーナー体験が行われました。

 

 

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動体視力の測定の様子

 

 

 

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全身反応時間の測定の様子。

 

 

 

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テーピング体験の様子

 

 

 

体験者には楽しんでもらえたと思います。

それと同時に、健康スポーツ学科の様子を知ることができたと思います。

 

 

 

 

この日は伍桃祭ということもあって、ダンス部のパフォーマンスも行われました。

 

 

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また、SHAINプロジェクトとして車いすバスケットボールの大会、NUHW WBC CUPが開催されました。

 

 

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当日、新潟医療福祉大学はとてもにぎわいました!!

来場者の皆さんは、伍桃祭、NUHW WBC CUP、オープンキャンパスを楽しんでいただけたでしょうか!?

 

次の伍桃祭は1年後になりますが、オープンキャンパスは11月11日(日)に行われます!!

 

高校3年生は進路を決めていると思いますが、1、2年生の皆さんは、まだ進路で迷っているのではないでしょうか?

 

一度、オープンキャンパスに来て頂き、自分の目で見て、また学生や教員と話して、新潟医療福祉大学健康スポーツ学科を知ってもらえたら嬉しいです。

 

 

 

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健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

SHAINプロジェクト

https://www.nuhw.ac.jp/shain/

 

 

 

2018年10月11日 (木)

体力医学会参加報告 ~修士課程2年 佐々木悠介君から~

 

 

今週、日本体力医学会参加報告を連載してきましたが、今日が最後です。

 

以下、佐々木悠介君(修士課程2年)からの報告です。

 

 

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私は今回、2018年9月7日から同年9日にかけて、福井県福井市にて行われた体力医学会に参加し、ポスター形式による発表を行ってきました。

発表させて頂いた内容は、現在取り組んでいる跳躍動作の筋シナジーの抽出と、その応用可能性についての内容です。

 

この研究では筋シナジー仮説を応用し、跳躍動作の筋シナジーの抽出を試み、得られた筋シナジーから跳躍動作の評価が可能かを検証することを目的としています。

 

筋シナジー仮説は自由度が高い運動(注1)を行うとき、筋を1つ1つ制御するのではなく、その運動を起こす筋の組み合わせ(シナジー)をあらかじめ作っておき、筋は独立的に活動するのではなく、そのシナジーという単位で活動するという考え方です。

 

筋シナジー仮説を用いた研究は近年注目されており、神経科学、バイオメカニクスといった分野をはじめ、ロボット工学や臨床現場での活用も検討されています。

 

私は、今回の学会で初めて筋シナジーの内容で参加させて頂いたため、他大学で同様に筋シナジーを研究されている先生方や、初めて筋シナジーの発表を聞く先生方にはどのように自分の研究が映るのだろうと不安でした。

 

また、私自身が筋シナジーの研究を勉強し始めてから間もないため、うまく説明できるかという不安もありました。

 

発表当日は多くの先生方が私のポスターに足を止めてくださいました。

 

質問を受け、答えていると、その後ろに次に質問したいという先生方が並んでくださり、筋シナジーの注目度の高さを感じました。

 

他分野の先生方からは、そもそもシナジーとは何かといった基本的な質問から、自身の専門領域を踏まえたお話をいただき、とても活発な意見交換ができたと感じました。

 

しかし、同時に他分野の方へ、自身の研究内容について説明することの難しさも改めて感じました。

また、シナジーを研究する先生ともお話しすることができ、自身の知識をより深められ、さらに、今後の研究の進め方などをアドバイスして頂きました。

 

同じテーマで研究をされている方との直接会ってお話を聞くことができる機会は多くないため、私にとって貴重な時間でした。

 

発表準備等は大変でしたが、貴重な経験が積める学会という場に参加できたことを大変嬉しく思います。

学会参加に伴い、今回の実験に参加して下さった被験者のみなさんや、協力してくださった先生方へ、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

 

 

 

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佐々木悠介君(修士課程2年)

 

 

注1)自由度が高い運動とは、今回の研究対象となる「跳ぶ」という動きだけではなく、「走る」「投げる」といったように、研究対象とする場合に複雑な問題をもつ運動のことです。

 

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佐々木君は、修士課程に通いながらハンドボール部の指導も行っています。

跳躍動作に注目し、研究を始めたのも自身の経験からでしょう。

 

佐々木君のコメントにあるように、学会は「貴重な場」です。

専門家が集い、研究を発表したり、聞いたり、議論をしたりと、専門性を高めることのできる貴重な場です。

 

このような場で発表することは不安もあるでしょうし、緊張もするでしょう。

ただ、だからこそ良い経験になるのかもしれません。

 

ちなみに、これは教員も同じです。

多くの聴衆の前で発表することは不安もありますし、緊張もします。

 

 

佐々木君は教員志望でありながらも大学院へ進学しました。

 

新潟医療福祉大学の大学院(健康科学分野 健康スポーツ学分野)へ進学し、特定の科目を履修することで「専修免許状(保健体育)」を取得することができます。

 

専修免許状とは、教員免許状を取得した人よりも、深い知識を修得している証明のようなものです。

つまり、「より専門性の高い教員」ということができます。

 

大学院は、何も研究者になる人だけが通うところではないのです。

自身の経験や知識を深め、専門性をより高めるための「自己研鑽の場」であるともいえます。

 

研究を通して論理的思考力を高め、学会発表を行ってプレゼンテーション能力を高めることもできます。

佐々木君は、そんな経験をしたことによって、より専門性の高い教員として、今後、教育現場で活躍してくれることでしょう。

 

そのためにも、まずはより良い修士論文の完成を目指しましょう!!

 

 

 

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写真左から佐々木悠介君(修士課程2年)、山﨑雄大君(博士課程2年)、中野沙紀さん(修士課程2年)、佐藤大輔先生(3人の指導教員)

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年10月10日 (水)

体力医学会参加報告 ~修士課程2年 中野沙紀さんから~

 

 

おとといから始まった体力医学会参加報告。

今日は中野沙紀さん(修士課程2年)です。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

【背景】

認知トレーニングが認知機能を改善するか否かについて、一致した見解が得られていない。そこで、認知トレーニングのプレコンディショニングとして、空間記憶機能と関連するα、β帯域の活動を高めるとされる中等度有酸素性運動が有用であると考えた。

 

 

【目的】

リカンベントエルゴメーターを用いた運動が、α、β帯域の活動を増大させ、空間記憶トレーニングのプレコンディショニングとして有用となるかを明らかにすること。

 

 

【方法】

実験1:

健常成人15名を対象に運動条件と安静条件の2試技を実施し、介入前後、10、15、30分後に脳波の計測を行った。

 

実験2:

健常成人30名を運動群、安静群各15名とし、介入後に約2分間の空間記憶課題10セットをトレーニングとして行い、トレーニング15、30、45、60分後、1日後に再度同課題を行った。

 

実験1,2共に運動は50%Vo2peakで20分間のペダリング運動とした。覚醒度の評価も同時に行った。

 

 

【結果】

実験1:運動後10分まで、α、β活動の増大が認められた。実験2:運動条件においてトレーニング効果の促進が認められた。運動後に覚醒度の上昇が見られた。

 

 

【結論】

中等度有酸素性運動が空間記憶トレーニングの効果を促進させた。

これには、運動後のαおよびβ活動の増大、覚醒度の上昇が関与している可能性が示唆された。

 

 

 

私は、今回の体力医学会で、初めて自身の研究内容を発表する機会をいただきました。

今までの学会は、口頭発表やポスター発表を聞くだけの参加でしたが、今回は、自分が取り組んできた研究を発表する立場での参加となり、貴重な経験ができました。

 

その中で専門分野が異なる方に研究内容を解りやすく伝えるのは難しいことであると感じました。

私が行っている研究は、簡単に言えば、「運動が認知症予防に効果的か否か」を証明する内容であり、高齢化が進む現在、認知症の患者さんや、軽度認知障害を有する方を少しでも減らしていくことを目標とした研究となります。

 

今後、認知症予防における「運動」の効果をできるだけ多くの方に理解してもらうためにも、自身の研究内容について更に理解を深めていく必要があると感じました。

 

口頭発表、ポスター発表を聞くだけでなく、シンポジウムに参加することで、現在取り組んでいる運動指導や運動と脳について、それぞれの専門の方からの詳しいお話を聞くことができ、新たな知見を取り入れることができました。

 

3日間で聞いたり、見たり、感じたりしたことを、今後にしっかりと活かしていきたいと思います!!

 

  

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中野沙紀さん(修士課程2年)

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中野さんはメディカルフィットネス施設への就職を希望しています。

彼女は健康運動指導士の資格も保持しているんですよ!!

 

 

資格を保持すること自体には一定の意味があるでしょう。

しかし、ただ資格を保持しているだけでは、より良い健康運動指導士とはいえないのではないでしょうか。

 

中野さんは大学院に進学し、「研究」を通して重要な情報を取捨選択する能力、論理的思考力、高度な実技能力を身につけました。

 

まず、私たちはこのような能力を身につけることができます。

「大学院」という研究をする場所ではそれらが必ず必要になるからです。

つまり、大学院に進学し、真剣に自身の研究と向き合うことによって、このような能力が身につきます。

 

次に、私たちはこのような能力を失いもします。

いくら大学院で身につけた能力とはいえ、常にアンテナを張って最新の情報を得ようとしたり、目の前の対象者に対して最善の運動処方を常に考えることをしたりしなければ、これらの能力は徐々に失われていきます。

 

 

だから、中野さんにはせっかく身につけた能力を失うことなく、より洗練させてもらいたいと思います。

 

大学院を終了後、中野さんは高度な職業人として社会に貢献してくれるはずです。

 

大学院を狩猟するまで、まだ時間はあります。

少しでも良い論文となるように、ギリギリまで自身の研究と向き合ってもらいたいですね。

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 健康スポーツ学分野

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健康スポーツ学科

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2018年10月 9日 (火)

体力医学会参加報告 ~博士課程2年 山﨑雄大君から~

 

昨日から始まった体力医学会参加報告の連載。

今日は山﨑雄大君(博士課程2年)からの報告をお伝えします。

 

以下、山﨑君からの報告です。

 

 

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私は、これまで行ってきた有酸素性運動が一次運動野の活動性に与える影響についての研究成果を発表しました。

 

【タイトル】

低強度ペダリング運動が一次運動野脚領域皮質内興奮性に与える影響

 

【研究背景と目的】

有酸素性運動を実施すると、脳の一次運動野と呼ばれる領域で脳内の抑制-興奮のバランスが一時的に変化することが分かっています。

 

この抑制-興奮バランスの一時的な変化は運動技能学習や学習した技能の記憶に重要な役割を果たすと考えられています。

 

しかし、「運動強度によって一次運動野の活動性の変化は異なる反応を示すのか?」「運動した部位と運動していない部位で反応は変わるのか?」などわかっていないことは多く残されています。

 

本研究では、低強度のペダリング運動を行うことで一次運動野の脚領域の活動性を変化させることができるか検証しました。

 

【方法】

実施した実験は①一次運動野の抑制反応を見る実験、②一次運動野の興奮反応を見る実験、③脊髄の興奮性を見る実験、の3つです。

 

それぞれ、運動した場合と運動しない場合の変化を別日に計測しました。

運動は低強度(心拍数100-110拍程度)のペダリング運動を30分実施してもらいました。

その前後に一次運動野の抑制、興奮反応、もしくは脊髄の興奮性を評価しました。

 

【結果】

低強度のペダリング運動後は、一次運動野の抑制反応が一時的に低下することがわかりました。

一方で、一次運動野の興奮反応や脊髄の興奮性では変化が見られませんでした。

以上の結果から、低強度運動後には一次運動野は脱抑制状態になること、そしてこの変化は脊髄レベルで生じたものではなく脳で生じている可能性が示唆されました。

 

【結果をどう生かせるのか?】

一次運動野の抑制-興奮バランスの一時的な変化、特に抑制の低下は運動学習や運動記憶に重要と言われています。

 

私たちの研究室では、低強度ペダリング運動後に手の領域の抑制反応も低下することを以前の研究で確認しています。

これら一連の研究結果から、低強度の運動は手や脚を用いた運動学習の効率や記憶の定着を高める可能性が考えられ、リハビリテーションの現場などで応用できる可能性があります。

今後、実際に低強度運動をすることで運動学習の効率を高めることができるかを検証します。

 

今回参加した日本体力医学会は、体力・スポーツ医科学を専門とする多くの研究者が集う学会です。

そのため、自分の研究に直結するような内容はもちろん、異なる領域の研究についても発表を聞くことができました。

また、多くの研究者とディスカッションすることでよい刺激を受けることができ、非常に有意義な学会になりました。

 

 

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山﨑雄大君(博士課程2年)

 

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以前、山﨑君の実験をお伝えしました。

(2018年10月5日(金)公開ブログ)

 

山﨑君は日々研究に没頭し、大学教員を目指しています。

その中で、海外の学術誌に論文を投稿しています。

 

大学教員への道を切り開くことは決して簡単なことではありません。

運や縁も重要になってきます。

とはいいつつも、実力が無ければ運を引き付けることも、ご縁に恵まれることもありません。

 

大学院での日々は、まさに「実力」をつけるための下積み時代ということができます。

 

自分の研究と向き合い、寝ても覚めても研究について考え、学問を深める時期です。

そして、この時期に「どれだけ研究と向き合えたか」が、その後の成長につながっています。

 

栄養をたくさん蓄えることで、後に色鮮やかなオリジナルな花を咲かせることができるでしょう。

 

後に、山﨑君はどんな花を咲かせてくれるのでしょうか・・・?

教員一同、楽しみにしています。

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 博士課程

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/doctor/major.html

 

 

新潟医療福祉大学 修士課程

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年10月 8日 (月)

体力医学会参加報告 ~佐藤晶子先生から~

 

 

2018年9月7日(金)~同年9月9日(日)まで、福井県で日本体力医学会大会が開催されました。

 

日本体力医学会は、体力、スポーツ医科学に関わる人が集う学会です。

医者も参加するような学会なんです。

 

そのような学会において、健康スポーツ学科から佐藤大輔先生、越中敬一先生、佐藤晶子先生、山﨑雄大君(博士課程2年)、中野沙紀さん(修士課程2年)佐々木悠介君(修士課程2年)の5名が発表を行いました。

 

今週、佐藤晶子先生、山﨑雄大君、中野沙紀さん、佐々木悠介君からの報告を順に紹介します。

 

まずは、佐藤晶子先生です。

以下、佐藤晶子先生からの報告です。

 

 

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今回、私は日本体力医学会にて「短期的なチアミン欠乏食の摂取が異なる様式の運動時に骨格筋糖代謝に及ぼす影響」というタイトルで口頭発表をさせていただきました。

 

チアミンというのはビタミンBの化学名で、エネルギー代謝、とくに糖代謝において重要な役割を果たしているため、多くのエネルギーを消費する競技選手にとって重要と考えられてきました。

 

しかし、競技選手は合宿や遠征時などチアミンを短期的に摂取できない場合があります。このとき、競技パフォーマンスに影響するかどうかはよくわかっていません。

 

今回の動物実験では、短期間であればおそらく運動時のパフォーマンスを顕著に低下させることはないと考えられました。

しかし、運動時ではなく安静時のエネルギー代謝に影響を及ぼすようなデータも得られ、今後さらに検証が必要です。

 

学会発表は研究の途中経過を示す場であると考えています。

ここで発表した内容をさらに発展させ、スポーツの現場に役立つ知見を見つけていきたいと思います。

 

 

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佐藤晶子先生

 

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佐藤晶子先生の専門はスポーツ栄養学です。

そのため、佐藤先生の研究では「スポーツ」「栄養」がキーワードになります。

 

みなさんもご存知だと思いますが、私たち人間が身体を動かするためにはエネルギーが必要になります。

そして、その主なエネルギーは糖質です。

ちなみに、お米やパン、砂糖などに糖質がたくさん含まれています。

 

糖代謝という聞きなれない言葉がでると「?」が出て来るかもしれませんね。

簡単に言えば、糖代謝とは、糖を体で使うことです。

 

車を走らせる際にガソリンが必要となるように、私たち人間もエネルギー(糖)が必要になります。

そして、その際にビタミンB1があるとより効果的に糖を体で使うことができるのです。

 

しかし、合宿や遠征の際に、必ず十分な栄養を摂ることができるとは限りません。

特に、海外で合宿や遠征を実施する場合、日本にいる時と同じように栄養を摂る(慣れた食事をする)ことができるとはいえません。

「その際に、パフォーマンスはどうなるのか?」ということを明らかにすることによって、合宿や遠征の質を高めることができます。

 

今回の佐藤先生の研究は、そのようなことに生かすための研究だと思ってもらえればいいと思います。

 

 

また、佐藤先生の研究では動物実験が行われましたが、「人間で実験しないの?」と思った人もいるかもしれません。

 

最終的には人間に応用することになるんですが、「倫理」の問題もあり、人間で実験できることとできないことがあるんです。

とはいいつつも、もちろん、動物愛護の観点から動物実験も慎重に行われています。

 

小さな実験の積み重ねがスポーツ現場に有益な知見を与え、スポーツ選手の能力向上につながっているんです。

 

今後、佐藤先生の研究がより深められることによって、多くの日本人アスリートが活躍する日が来るかもしれません。

 

 

「試合前にはどんな物をどれだけ食べればいいのか」「普段の生活の中で、どんな物を食べると体調を整えられるのか」といったことに関して、テレビや雑誌などで情報がたくさん出回っています。

 

しかし、一歩踏み込んで、「深く」そして「正しく」栄養について知りたい人がいれば、ぜひ、佐藤晶子先生のところへ行ってみてください!!

 

 

 

佐藤晶子先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_a.html

 

 

佐藤晶子先生のゼミ活動

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/09/03/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/