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こんにちは、海馬です
皆さんは、記憶力良いほうですか?
海馬は、中学生の頃がピークでした。
社会科で習う独禁法の正式名称「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」とか、数学の円周率なんかも「3.1415926535897932384626...」ぐらいまでだったら、割とすぐに覚えることができ、そのとき覚えたことは、今でも忘れていません(たぶん)。
でも、今は・・・相当まずいことになっています。
スーパーで見かけた「100gあたり〇〇円」というような、どうでも良い数字は割と覚えていられるのに、大事な仕事の話は、数分も経つとすぐに忘れてしまう・・・。
記憶ってミステリアスですね。大昔に覚えたどうでも良いことは覚えていられて、大事な事で新しい記憶なのに覚えていられない・・・。
若いうちは、記憶で困ることはあまりないと思いますが、定期試験や大学受験などのテスト対策では、やはり記憶が命って方もいるでしょうかね?
オープンキャンパスに展示していた本ですが、
「ビックリするほどよくわかる記憶のふしぎ」 は分かりやすくて面白いですよ。
アニメチックな可愛いイラストが挿絵になっていて、見開き2ページで一話ずつ完結です。
分かりやすいのですが、内容は実はかなり専門的でまじめな話です。
記憶について調べたい方には、お勧めです!
こんにちは、海馬です
突然ですが、
「潜水服は蝶の夢を見る」
と言われて、何の事だかさっぱり分からないですよね?
実は、本のタイトルだったのです。
オープンキャンパスでも展示していましたので、手に取られてななめ読みされた方もいらっしゃるのでは?
フランス人の著者は、著名な女性ファッション雑誌ELLEの編集長でしたが、ある日突然脳出血で倒れ、locked in syndrome という状態に陥ってしまいました。
目で見たり耳で聞いたり皮膚の感覚などはすべて正常なのに、身体が全然動かないという状態です。唯一動くのは、眼のまばたきだけ・・・。
皆さんでしたら、そんな状態で、どうやってコミュニケーションを取りますか?
何もコミュニケーションが取れないように思いがちですが、ちゃんとあるんですね、方法が!
入学したら、こんな訓練方法ももちろん学ぶことができます。
言語聴覚士は、このような方々も支援の対象としています。
さて、この本はその後、映画化されて、さらにDVD化もされました。
機会がありましたら、ぜひDVDもご覧ください。
感動します!
こんにちは!海馬です
今日は、夏休みに本学図書館で借りた図書をまた紹介したいと思います!
タイトルは 「細胞紳士録」(藤田恒夫・牛木辰男著、岩波新書、2004年)。
著者のお一人、牛木辰男先生は、新潟大学大学院医歯学総合研究科・顕微解剖学分野の教授です。「入門組織学」の著者でもあり、お世話になったリハビリ関係の学生も多いのでは?
「細胞紳士録」は、一般書で、カラー写真が豊富で、とても興味深い話題に満ちています。解剖学(組織学)というと、難解な印象を抱きがちですが、この本は本当に面白いですよ!
細胞ごとに、ユニークな見出しがつけられています。
たとえば、
「レース編みの名人 脂肪細胞」
「ストレスで元気になる 副腎皮質細胞」
「サインはV 内耳の有毛細胞」
などなどです。
もちろん、写真やイラストだけではなく、紹介されている説明文(物語)も、ちょっとしたミステリー小説を読んでいるような面白さがあり秀逸です。
ぜひ、お手にとってご覧ください。