行政栄養士の仕事って何だろう?? Part2
皆さん、こんにちは
教員の鈴木です
今回も、先週に引き続き、学生と一緒に関わった行政との連携事業と、関連した行政栄養士の仕事を紹介します
2 新潟県三条地域振興局健康福祉環境部(三条保健所)
働く世代の健康づくりを食生活面から支援するために、三条地域振興局健康福祉環境部が実施する「昼食サラメシ充実事業」に当学科の4年生2人と3年生3人と一緒に参加しました。
働く世代が満足できるヘルシー弁当レシピと健康メモを学生が考案し、お弁当業者の方が地元で販売しました
学生が地域の方々と連携しながら考案したレシピを、住民の健康づくりや食育に生かそうとする取り組みです。
またその取組を弁当業者、栄養士会、市町村等の地域関係者が参加する会議の中で事例報告しました
特に今、行政では、若い世代の朝食欠食、男性の肥満や女性のやせ等の健康問題が、将来の生活習慣病や要介護状態につながるのではないかと危惧しています。
そのため、若い世代(=今回は学生)から当事者意識をもってもらいたい、またその視点を行政の施策にも生かしたいという強い思いが今回の企画につながっているのです
以上、今回紹介した事業はいずれも行政栄養士が関わっていますが、どのようなイメージを持ちましたか?
つまり、行政栄養士は、個人の栄養指導ももちろんしますが、地域全体を対象に、健康課題を予防するため、地域関係者(大学含む)と協働して、必要な仕組みや環境をつくること(施策づくり)が主要な仕事です。
少し難しかったでしょうか? それでも、うれしいことに今年、卒業生2人が県内で行政栄養士として勤務することになりました
その2人に大いにエールを送るとともに、皆さんにも地域でこうした機会があれば是非参加して欲しいと思います