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2016年5月

2016年5月27日 (金)

新任のRoBoHoN(ロボホン)を紹介します

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こんにちは。

STkouhouですsign03

昨日、当学科に着任することになった

ロボホンが郵送されてきました。

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おしゃべり以外にも色々できます‼

「オープンキャンパスで待ってるよー」

6月オープンキャンパス受付はこちらhttps://www.nuhw.ac.jp/order_event/

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だた、なぜ言語聴覚学科にロボットなのか?という方へ。

STは拡大代替コミュニケーション手段(AAC)

という領域も関わることから、工学的な見識も必要となります。

特にハイテクAACとう分野、近年の発展は目覚ましいものがあります。

こうした現状から全国に先駆けて当学科でロボホンを採用することになりました。

AACの詳しい内容やロボホンの仕事ぶりなどはまたの機会に。

ひとまず、取り急ぎご紹介でしたhappy01

ロボホンが在籍する言語聴覚学科はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

2016年5月25日 (水)

心因性失声症と運動障害性構音障害の違いって?

こんにちはSTkouhouですhappy01

最近、言語聴覚士に関するドラマなど多くなり、

うれしい限りですsign03


さて、そのドラマにも登場した心因性失声症。

今日は、それと混同されやすい

運動障害性構音障害(ディサースリア)との違いを解説します。

いずれも「うまく話せない」という症状では共通していますが、

これらは本質的に全く異なります。

 

心因性失声症とは?

原因:心理的なダメージなどが原因で起こる病気です。

症状:会話するときに声が出ずらくなります。

  ささやき声になったり全く話せなかったり、

  さまざまですが共通して笑ったり咳などでは声が出ます。

 

運動障害性構音障害(ディサースリア)とは?

原因:発話に関わる筋や神経の障害が原因で起こる病気です。

症状:例えば舌を動かす筋肉自体が動きずらくなります。

  特に声帯(声を作る所)に運動障害が起きると

  類似した症状になりますが、笑ったりしても声は出ません。

 

いずれも、言語聴覚士の治療対象となります。

症状は類似していても上記のように

これらは全く別の病気ということです。

また、失語症という病気もあり、

上記の二つとも異なりますが

それについてはまたの機会に。


ことばや声の病気はさまざまです。

ことばや声の専門家を育成している言語聴覚学科はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

2016年5月22日 (日)

臨床心理士 石本豪先生です

みなさん、こんにちは。STkouhouです。
今日は、昨日に引き続き、吃音についてご紹介します!

吃音にはこころの支援も欠かせません。

言語聴覚学科には、臨床心理士の石本豪先生が所属しており、言語聴覚士の渡辺時生先生とともに吃音の方々へのお手伝いをしています。

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言語聴覚士と臨床心理士の連携とは・・・?石本先生に聞いてみましょう。



Q1. 臨床心理士とはどのようなお仕事ですか

石本  臨床心理士は臨床心理学に基づく知識や技術を用いて、対象者を支援する心の専門家です。働いている領域は医療・保健、教育、福祉、産業・労働、司法・警察…など多岐に渡ります。それぞれの領域で多様な専門職と連携しながら仕事をすることも特徴のひとつです

 

Q2. 新潟医療福祉大学では吃音の患者さんに対して渡辺先生とどのような連携をしているのですか

石本  患者さんの吃音そのものに関しては言語聴覚士の渡辺先生が訓練や支援を担当してくださっています。私のほうでは、吃音から二次的に生じる心理・行動上の困り感が顕著な際に渡辺先生から患者さんをご紹介いただき、支援を行うことがあります。
心理・行動上の困り感としては、例えば、吃音があることによる気分の落ち込み…他者と会話することへの不安から対人関係に消極的になってしまう…などがあります。渡辺先生と情報交換をしながら、患者さんを多面的に理解し、支援できるような連携を心がけています。

 

Q3.吃音以外にはどのような支援をなさっていますか

石本  言語発達の遅れがあるお子さんをお持ちの保護者の方々を対象に対話を通じた支援を行っています。子供のことばの問題に伴い、保護者の方々も様々な心理的苦悩を体験しています。そのような苦悩を少しでも乗り越えられるようサポートできればと思っています。
本学の言語発達支援センターでは吃音だけでなく、様々なことばの問題を抱える子どもたちと保護者の方々への支援を行っています。

 

Q4. 臨床心理士と言語聴覚士の連携で大切なことはなんですか

石本  互いの専門性への関心と尊重でしょうか。言語聴覚士の先生方と接していると臨床心理士とは異なる技術や視点をもっていることに驚かされることが多々あります。
実際に支援をする際には、目的を共有することが大切だと考えています。何のために支援をするのか?ということです。そしてその目的を達成するためにはどのように連携したらよいかを考えることが重要だと思っています。
つまり連携すること自体が目的ではなく、連携は目的を達成するための有効な方法であるという考え方です。 

 

Q5. 新潟医療福祉大学言語聴覚学科では、心理学をどのように学ぶのですか

石本  1年次から2年次にかけて「臨床心理学」や「発達心理学」など複数の心理学関連の科目が必修として開講されています。
授業の中で出てくるオペラント条件付け、レスポンデント条件付けといった概念は子どもの心理・行動上の問題に対する理解と支援におおいに役立ちます…ということを現在小児分野で言語聴覚士として働いている卒業生が、先日お会いした際に、私に気を遣いながら言ってくれていました(笑)。

また、3年次後期から配属される卒研ゼミでは、関心のある学生には言語発達支援センターでの臨床活動に関わってもらうことで、心理学を実践的に学ぶ機会を提供しています。

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こちらは、相談に来られた方と石本先生がお話する際に使用しているお部屋です。




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新潟医療福祉大学言語聴覚学科の特色の一つとして、言語聴覚士を目指しながら、石本ゼミに所属して心理学を専門とした卒業研究ができる!という点があります。


臨床心理士 石本先生の詳細はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/teacher/ishimoto.html

 

2016年5月21日 (土)

吃音のプロフェッショナル 言語聴覚士 渡辺時生先生

こんにちは、STkouhouです。

月9ドラマ、ラヴソング、見てくれていますか?
今日は、吃音について渡辺時生先生にいろいろと教えてもらいましょう。

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Q1.  吃音とはどういう言語障害なのですか

渡辺  たとえばカラスを「カ・カ・カラス」と繰り返したり、「カーラス」と伸ばしたり、「・・・(カ)ラス」と詰まったり、様々な発話症状があります。重くなると発話以外の心理的な問題に発展することもあります。

 

Q2.  吃音の言語訓練にはどのような訓練があるのですか

渡辺  親子関係を中心とした心理・言語的な環境の調整、遊戯療法、発話技術の習得や心理的療法の導入など、年齢や困りごとの状態に合わせてオーダーメイドの訓練や支援を多面的に検討します。

 

Q3.  吃音の方と接するときに、渡辺先生が気を配っていることはなんですか。

渡辺   吃音をどう考えるかは、極端にいうと「どのように生きるか」を考えることに繋がります。人生観は様々あって良いと思います。吃音の有無や軽重にとらわれすぎず、QOL(Quality Of Life:生活の質、人生の質)を豊かなものにすることを目指して、吃音を持つ方々を日々サポートしています。そのために、必要に応じて学科内の臨床心理士と連携を図りながら進めています。

 

Q4.  新潟医療福祉大学言語聴覚学科では、吃音はどのように学ぶのですか。

渡辺  授業では、15コマを使い基本的な吃音の知識や評価・訓練法を学びます。また、希望学生は、本学の言語発達支援センターの臨床場面見学や主体的参加も可能です。特に、幼児吃音への治療効果が高いと認められているシドニー大学が開発したLidcombe Program(リッカムプログラム)を積極的に導入しており、先進的・実践的な治療法を学ぶことができるのも大きな特徴の一つです。

リッカムプログラムの過去記事はこちら→http://nuhw.blog-niigata.net/st/2015/04/29/?ref=calendar



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吃音に関する書籍もご紹介いただきました。
『吃音の基礎と臨床』は、ドラマ「ラヴソング」の中で福山雅治さんが手にしていた本です。



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言語発達支援センターでは、学生と協力しながら子どもから大人まで、吃音の治療・支援を進めています。

渡辺先生のテレビ取材の様子はこちら→http://nuhw.blog-niigata.net/st/2014/05/25/?ref=calendar



また渡辺先生は、学生の育成だけでなく、言語聴覚士の全国組織「日本言語聴覚士協会」の理事も務めているすごい先生なのです。

明日の5月22日のブログでは、渡辺先生と連携して吃音の方を支援している、臨床心理士の石本豪先生をご紹介します。お楽しみに!




日本言語聴覚士協会HPはこちら→https://www.jaslht.or.jp/whatst_n.html

 

 

2016年5月20日 (金)

月9に言語聴覚士登場!

こんにちは。STkouhoucloverです。

月曜9時のフジテレビ系列の今期のドラマに言語聴覚士が登場しています。

コミュニケーションが苦手な少女とカウンセラー、言語聴覚士の交流を描いたドラマです。

↓ 月9 ラヴソング HPはこちら

http://www.fujitv.co.jp/lovesong/index.html




新潟医療福祉大学言語聴覚学科では、このドラマさながらの連携がなされています。



吃音臨床のプロフェッショナル、言語聴覚士の渡辺時生先生

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こころを助けるプロフェッショナル、臨床心理士の石本豪先生

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言語聴覚学科では、このお二人の先生方が力を合わせて、吃音に悩む方々の支援を行っています。

5月21日のブログでは渡辺時生先生へのインタビュー
5月22日のブログでは石本豪先生へのインタビュー

を掲載します。お楽しみに!



↓ 渡辺先生と石本先生が在籍している言語聴覚学科はこちら

http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

  

2016年5月13日 (金)

山岸達弥学科長特設コーナー開催中!

みなさん、こんにちは。STkouhouですclover

言語聴覚学科学科長の山岸達弥先生は、新潟医療福祉大学図書館長でもあります!



現在、図書館内で山岸先生がおすすめしたい本の特設コーナーが設置されています。

「教員おすすめ本コーナー」の図書館ブログはこちら→http://nuhw.blog-niigata.net/nuhwlibrary/



さて、山岸先生のおすすめの本とは・・・・?


数学大好き山岸先生の頭の中をのぞいてみましょう
http://booklog.jp/users/nuhwlib?tag=2016%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E5%B1%B1%E5%B2%B8%E9%81%94%E5%BC%A5%E5%85%88%E7%94%9F%EF%BC%88ST)&display=front




言語聴覚学科 学科長 山岸達弥先生の詳細はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/teacher/yamagishi.html

2016年5月12日 (木)

手話スピーチコンテストで審査員特別賞!! ②

こんにちは。STkouhouですsign01
今回も引き続き、手話スピーチコンテストで特別賞を受賞した加藤愛華さんのインタビューです。

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Q1. おめでとうございます‼ 受賞した時の気持ちを教えてください。 

ありがとうございます‼︎

まさか、自分が選ばれるなんて思ってもいなかったので非常に驚きました。
そして、自分の手話が認められた様な気がしました。  

Q2. なぜ今回コンテスト出場を決意したのですか?

手話を学ぶだけじゃなく手話を使って何かをしたいと思ったのと、私は手話だと自分の気持ちが素直に伝えられると思い、自分の思っていることを発信したいと思いました。 

Q3. スピーチのテーマや内容はどんなものだったのですか?

いくつかテーマがありましたが、私は将来の夢について、スピーチしました。 
私は難聴やろう者の方達を支援し、少しでも安心して、暮らしやすい社会にしたいと思っているので、そのことについてスピーチをさせていただきました。
また、手話を1人でも多くの方達に広めたい。
そして、健聴者の方達が持っている間違った知識(マスクをしていても大きな声で話せば通じるなど)を正したいということをスピーチしました。

Q4. 手話を始めたきっかけを教えてください。 

手話を本格的に始めたのは大学生になり手話部に入ってからです。

ですが、そもそものきっかけは、中学からの友人で難聴の友人がおり、その友人から「お昼のドラマで耳の聞こえない主人公が出てて、手話をしているんだよ」と教えてくれたことがきっかけで手話に興味を持つようになりました。

Q5. 手話ができて良かったことはありますか? 

生活の一部になっている面があるので良かったなと思う面はよく分からないですが、手話が分かる人であれば、遠くにいても話すことができるのでそこに関しては良かったなと思います。
また、難聴やろう者の方達とお話ができるようになったことです。

Q6. 手話を勉強し始めの人やこれから始める人などにメッセージを‼

日本ではやっと手話が言語として認められてきてますが、他の国に比べるとまだまだです。

私の難聴の友人も手話を覚えてくれることはとても嬉しいと言っています。

私自身もまだまだなので偉そうなことは言えませんが、手話は今後、大切な言語になると思います。 

手話に少しでも興味ある方は是非、始めてみてください‼︎
勉強し始めの方は手話検定にも挑戦してほしいです‼︎

 

どうもありがとうございましたhappy01

これからも夢に向けて頑張って下さい‼

ST学科も言語聴覚士に向け精いっぱい援助していきます‼

そんな素敵な学生たちが在籍する言語聴覚学科はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

2016年5月11日 (水)

手話スピーチコンテストで審査員特別賞!!①

こんにちは。STkouhouですsign01
今回は喜ばしいニュースです。

なんと、ST学科在学中の加藤愛華さんが
国際外語・観光・エアライン専門学校主催
第5回手話スピーチコンテスト スピーチの部で審査員特別賞を受賞しましたsign03

おめでとうございますsign03

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以下、加藤さんにお願いして「なぜ手話を始めたのか」、その熱い思いを綴っていただきました。


私は手話を広めたい。

少しでも難聴やろう者の方達の役に立ちたい。
そういう気持ちを奮い立たせているのはもちろん、
難聴の友人も関係しています。

私はたまたま、母が介護福祉士なので、

その影響もあり言語聴覚士という職業を知りました。
手話と言語聴覚士は密接な関係があると思い、言語聴覚士になろうと決めました。

しかし、実際は言語聴覚士も手話もほとんどの方達が知らないという現状を知りました。
言語聴覚士は人間にとって大切なものに関わる仕事だと思っています。

先日、熊本で大きな地震がありました。
難聴やろう者の方達はアナウンスが聞こえません。
避難所では字幕でテレビを見ることができないため内容が分からず、
状況が把握できないといった状況に立たされている方達もいると思います。
私はなぜ、そのような大切なものである言語聴覚士や手話などが多くの方達が知らないのか憤りを感じています。

1人でも多くの方達に知ってほしい。

なので、私は言語聴覚士になることができたら、
言語聴覚士という職業をたくさんの方達に知ってもらい、
1人でも多くの方達に手話を知ってもらいたい、
難聴やろう者の方達を支援できるように、
これからも勉強や手話に力を入れて頑張っていきたいなと思います。



難聴やろう者、手話やSTに対する熱い思いが伝わってくる文章でしたねhappy01

明日は、続けてインタビュー編をお送りします‼

そんな素敵な学生たちが在籍する言語聴覚学科はこちら→http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

2016年5月 4日 (水)

センセイリングに栗崎先生登場!

こんにちは。STkouhouですclover

新潟医療福祉大学ブログリレーのセンセイリングをご存知ですか?

センセイリングは新潟医療福祉大学が誇る魅力あふれる先生をリレー方式で紹介するページです。

Number19に言語聴覚学科の栗崎由貴子先生が登場しています。


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栗崎先生は新潟医療福祉大学の平成26年度のベストティーチャーに選ばれた先生です。

センセイリングでは、言語聴覚士が理系でも文系でも目指すことができる医療技術職であることを、ご自身の研究経験を通して紹介しています。




↓ 栗崎由貴子先生のセンセイリングのページはこちら

Number19 「文系も理系も、み~んな集まれ!」
http://www.nuhw.ac.jp/sensei/992/




 




2016年5月 2日 (月)

生物が苦手な人を応援しています!

みなさん、こんにちは、STkouhouですsign03

新潟医療福祉大学には学生のつよーい味方!がいます。
その名も「学習支援センター」!


学習支援センターで「言語聴覚学科のための解剖学基礎セミナー」が開催されます。

医学系の勉強にかかせない生物。でも、苦手な人も多いのでは?

高校で生物を履修した人も、履修していない人も、このセミナーを受講すれば大丈夫!

言語聴覚学科のための解剖学基礎セミナーhttp://nuhw.blog-niigata.net/learning/2016/04/26/?ref=calendar




学習支援センターは 「苦手 を 得意に」 へ 導きます。

言語聴覚学科は理系科目が苦手な人をこれからも応援していきます!

言語聴覚学科の学びを知りたい方はこちらhttp://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/message01.html

 

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