こんにちは
吉岡先生から再びメッセージが届きました
本学ではAO入試に始まり一般入試後期まで多様な入試が続いています。
これは4月から始まる新しい生活へのステップといえます。
アメリカでは9月が新年度ですが、日本では3月から4月が人生の節目となり、
この時期に多くの別れと出会いが交錯することになります。
卒業に伴う別れは学校生活で苦しかったこと、つらかったこと、これらすべてを
ともに引き受けた(経験した)仲間がいるからこその気持ちでしょう。
苦しいとか悲しいといった気持ちを引き受けた人だけが、新しい生活への希望や
喜びを得ることができるのだと思います。
また、別れが寂しいというのは人の本質を反映しているような気がします。
それは「人は変化を好まない」ということです。
現状が続いていくことに問題がなければ、ずっとそのままでいたいと思うの
が人間なのです。
一方、新しい出会いは我々に緊張感を呼び起こします。
相手はどんな人だろうか、上手く話が合うだろうか、などと会う前から緊張
することになります。新しい出会いが上手くいけば「ここに来てよかった」とい
うことになるし、上手くいかなければ「あの頃はよかった」ということになります。
しかし、このような新しい出会いはすべて相手だけの問題なのでしょうか。
最近読んだ『先生はえらい』(内田樹著)という本には、「「良い先生」というのは
「あなた」一人にとっての「良い先生」であって、万人にとって「良い先生」ではあ
りません。ですから、良い先生に巡り会ったことには「あなた」のものの考え方な
ども関係しているのです。」
ですから、あの頃はよかったと嘆くよりも、もっと良い出会いがあるように努力を
すべきなのかもしれませんね。
新しい出会いのキーパーソンはあなた自身です。
みなさんこんにちは
来週12月7日(土)は今年最後のオープンキャンパスが行われますよ
来場者特典があるようなので見逃せません
詳しくはhttp://www.nuhw.ac.jp/applicant/event/campustour/
この機会にドシドシ質問してみましょう!
お待ちしています
乙女先生が春からがんばってブログを書いてくれているので
少し彩りをそえようと(文字ばっかりだけど)、期間限定で参加しています
栗ごはんの季節は終わってしまいましたが、時々登場しますので受験の気分転換にでも
先日ご紹介した森博嗣さん
『喜嶋先生の静かな世界』(講談社文庫)はご存知ですか?
一人の大学生が研究を通して成長してゆく日々が綴られた、静かな静かな小説です
第1章では「学生の卒業研究のあるべき姿」が描かれています
(私は「こんな学生なら教えがいもあるよな~」と教員目線で読んでしまいましたが・・・・)
第2章以降は、大学院生から研究者に成長するまでが描かれます
一般的な学部生が決して知ることのない、大学院独特の世界をのぞくことができます
そして、大学のダークサイドもちらり、と
こんな会話がでてきます
僕 「この問題が解決したら、どうなるんですか?」
喜嶋先生 「もう少し難しい問題が把握できる」
私は、この会話に研究の全てがつまっていると思う
ちゃんと学び、ちゃんと研究をしてきた経験のある人たちが、なぜか必ず口にする言葉がある「耐えて耐えて、それでも学ぶのを止めずに耐え続けていると、ある日突然、パーッと視界が開けることがある」
・・・・・・・・この世界をみるために研究ってあるのかもしれない
かつての私のゼミ生でも、
(残念なことに)一人だけではあるが、この言葉を口にした学生がいた
本人は自覚してなかったかもしれないけど
彼は彼なりに真剣に卒業研究と向き合っていた
そして、独りでちゃんと次の難しい問題を把握する力をつけて旅立った
『喜嶋先生の静かな世界』
この小説は、
これから大学生になる人に、
今、大学生のあなたに、
かつて大学生だった方に、
ぜひ読んでもらいたい本です
今日は言語聴覚学科の吉岡豊先生よりメッセージが届きました
吉岡先生は言語発達や聴覚障害をご専門とされておられる先生です。
担当授業は、音響学や聴覚心理学、言語発達学、聴覚障害をわかりやすく
教えてくださっています。
教員紹介ページ センセイリング ←こちらをクリックすると吉岡先生の詳細にリンクします。
豊かな発想力
今、当たり前のように通り過ぎて使っている自動改札機には、
多くの開発者たちが苦しんだ末に誕生したものです。
開発に残された大きな課題が1つ。
・斜めに入れられた切符をどのようにまっすぐに直すか
開発者の一人は一生懸命に考えましたが、どの方法も上手くいきませんでした。
すべてのことが行き詰まってしまい途方に暮れていたある日、
彼は息子と川へ釣りに行きます。
そこで彼は、川を流れる1枚の葉っぱが川の石に当たって、
まっすぐになるシーンを目の当たりにします。
そのシーンを見て彼は、切符をまっすぐにする方法を思いつきました。
そしてとうとう自動改札機の開発は成功します。
この話から教えられることは、何かを生み出す際には必ず壁があるということです。
考え抜いて、もうダメだと思いつつもあきらめずに考え抜いた末に、
豊かな発想が与えられるのです。
何も考えていない者は、川に流れる葉っぱを見ても何の発想も浮かばないはずでしょう。
よく感性を大切にしたいとか、感性を磨きたいとかという言葉を聞きますが、
それは決して思いつきを大切にするという意味ではないと思います。
それは考え抜いて壁に突き当たってもあきらめずに考え抜くということです。
そして、その結果、素晴らしい感性がひらめくのだと思います。
結局はしっかりとした知識と技術の基本、あきらめないで考え抜く力、
この二つがあって初めて豊かな発想が生まれるものなのですね。
私が心から尊敬する哲学者の一人、鷲田清一先生
吉岡先生が、その先生の新聞記事をわざわざ切抜き、プレゼントしてくださった
しかも、「僕はコピーでいいから」と原本を・・・・うっうっうれしい・・・
この記事に職業(calling)と書いてある
吉岡先生が calling は「召命」、すなわち、キリスト教では神様からのお導きなのだ、と教えてくださった
職業 をドイツ語で調べると2つの単語がでてくる
Arbeiten(アルバイテン) と Beruf(ベルーフ)
アルバイテンは「アルバイト」だから、きっとすぐにイメージがわくはず
いわゆる「労働」です
一方、Berufは“天職”
まさに、神が与えたもう生涯の仕事だ
かつて私が、教育を続けようか、それとも臨床現場に戻ろうか、
まさに人生の岐路に立ち止まっていたとき、
当時、とてもお世話になっていた先生がこう助言してくださった
「Berufだと思う方に進みなさい」と
新潟医療福祉大学は、医療・福祉・スポーツの技術職を養成する大学だ
教育の特性上、多くの学科の学生が資格取得を目指す
したがって、入学した時点でほとんどの学生の人生が決定されてしまうことになる
でも生涯の仕事なんて、18歳で決められるほど甘くはない
人生は長いのだ
資格は頑張った者だけに与えられる名誉ある勲章ではあるが、
人生の保険や保障ではない
学生たちはいろいろな学びを通して、このことに少しずつ気付きはじめる
「自分の人生は本当にこの道でいいのだろうか」・・・・と
彼らは、立ち止まり、悩み、苦しみ、そしてまた歩き出す
このとまどいこそがまさにBerufにつながりゆく道なのだ、と思う
秋深し、読書の秋・・・
栗が美味しい季節になりましたね
研究室も自宅もものすごい勢いで本が増え、
つん読(積んでおくのモジリ)になりつつある己に焦り・・・・
最近はまっているのが森博嗣さん
ミステリー作家ですが、もと、某国立大学の教員だった方です
『大学の話をしましょうか』という新書、大学進学前にぜひご一読を
なぜ私たちは学ぶのでしょうか?
その答えがこの本にありました
一節をご紹介
「どんな動物だって、遊ぶし、働くし、寝るし、食べる。
しかし、人間だけが、学ぶのである。
人間としての楽しみが、学ぶことには、きっとある。
それに気づくことはとても尊い。」
そう、学ぶことは楽しいことなのです
この新書、「最近の若者は」と言われる若者を励ます言葉もたくさんのっています
「最近の若者は」「ゆとり世代は」と言われてへこんでいるみなさん、
この本を読んで励まされて、そして未来を夢見てください
今、森さんのある小説を併読中
そこには大学の魅力がもっともっと書かれています
卒業研究に取り組もうとしている在学生や
大学での研究を楽しみにしている高校生には
ぜひ知っておいてもらいたい世界が広がっている小説です
後日、ご紹介しますね
学ぶことは楽しい
苦しみを乗り越えた先にある喜びに触れることができるのが
大学という場所なのかもしれません
はじめまして
今日は謎の特派員①がお送りします
CUT iN Campus 9月号表紙に言語聴覚学科の在学生が掲載されました
素敵な笑顔ですね~
CUT iN Campusとは県内のほぼ全ての大学・短大・専門学校で配布され、
学生に圧倒的な支持を受けているフリーペーパーなのですこちらをクリック!
県内のお店情報やバイト情報など、キャンパスライフには欠かせない情報が満載です
ここに載っているモデルさんはみんな学生さんだそうです
街で見かけたら是非お手に取ってみてくださいね