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2009年8月

2009年8月11日 (火)

8月オープンキャンパス終了!!

8月にもなると、受験生も大学選びに熱が入ります。

オープンキャンパスでは本学在校生と直接お話しをする機会もあり

  「大学生ってこんな感じかな…」

と大学入学後の自分をイメージしやすくなりますnote

今回は言語聴覚学科の1年生と2年生がお手伝いにきてくれました。

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upwardright熱心に1年生とお話をする高校生。
高校3年生だと一年後には同じように学生対応をしているかもsign02

午後の企画では基礎ゼミで1年生が調べた言語聴覚士に関わる事柄についてミニ講演会を行いましたscissors

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テーマは 「言葉の足し算」pencil

ちょっとしたクイズなども交えて、わかり易い内容となっていましたhappy01paper

次回9月のオープンキャンパスでも行う予定ですので、聞き逃した人は是非来てくださいshine

さて、今年度のオープンキャンパスは9月で最後sign03

まだ来たことがない人も、何度も来ている人も、この機会をお見逃しなくdash

大学の楽しい雰囲気を満喫していって下さいねgood

9月のオープンキャンパスについて詳細はコチラsign01

携帯版mobilephone >> http://nuhw.blog-niigata.net/mobile/ 
PC版pc >> http://www.nuhw.ac.jp/event/open_campus.html

2009年8月 7日 (金)

DAF ~人工吃音を体験しよう!~

今回は吃音の言語訓練でも使用されることのあるDAFを紹介しますshine

DAF効果(Delayed Auditory Feedback:遅延聴覚的フィードバック)によって、いつもはスムーズにことばを話せる人でも一時的に人工的な吃音(どもること)を体験することができます。

人工的な吃音を発生させる仕組みはいたって簡単です。

それは、自分が話したことばをマイクで入力しkissmark、ほんの少しだけ遅らせてヘッドフォンで自分の耳に聞かせるだけですear

こうすることにより、普段は同期している話しことばと聞こえてくることばにズレが生じ、混乱を起こしてどもってしまうのです。

また、どもらない人でも、きっと普段とは違う話し方(速度、リズム)で調整しようとするでしょう。

オープンキャンパスでは、パソコン機器のプログラムによってこのDAF効果を体験することができますhappy01pencil

ということで、明日お待ちしていま~す!!

2009年8月 6日 (木)

吃音 stuttering -Part.2-

~吃音の症状とその原因~

吃音の症状には、「お、お、おはよう」のように音を繰り返すだけではなく、「お~~~はようございます」と音を伸ばしたり、「…お!」とのどが詰まったり(音が出ない!)することもあります。

ほかにも、音が出ないので “まばたき” を頻繁にしたり、腕や頭を振ったりしてなんとか音を出そうとしたりする随伴運動が起こることもあります。

ひどくなると話すこと自体が怖くなり黙ってしまったり、人とコミュニケーションする場を避けようとしたりすることさえあります。



実は吃音の原因については、医学の発達した現代でも依然として解りません。

また「吃音を完治させます!」と自信をもって言えないのも残念なことです。

しかし、専門家による早期からの適切な支援により、少しでも吃音が悪くならないようにしたり、吃音をうまくコントロールして話しやすくしたりすることは可能です。

吃音を持ちながら、実に生きいきと充実した毎日を送っている人も多いのです。

2009年8月 5日 (水)

吃音 stuttering -Part.1- 

~吃音とは?~

「お、お、おはようございます」と緊張しすぎて、ことばがつまる状態を経験したことはありませんか?

このようにスムーズにことばを話せない状態を、一般的に「どもる(吃る)」と表現することが多いと思います。最近の若者は、TVの影響で「噛む」とも言いますよね。

中国語で「好吃(ハオ・チー)」というように、吃るの「吃」はもともとは「食べる」という意味です。

ことばがつまることを、食べるとか噛むとか食事の動作になぞらえるのは興味深いことですね。

さて、たまにどもる程度であれば良いのですが、なかには、どもることが習慣化してしまう場合があります。

そのような場合を専門用語で「吃音(きつおん)」と呼び、専門家(言語聴覚士)の支援(助言、訓練など)が必要な場合があります。


吃音が生じるのは、多くの場合、幼児期(3~4歳前後)です。
自然に治る場合もありますが、なかには小学生以降になっても治らないことも少なくはありません。

吃音があることで会話に不便を感じたり、“いじめ” や “からかい” に遭ってひどく傷つき、対人面で悩みを抱えたりすることもあります。

単に会話が不便というだけではなく、QOL(生活の質)にも大きな影響を与える問題です。

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