2018年9月12日 (水)

日本体育学会 口頭発表(体育科教育領域)~若井由梨先生~

 

 

学会は、それぞれの研究者が自身の研究成果を発表する場となっています。

 

発表の方法は「口頭発表」と「ポスター発表」の2つあります。

 

口頭発表では、パワーポイントを使って、決められた時間内に自身の研究成果を聴衆に伝えます。

 

一方で、ポスター発表では、自身の研究成果を1枚のポスターにまとめ、それを説明しながら研究成果を聴衆に伝えます。

 

発表者は、どちらの方が自身の研究成果を聴衆に伝えることができるのかを考えて発表方法を選びます。

 

今回、口頭発表で研究成果を聴衆に伝えた若井由梨先生の発表内容を紹介します。

 

以下、若井先生からの報告です。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

日本体育学会第69回大会が徳島大学において、私は体育科教育領域にて口頭発表を行いました。

私は新潟医療福祉大学ダンス部の監督として指導をしながら、ダンス授業に関する指導法について研究を行っています。

 

今回の学会では、現在行っている調査研究について発表しました。

 

タイトルは、「表現運動・ダンスの授業における実態把握―現職教員が感じる『困っていること』の解決に向けてー」です。

 

より良い研究となるように、昨年度から少しずつ準備を重ねてきました。

そして、新潟市内全ての小・中学校の現職教員(各学校の体育主任)を対象にして、質問紙による郵送調査法を用いて研究を進めてきました。

対象となる体育主任の先生方に、以下の質問項目への回答を求め、その結果をまとめました。

 

①ダンスの授業をどのような内容で構成して行っているか

②授業を行う中での困難さ、指導の中での課題意識は何か

③指導法を獲得した手段(大学時の授業、教職に就いて以降の研修会等)はどのようなもので、どのように現在の指導に活かされているか

 

今回の学会では、特に②授業の中で現職教員(体育主任)が「困っていること」に焦点を当てて考察したものを発表しました。

その際に、経験豊富な教員と経験の浅い教員にわけ、それぞれのグループの教員が「困っていること」の質がどのように異なるのかを、両グループの比較を通して考察しました。

そして、その考察を基に、今後どのような研修会が必要になるのか、また教員養成課程(大学など)ではどのような教育が必要になるのかをまとめました。

 

今回の学会発表は、限られたデータを基に基礎的資料を、という模索の段階です。

今後、さらにサンプル数(質問紙に応じてくれる教員の数)を増やし、客観的な指標となるデータを集め、より現職教員の方々にとって、より有益な資料となるように研究を進めていきたいと思っています。

2_2


 

演者:若井由梨先生

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

若井先生は、ダンス部の監督を務めながら授業、研究に日々奮闘しています。

 

 

現在、体育においてダンスは必修科目となっています。

小学校、中学校、高校ではダンスの授業を行わなければなりません。

したがって、学校の先生は、生徒にダンスを教えなければならないのです。

 

しかし、武道・ダンスが必修化されるまでは、先生はそれを教える必要はありませんでした。

また、なじみのないスポーツや運動を教えることは、体育の先生といえども容易なことではありません。

とりわけ、小学校の先生の多くは体育を専門としないことが多いといえます。

 

このような背景もあり、現職の教員は「困っている」のです。

 

若井先生の研究の出発点は、そのような「現場の声」に基づくものであり、「どうすればダンスの授業を充実させることができるのか」ということです。

 

このような現状をより良くするためには、まず、現場の教員は「具体的にどんなことに困っているのか」を明らかにする必要があります。

若井先生のタイトルにあるように、まさに「実態を把握」する必要があるのです。

これを明らかにすることによって、改善策を打ち立てるヒントを得ることができるからです。

 

 

ダンスが必修化されることで、身体運動を通して、豊かなこころ、鋭敏な感受性、多様な表現力を身につけられることが期待されます。

そしてそれは、子どもたちが社会に羽ばたく時に、相手のこころを察する、喜怒哀楽を適切に表現できる、他者と積極的にコミュニケーションを取れる、といったことにつながるはずです。

 

ダンスのもたらす効果は大きいと考えられたとしても、その効果を享受するためには授業を充実させる必要があります。

 

1つの研究で世の中を劇的に変えることはほぼ不可能です。

 

しかし、地道な研究活動が少しずつ世の中をより良い方へ導いてくれるはずです。

 

 

嬉しいことに、本学のダンス部は知名度も徐々に高まっています。

だから、「新潟医療福祉大学でダンスをしたい!!」と意気込んで入学する学生もいます。

 

評定競技領域に位置づけられるダンスは動きの出来映えを競います。

芸術性を競うという点においては、サッカーやバレーボール、また陸上競技とは異なります。

しかし、そんなダンスも研究対象となっているのです。

 

「どうすればもっとうまく踊れるようになるのか」「どうすればより良いダンスの授業をつくることができるのか」「ダンスを普及させるためにはどんなことが必要なのか」といったことに疑問をもつ人がいれば、ぜひ、本学科で若井先生をはじめ、それぞれの領域の先生(研究者)と一緒に学びましょう!!

 

 

 

 

若井由梨先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/wakai.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

新潟医療福祉大学 ダンス部HP

https://nuhw-dance.jimdo.com/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部twitter

https://twitter.com/nuhwdddance

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部instagram

https://www.instagram.com/nuhwdance0311/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/dance/

 

 

新潟医療福祉大学 スポーツ教室

https://www.nuhwsc.com/

 

 

 

2018年9月10日 (月)

日本体育学会発表(運動生理学領域シンポジウム) ~佐藤大輔先生~

 

 

2018年8月24日(金)から同年8月26日(日)まで、徳島県で日本体育学会が開催されました。

 

 

日本体育学会は、国内において体育、スポーツに関する最も大きな学会です。

そのため、国内の体育、スポーツに関する多くの研究者や大学院生が集まり、研究発表を行います。

そして、発表された研究に関して議論や意見交換が行われます。

 

また、日本体育学会は大きな学会(研究者の集いの場)であるため、各専門領域にわけられています。

 

研究者には、それぞれ専門性があります。

たとえば、今回紹介する佐藤大輔先生ならば「健康体力学」「運動生理学」といった学問が専門分野になります。

 

体育ないしスポーツに関する研究と言っても、それらを研究対象とする場合には各学問に足場をおいて研究を進めることになります。

「何を明らかにしたいか」によって依って立つ場所が変わるのです。

だから、各領域にわけられることで、より専門性の高い議論が繰り広げられるようになっているのです。

 

 

今回、健康スポーツ学科から佐藤敏郎先生(専門分野:健康科学)、佐藤大輔先生(専門分野:健康体力学、運動生理学)、杉崎弘周先生(学校保健、保健科教育)、若井由梨先生(専門分野:ダンス教育、ダンスコーチング)、山本悦史先生(スポーツマネジメント)、大学院生の本間翔太郎君(修士課程2年)と石田航君(修士課程2年)の7名が、日本体育学会で発表を行いました。

 

そこで、今週から2週にわけて、各先生ならびに各大学院生の研究発表をブログに掲載していきます。

 

まずは、運動生理学領域のシンポジストとして発表を行った佐藤大輔先生の発表内容を紹介します。

 

以下、佐藤大輔先生からの報告です。

 

 

― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

スポーツ神経生理学Labに所属する私は、日本体育学会運動生理学領域のシンポジウム、「異分野の掛け合わせで運動生理学研究の未来を拓く-低酸素 × 寒冷 × 水中 = トレーニング効果増進?-」にて、シンポジストの一人として下記の研究発表を行いました。

 

発表タイトル:

「水」によって生じる中枢神経活動とトレーニングへの応用可能性

今回のシンポジウムは、「低酸素・寒冷・水中環境といった特殊環境を用いることで、通常のトレーニング効果を高められるか?」というテーマで進められました。

 

その中で、私は、「運動の練習前に15分間、水に浸かることで、練習による運動技能の定着を促進できる!」という研究結果を紹介しました。

 

リハビリテーションや技術トレーニングの現場では、トレーニングによって期待する効果を得られる人もいれば、なかなか効果を得られない人がいます。

今回の研究結果は、そのような問題を解決する手立てになる可能性があります。

 

※運動技能の定着とは、簡単にいえば、安定して運動ができるようになることです。

当たり前ですが、健康な人たちは苦も無く歩くことができます。

このような状態は、まさに「歩く」という運動(運動技能)が定着している証拠です。

しかし、たとえば麻痺などでうまく歩くことができなくなってしまった場合、豊かな日常生活を送るために、再度、「歩く」という運動(運動技能)を定着させる(苦も無く歩けるようにさせる)必要があります。

このように、リハビリテーションの現場でも運動学習が問題になっているのです。

 

1_2

写真奥でマイクを持っているのが佐藤大輔先生

 

― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

以前、いきいき放送局では佐藤先生の研究を紹介しました。

学会参加報告 ~佐藤大輔 先生~(クリック)

SHAIN プロジェクト キックオフ・シンポジウム 健康スポーツ学科のシンポジスト紹介(クリック)

 

 

佐藤先生の研究のキーワードは「水」「脳」「運動技能」です。

 

 

今回の発表にあるように、運動前に15分間水に浸かることで運動技能の定着が促進されるのであれば、リハビリテーション現場において有効な運動学習方法(運動を覚える、あるいは運動を覚え直す方法)となります。

 

佐藤先生の研究では、実験を繰り返すことによって、運動学習の有効性を検証しています。

実験のデータが蓄積され、研究成果が積み重なることで、リハビリテーション現場における新たな運動学習方法が構築されることが期待されます。

 

また、その方法は競技スポーツ現場にも生かされる可能性があります。

つまり、水に浸かってから運動学習(練習)を行うことで、新たな動きを効率的かつ効果的に覚えることが可能になると考えられます。

 

スポーツ、運動を行っている人は、「どうすれば新しい動きを覚えられるのか」「どうすればもっとうまくなるのか」といったことを考えているはずです。

佐藤先生の研究を応用するならば、水に浸かってから、たとえば投球練習をすると新たな球種を効率的かつ効果的に覚えられるかもしれません。

 

もちろん、いろんな課題はありますが、地道な実験・検証を行うことによって、これを立証することができるかもしれません。

 

このようなことに、みなさんは興味ありませんか?

 

 

 

研究は地道な作業を繰り返すことによって、少しずつ成果を上げ、それが社会に還元されていきます。

 

普段、大学教員は学生に対して自身の専門とする学問を教えながら研究を進めることで、社会を発展させようと努めています。

 

意外と学生にも知られていないことですが、学生が夏休みの間、大学教員は学会を通して自身の研究を世の中に発信したり、研究を推し進めたり、次の学期に向けて入念に授業準備をしたりしています。

 

健康スポーツ学科の教員(研究者)は、研究、教育、社会貢献に力を入れているのです。

 

だから、「スポーツ」「健康」「教育」「運動」に関して興味・関心がある人は、ぜひ、健康スポーツ学科の教員と「おもしろい研究」をしましょう!!

 

そして、「水」「脳」「運動技能」に興味・関心がある人は、ぜひ、佐藤大輔先生の所属するスポーツ神経生理学Labに来てください!!

 

 

 

佐藤大輔先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_d.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年9月 7日 (金)

ダンスの全国大会を終えて ~3年生 山田春香さんから~

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

皆さんこんにちは!

 

強化ダンス部の山田春香(健康スポーツ学科3年)です。

 

8月7日(火)~8月10日(金)にかけて開催された全日本高校大学ダンスフェスティバル神戸に出場しました。

 

この大会では、8日に予選、9日に決戦、10日に特別プログラムがあり、予選を通過した学校だけが決戦に進むことができ、更に、決戦で賞を受賞した学校だけが特別プログラムという受賞者公演に出演することができます。

 

私達は、賞を掴み取り、特別プログラムで受賞校として踊ることを目標に練習してきました。

 

 

 

0

大会会場の外観

 

 

 

大学部門の参加校数は33チームでそのうち予選を通過した大学は15チームでした。

 

その中で私達は、予選を通過することができませんでした。

 

創部6年目にして初めての経験でした。

 

歴代の成績として、特別賞を受賞していたり、毎年予選を通過していたりと予選落ちは今年が初めての経験となりました。

去年、一昨年と決戦には進んでいたものの受賞には手が届かず「今年こそは!!」という想いが強く、周りの人からの応援や支えもたくさんあり、決戦に進むことが大前提だったので信じられない気持ちと、ただただ悔しい気持ちでいっぱいでした。

 

この大会は、創作ダンスで勝負をする大会です。

私達は、3年生が主となり、学生達で題材となるテーマを決め、それについて調べ、深めていき全員で「踊る」ことで完成させていきます。

 

学年関係なく意見を出し合い、「より良い作品にするにはどうしたら良いか」を全員で試行錯誤しながら創作していきます。

「受賞するにはどうしたら良いか」、常にこの事を考え全員でぶつかり合いながら作り上げてきたからこそ、悔しさは大きいし、もっと皆で踊っていたい気持ちがありました。

 

そして、いつもダンス部はたくさんの方に応援をしてもらい、支えてもらい部員一同とても感謝しています。

 

大会前になるとOG・OBの方や、教職員の方、大学の仲間、地域の方、保護者の方など、たくさんの方から応援のメッセージなどをいただきます。

 

私達は、本番が近づくにつれて不安や緊張が大きくなりますが、皆さんからの応援が心の支えとなり大きな勇気をもらっています。

なので、感謝の気持ちを込めて踊ることはもちろんですが、結果で恩返しができるようにしていきたいと思っています。

 

今年の大会で得たものは多く、来年に生かせることもたくさんあります。

絶対に今年の悔しさを来年は晴らし、皆さんに良い報告ができるように部員一同頑張っていきたいと思います。

これからもご指導、ご声援の程宜しくお願いします。

1

写真右下:山田春香です

 

 

 

↓こちらは練習風景です☆

 

2

 

 

↓動きを動画に撮り、皆で確認して悪かったところを直していきます!

 

3

 

 

4

写真右:ダンス部監督の若井由梨先生

 

 

大会では臨んだ結果を出すことはできませんでした。

しかし、今は気持ちを切り替えて、9月15日~9月16日にあるアーティスティックムーブメントin富山に向けて1、2年生が練習に励んでいます!

 

そして、10月6日~10月7日に本学で行われる学祭でダンス部も踊らせていただきます。

興味がある方、ダンス部の踊りが見たいよって人! お時間のある方、是非見に来てください!

お持ちしています☆

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

競技を行う以上、勝ち、負けが出ます。

 

今回、ダンス部は望んだ結果を出すことができず、とても悔しい気持ちになったと思います。

 

でも、「望んだ結果がでない」という経験も、時には必要ではないでしょうか。

その経験が生かされる時が来るはずだから。

 

また、失敗の経験を飛躍につなげることの比喩として、「高く跳ぶためには低くしゃがむことが重要」といった言われ方がされるように、今回の経験はダンス部が飛躍するための財産になることでしょう。

 

起きてしまった現象は変わりませんが、「その現象をどのように解釈するか」、これが重要になるのではないでしょうか。

 

ダンス部の、さらなる飛躍に期待せずにはいられません!!

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部HP

https://nuhw-dance.jimdo.com/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部twitter

https://twitter.com/nuhwdddance

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部instagram

https://www.instagram.com/nuhwdance0311/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/dance/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

2018年9月 6日 (木)

2018年度 スイスイ水泳教室 報告 ~4年生の江黒千晶さんから~

 

こんにちは!

 

健康スポーツ学科4年の江黒千晶です(佐藤大輔ゼミ)。

 

 

今回、8月7~9日までの3日間で行ったスイスイ水泳教室について紹介していきたいと思います。

 

 

 

このスイスイ水泳教室は毎年1年に1回、3日間を通して小学生を対象にした水泳教室を開催しています。

 

 

佐藤大輔ゼミ、水泳部、水泳指導員の資格を取りたいと考えている学生などが中心となって、この教室を行っています。

 

 

この3日間の教室のために、2カ月ほど前から打ち合わせを繰り返し、しっかりと準備をしてきました。

 

 

果たして水泳教室は無事に成功を収めることができたのでしょうか・・・!?

 

 

 

 

ここから水泳教室の内容を振り返ってみましょう(^^)

 

 

 

1_3

 

水泳教室に入る前に・・・

 

 

さて何でしょう、この写真は?

 

 

実はまだプールには入りません。(笑)

 

 

この3日間の流れとして、水泳教室開始前に子どもたちが自由に遊べるのびのび運動教室と夏休みの宿題などの勉強を行う勉強部屋の2つが設けられ、そのどちらかを行ってからプールに向かいます。

 

子どもたちは好きな方を選んで、プールで泳ぐ前に体を動かす、または勉強で頭を使ってからプールで泳ぎます。

 

 

 

スイスイ水泳教室は、ただ水泳を教えるだけじゃなかったんですね!!

 

 

2_3

 

のびのび運動教室の様子です。

 

写真がブレブレですね。

 

子どもたちが元気すぎてピントを合わせることができませんでした。

 

そのおかげで(!?)この写真から躍動感が現れています!!

 

 

 

3_2

 

カメラの存在に気づいているのは私だけの状態でパシャリ。

みんなは遊びに夢中。

カメラなんてそっちのけって感じです。笑

 

 

 

 

 

4_2

 

5_2

勉強部屋の様子です。

 

 

真剣に取り組んでます、えらい!!

 

 

 

6_2

                             

「ねぇ、プールはまだ? 早く入りたいんだけどお兄ちゃん!!!!!」

 

 

 

さて、そろそろ本命のプールへ。

 

 

 

7_2

 

 

初日は開会式と、子どもたちへの出し物として○×クイズマンが子どもたちに水泳に関する○×クイズをしていました。

 

 

子どもたちは○×クイズマンに興味津々です。

この人の正体は???

 

 

8_2


開会式終了後、記念撮影です。

 

 

みんな元気いっぱい!! 素敵な笑顔(^^)

 

 

3日間開催だからということで、みんなで一緒にスリーピース!!!

 

この後、各班に分かれて早速泳ぎの練習開始!!

 

 

泳ぐのが上手になりますように!!!

 

 

9_2

 

プールへ移動するときの移動はみんなで仲良く列車になって(^^)

こちらはトラ班です🐯

 

 

 

 

10_2

 

ブタ班の様子🐷

ビート板なども使って少しでも上手に泳げるように猛特訓中です。

 

 

 

 

11_2

 

上級班の子供たちはどんどん積極的に泳いでいきます。

すごいですね・・・

中にはバタフライまで泳げるなんて子も。

 

 

 

今回は51人もの子どもたちが水泳教室に参加してくれました。

今年は過去最多で、今年から初めて参加するという新規の参加者さんが多い印象を持ちました。

 

今年で水泳教室も23回目を迎えました。

コツコツと学生の水泳教室での積み重ねが、今現在こうして数多くの参加者さんに参加していただけているのではないかと思います。

 

 

子どもたちは3日間、泳ぐことの楽しさを全身で感じながら水泳教室に取り組んでいたと思います。

 

学校の授業で行う水泳の授業とはまた違う楽しさもあり、のびのびと約1時間の練習を大いに楽しんでいました。

 

 

子どもたちの成長スピードはとても速く、学生たちも、あれよあれよとどんどん新しいことを吸収していく子どもたちの様子に驚きながら、やりがいと充実感に満ち溢れながら3日間を成し遂げることができました。

 

 

子どもたちにとっても私たち学生にとっても、そして保護者の方にとっても、素敵な3日間だったのではないでしょうか。

 

 

 

 

閉会式とともに、各班の班長さんから子どもたちに素敵なプレゼントが配られていました。

中身は・・・何でしょう?

 

12_2

 

私が子どもだったら心の底から喜ぶ手作りプレゼントです、いいなぁいいなぁ。

 

 

実はこのプレゼント、学生のみんなが朝早くから夜遅くまで、空き時間を使って、想いを込めて丁寧に作っているんですよ(^^)

 

ちなみにこの中身は、写真の入ったコメント付きのオリジナルアルバムと、修了証が入っています(^^)v

 

 

この教室ならではの素敵な贈り物ですね。

 

 

 

 

13_2

上の写真は馬場康博先生(写真中央)が子どもたちに最後のお話をしている様子です。

 

 

 

 

水泳教室終了後には、学生全員で反省会を行いました。

 

14_2


 

15_2


 

16_2


 

17_2

 

みんな積極的に意見を出し合ったことで、多くの意見が集まりました。

 

これらの意見は来年の水泳教室に生かされ、来年はもっとよい水泳教室になることを期待しています(^^)

 

 

 

たかが3日間、されど3日間。

私たち学生にとっても、子どもたちにとっても、とても充実した3日間なのではなかったかと思います。

 

子どもと大学生が関わる機会が減ってきている中で、このような教室はぜひ大事にしていきたいです。

 

教員を目指している私も、中高希望でしたが、「小学校の先生もいいなぁ~」、と思ってしまったり・・・(笑)

 

学生全員が3日間子どもたちをみて、「可愛いなぁ」と何度口にたことか。

それくらい子どもたちが可愛くて可愛くて、自然とみんなの顔が笑顔になっていました。

 

 

 

 

子どもは、できないことができるようになる自己の可能性の大きさを知り、私たち学生は子どもとの触れ合いを通して、子どもの魅力を肌で感じ取れたのではないでしょうか。

 

きっと保護者の方も、新潟医療福祉大学をもっと活用していきたいと感じてくださった方もいたかもしれません。(いてくれるといいなぁ。)

 

そんな3日間は、関わった人たちみんなの夢が広がった教室となったと思います。

 

 

これにて第23回スイスイ水泳教室無事終了です。

 

 

来年はもっと素敵な水泳教室になりますように。

 

 

 

 

<番外編>~学生オフショット~

 

 

18_2

佐藤大輔ゼミ4年生メンバー。

教室前のミーティングが終わってもなおこの3人はミーティング中。

3人とも腕組みポーズ仲良しです。

 

19_2  

出し物で行う劇のネタ合わせ中。

あれ、右の人って○×クイズマン・・・かな。

 

 

 

20_2

佐藤大輔ゼミ3年生メンバー。

キメ顔。

教室前、もう気合十分!(^^)!

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

本学健康スポーツ学科ではスポーツ教室を開催しています。

新潟医療福祉大学スポーツ教室HP(クリック)

 

今回、紹介したスイスイ子ども水泳教室(短期集中型)だけではなく、子どもの運動能力の向上を目指す教室(年間継続型)、陸上教室(年間継続型)、バスケットボール教室(中学校の部活単位で指導)、ダンス教室(短期集中型)、にじっこサマーキャンプ(短期集中型)、子どもフライングディスク(短期集中型)を開催しています。

 

これらの教室は主に新潟市北区に住んでいる子ども達に対して、大学生がスポーツ指導や学習支援をしていく取り組みです。

 

子ども達はスポーツ、運動を楽しみ、大学生は実践的指導能力(運動指導やマネジメントの能力)をつけることを目指しています。

 

各教室には、毎回多くの方に参加していただいています。

心よりお礼申し上げます。

 

 

各教室がより充実するように努めますので、今後も多くの方のご参加をお待ちしております!!

 

 

 

新潟医療福祉大学スポーツ教室HP

https://www.nuhwsc.com/

 

 

健康スポーツ学科 教育の特色・資格

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/feature.html

 

 

2018年9月 5日 (水)

9月オープンキャンパス ~写真集~

昨日、9月のオープンキャンパスに関する記事が公開されました。

今回、その様子の詳細をお伝えすべく、当日の写真を掲載していきます!!

【当日朝の学生スタッフ打ち合わせ】

 

P1010417

 

 

 

P1010418

 

 

 

P1010422

 

 

 

 

【大学説明会の様子】

 


P1010456

 

 

 

P1010452

 

 

 

P1010463

学長 山本正治先生

 

 

 

P1010466

 

 

 

 

【学科説明会の様子】

 

P1010634

 

 

 

P1010483

 

 

 

P1010637

 

 

 

 

【学科プログラムの様子】

 

P1010512

 

 

 

P1010516

 

 

 

P1010522

 

 

 

P1010517

 

 

 

P1010683

 

 

 

P1010688

 

 

 

P1010713

 

 

 

P1010714

 

 

 

P1010535

 

 

 

P1010545

 

 

 

P1010621

 

 

 

P1010625

 

 

 

P1010658

 

 

 

P1010740

 

 

 

 

【ダンス部パフォーマンス&よさこい部】

 

P1010566

 

 

 


P1010577

 

 

 

P1010587

 

 

 

P1010596

 

 

 

P1010611

 

 

 

 

【その他】

 

P1010651

 

 

 

P1010662

 

 

 

P1010664

 

 

 

 

 

健康スポーツ学科(クリック)

ダンス部(クリック)

ダンス部 Twitter(クリック)

よさこい部 Twitter(クリック)

教職支援センター(クリック)

教職支援センター Twitter(クリック)

2018年9月 4日 (火)

9月オープンキャンパスの様子

 

 

 

1

 

 

2018年9月1日(土)に、今年最後の夏のオープンキャンパスが行われました。

 

 

 

2

 

 

 

大学全体の説明会の後、およそ100名の方が、健康スポーツ学科の説明会へ来てくれました。

 

 

 

3

午前の学科説明会の様子

 

 

4

午後の学科説明会の様子

 

 

 

5

学科の説明をした大森豪先生

 

 

6

在学中の学生の様子や進路に関して説明をした武田丈太郎先生

 

 

 

7

 

 

 

 

 

今回、学科説明会の後に、模擬講義が行われました。

講義内容は「バイメカニクス」です。

 

8

模擬講義を担当した市川浩先生

 

 

 

9

 

 

 

 

模擬講義の後、各プログラムへ移動しました。

 

 

 

 

10

保健体育教員の仕事に関して説明をした杉崎弘周先生

 

 

 

 

施設見学ツアーでは、陸上競技場を見学しました。

この日、陸上競技部が練習を行ってこともあり、陸上競技部監督の小林志郎先生が陸上競技部について説明をしました。

 

11

写真左から小林志郎先生、山本悦史先生

 

 

 

新潟医療福祉大学には屋内走路もあるので、それも見学しました。

12

屋内走路

 

 

 

 

「ATへの道」では、熊崎昌先生がATに関する説明を行いました。

 

 

13

熊崎昌先生

 

 

 

 

「スポーツ測定体験」では、模擬講義を担当した市川浩先生が、実際に実験機器を使って、動きの測定を行いました。

 

このトレーニングセンター内にはフォースプレーと呼ばれる機械が床に埋め込まれています。

その部分に着地すると、着地時の力を測定することができます。

今回、いかに衝撃を小さくする着地ができるか試していました。

 

14

着地の際の衝撃を測っている様子

 

 

 

 

「スポーツ・レクリエーション体験」では、佐近慎平先生が、ウェルチェアラグビーと車椅子バスケットボールを教えました。

15

写真左:佐近慎平先生

 

 

16

車椅子バスケットボールの様子

 

 

 

 

学生スタッフは、参加者と一緒にウェルチェアラグビーと車椅子バスケットボール行い、高校生の相談にも応じていました。

 

 

17

 

 

 

18

学生相談の様子1

 

 

 

19

学生相談の様子2

 

 

 

 

20

学生相談の様子3

 

 

 

21

学生相談の様子4

 

 

 

22

施設見学の様子

 

 

 

 

お昼には、ダンス部のパフォーマンスも実施されました。

23

ダンス部パフォーマンスの様子

 

 

 

 

 

 

今回も多くの方に参加していただきました。

県内はもとより、県外の方にもご参加いただきました。

 

ありがとうございます。

 

 

 

参加者と話をすると、「ここ(新潟医療福祉大学)の施設はキレイ」といった感想や「ここ(健康スポーツ学科を)受けます!!」と受験宣言をしてもらえることが多いです。

 

そのようなことを参加者に言っていただけることは、健康スポーツ学科の教員としてとても嬉しく思います。

 

 

ここ(新潟医療福祉大学健康スポーツ学科)は、施設がキレイなだけではなく、「知恵」や「知識」がたくさん詰まった場所であり、「バイタリティ」にあふれた場所です。

 

若い教員も多く、「研究」「教育」「スポーツ」などに日々、力を注いでいます。

 

また、すべての教員が学生に寄り添い、同じ目線で学生と語り合います。

 

 

4年間という期間は、20歳前後の学生にとっては長いようで短いのかもしれません。

 

入学した年は、高校生活から「大学生活」へと変化します。

新しい環境に身を置くことで不安や期待を抱くでしょう。

新しい友達もでき、後期には大学生活も充実し始めることでしょう。

 

2年では、「大学生活」のなかで「抜きどころ」を覚え始め、大学生活を「満喫」し始めるのではないでしょうか。

巷で言われる「大学生っぽいなぁー」ってことをし始め、それに没頭し過ぎて勉学を怠る人も出て来るのではないでしょうか。

 

3年では、部活に参加している学生は上級生としての意識も芽生え、責任感が増す学生も増えてくるはずです。

また、次の年には就活が待ち受けているため、徐々に自分の将来を「現実的に」考え始める学生も増えてくるはずです。

 

そんなこんなをしているうちに4年生になってしまい、就活と卒論に追われ、社会へ羽ばたく準備を整えることになります。

 

振り返った際に,あっという間に過ぎ去ったと感じてしまうものです。

 

大学生にとって、こんな4年間を、健康スポーツ学科の教員は全力でサポートします!!

 

 

ぜひ、来年の春、ここでみなさんとお会いできるのを心から楽しみにしています。

 

 

 

高校1年生や高校2年生のみなさんは、まだ焦る必要はないと思います。

ゆっくり、時間をかけて、自分にとってふさわしい大学を選んでください。

もちろん、それが新潟医療福祉大学健康スポーツ学科であれば、とても嬉しく思います。

 

24

J棟(第3研究・体育棟)

 

 

健康スポーツHP

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

健康スポーツ学科 教員紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher.html

 

 

健康スポーツ学科 在学生メッセージ

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/message01.html

 

 

 

2018年9月 3日 (月)

子どもの料理教室×保護者のエクササイズ!!

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

皆さんこんにちは!!

健康スポーツ学科4年 佐藤晶子ゼミの早坂陽太です。

 

8月9日に佐藤晶子ゼミ主催の「cook & exercise親子げんきスタジオ」が開催されました。

 

これは、「子ども料理教室」と「大人向けエクササイズ」を融合させたイベントです。

 

学生は子どもたちに料理を教え、保護者の皆様は隣の教室で健康づくり運動をします。

 

 

二つの教室が終わったあと、全員で子どもの作った料理を食べる楽しいイベントになっています。

 

 

まず、佐藤晶子先生が手洗いの仕方や基本的な道具の使い方について説明をします。

 

1

【佐藤晶子先生】

 

 

この後ろにあるポスターは、子どもが理解しやすいように学生が作成しました!!

 

続いて先生とゼミ生で料理のデモンストレーションを行います。

 

2

【左:佐藤晶子先生 右:小林蓮君】

 

 

 

3

 

その後、学生が各々のグループにつき、子どもたちの料理をサポートします!!

 

4

【石田翔也君】          

 

 

5

【小林蓮君】

 

 

 

6

【松田千咲さん】

 

 

 

7

【左:唐川愛璃さん 右:斎藤俊作君】

 

 

 

8

【早坂陽太君】

 

 

 

9

【左:今井翼君 右:岩田和典君】

 

 

 

また、保護者の皆様が行っている健康づくり運動は、隣接しているダンス場で行われました。

二つの部屋はガラスで仕切られており、運動している間も子どもたちの様子が見られるので、安心です!!

 

 

今回は外部講師として、本学の授業も担当されている伊藤千賀先生をお招きしました!!

 

 

10

【伊藤千賀先生】

(このように、ダンス場から子どもの料理する姿をみることができます)

 

 

 

 

最後に参加者全員で完成した料理を食べます!!

 

 

11

 

今回のメニューは、ライスバーガー・小松菜の和風サラダ・ミルクスープ・白玉あずきとなっています。

 

 

管理栄養士である佐藤晶子先生が栄養価を計算しながらレシピを考え、バランスの取れた食事となっています!!

 

 

 

そのレシピを基に、ゼミ生も加えてリハーサルを行いました。

当然、私たちは佐藤晶子先生ほど専門的に栄養や料理について学んできたわけではないですが、様々な意見を交換して、完成度を高めていきます。

 

 

この活動が佐藤晶子ゼミの集大成のようなもので、私自身準備段階からとても不安でした。

しかし、教室が始まると参加者の子どもたちとの会話がはずみ、非常に楽しく思いました。そして、保護者の皆様にも喜んでいただけてとても嬉しかったです。

 

料理というものを教えるのは簡単ではありません。

しかし、苦戦しながらも料理を大勢で一緒に作ったり、完成したものを一緒に食べたりするのはとても楽しかったです。

 

自分で作る楽しさ、大勢で作る楽しさを参加者の皆さんと共に味わうことができました。

 

非常に貴重な経験をさせていただきましたし、来年も開催するのであれば、後輩たちにはより良い教室が開催できるように頑張っていってほしいです。

 

 

 

12

 

 

【ゼミ生の感想】

☆石田翔也☆

私は去年と今年、運動教室に参加しました。

去年は、私自身子どもたちと関わることが少なく、スタッフ分の料理を作るのに一生懸命でした。

 

今年は、子どもたちと一緒に料理を行い、教える難しさ、料理を作る難しさ、料理を作る楽しさを感じました。

何より安全第一で料理を行うことができ、みんなが笑顔で料理を作り、みんなで食べることができてとてもよかったです。

 

料理教室の計画や試作、準備などを通して、当日はゼミが一つになったと実感しました。

来年も楽しい教室を開催してほしいです!

 

 

 

☆今井翼☆

始まる前はすごく緊張しました。

 

でも子どもたちが一生懸命頑張ってくれたおかげで、スムーズに料理をすることができました。

 

子どもたちと一緒に料理をすることの楽しさと、終わった後の達成感を味わえたので、良いイベントだと思いました!!

 

 

 

☆岩田和典☆

料理教室に向けて事前に何回も試作をし、当日は参加してくれた子どもたちや保護者の方々みんなの笑顔であふれていました。

 

満足して帰っていく姿を見たら、このイベントをやってよかったと思えたし、これからも後輩たちに続けていってほしいと思いました!!

 

 

 

☆唐川愛璃☆

今回料理教室を開催してみて、初めは上手くいくか、楽しんでもらえるか、不安と緊張でいっぱいでした。

 

しかし、やっていく中で自分自身も楽しみながら行え、子どもたちも楽しく料理を行えていたのかなと思います。

 

子どもも保護者の方も笑顔で料理教室を終えることができ、心の底からやってよかったなと達成感があります。

後輩たちにはより良い教室を開催してほしいです!!

 

 

 

☆小林蓮☆

料理教室を一つの商品として、メニューから全部案を出して考え、それがいいものになったのは一番のやりがいでした。

 

本番は楽しく子どもと触れ合うことができ、料理教室を通してイベントを主催することだけでなく、たくさんの思い出ができました!!

 

最後に、子どもから保護者の方、学生が笑顔になれたことは忘れません!!!

今後もより良い料理教室になることを期待しています!!

 

 

 

☆斎藤俊作☆

子どもたちと料理教室をする機会はあまりなかったことなので、すごく新鮮で楽しかったです。

 

また子どもたちに教えたり、一緒に調理したりすることは意外と難しく良い経験になりました!!

 

 

 

☆松田千咲☆

私は今回初めて料理教室に参加しました。

 

子どもたちと料理をすることは危険もあり、大変さもあり、その中で楽しさもあり、とても充実した時間となりました。

普段子どもから目を離せないお母さん方も運動する時間ができ、少しは手助けできたのかなと感じます!

 

またこの教室をぜひとも開催してほしいと思いました!!!

 

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

早坂君にブログの執筆をお願いしたところ、即座に快諾してくれました。

 

学生が書くブログは教員からしても新鮮です。

今回も、まさに「学生目線」の内容となっています。

 

 

 

大学という場は、入り口よりも出口の方が重要ではないでしょうか。

つまり、どこの大学に入ったかではなく、「その人がどうなって出て行ったか」が重要だと思います。

 

大学はあくまで通過点です。

 

この場でどのように過ごすかによって、その人は如何様にでも変化します。

 

健康スポーツ学科に入学してくる学生はみな、大きく成長して新潟医療福祉大学を通過し、勢いよく社会へ羽ばたいていきます。

 

それは、学生と教員が共に手を取り、刺激を与え合い、互いに成長しようとしているからでしょう。

 

 

また、このような活動を通して、地域の方々に学生も学科も育てられているからだとも思っています。

 

学生にとって地域の子どもや保護者との触れ合いは、多様な経験を身につけるいい機会となります。

 

得てして学校は閉鎖的になりがちですが、健康スポーツ学科では、今回の活動や「スポーツ教室」(クリック)といった社会と直結する「常に開かれた扉」があります。

 

この扉を通して地域の方々と交流を深めることで、学生も学科も成長させていただいています。

 

だから、今後もより多くの地域の方々に、新潟医療福祉大学、そして健康スポーツ学科に目を向けていただき、「常に開かれた扉」を通して交流をさせていただければとても嬉しいです。

 

 

 

 

佐藤晶子先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_a.html

 

 

新潟医療福祉大学 スポーツ教室HP

https://www.nuhwsc.com/

 

 

健康運動教室

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/03/post-81d6.html

 

 

2018年8月29日 (水)

【授業風景】競技スポーツの心理学(3年生対象の講義)

 

 

「健康スポーツ学科 授業紹介week!!」最終回の3回目は「競技スポーツの心理学」の紹介です。

 

 

 

みなさんは、「こころ」についてどれだけのことを知っていますか?

健康や運動、あるいはスポーツには「こころ」がどのように関係しているか、考えたことはありますか?

 

心理学とは、様々な事柄を「こころ」の視点から理解を深めていく学問です。

 

みなさんに馴染み深い競技スポーツの場面でも、「こころ」がパフォーマンスを左右することがあるでしょう。

 

必要以上に緊張したり、力んだりしてしまえば、より良いパフォーマンスを発揮することは難しくなるかもしれません。

おそらく、競技をしている多くの人が、このような体験をしたことがあるのではないでしょうか。

 

では、より良いパフォーマンスを発揮するために、「こころ」の面からどのようなアプローチができるのか?

 

みなさん、知りたくありませんか?

 

もちろん、「そもそもこころを鍛えることなんて、できるのか?」といった問いを立てて、その謎を解明するのもいいでしょう。

 

 

 

この講義では、アスリートが直面する様々な出来事に対して、「こころ」の側面から積極的にアプローチし、競技力向上、パフォーマンスの発揮に向けた効果的かつ効率的な方法とその理論を学ぶことができます。

 

 

 

この日の講義では、ジャグリングを運動課題として、その実践的な理論と方法を学びました。

 

 

1_3

 

 

 

2_4

3_3


 

 

 

4_3

 

 

 

さて、みなさんは、「イメージ技法」や「リラクセーション技法」という言葉をどこかで耳にしたことがあるでしょうか。

スポーツ選手がプレイ前やプレイ中、頭の中で自分の動きを確認したり、深呼吸をしたりしていますね。

いわゆる「メンタルトレーニング」に含まれるものだと考えてください。

 

この日の(本当の)授業のテーマは、ジャグリングそれ自体ではなく、「系統的脱感作(けいとうてきだつかんさ)」を学ぶこと。

 

ちょっと難しい言葉ですが、イメージとリラックスを組み合わせながら、苦手な状況を克服していくための心理学の一技法です。

これをスポーツの苦手場面克服に応用するための講義(実技)です。

 

この日のジャグリング課題は、3つのボールを操る「3ボールカスケード連続技」を落ち着いて行えるようにすること。

最初は見本をみせて自由に練習してもらいますが、まったく上手くできず、身体に力が入り、バタバタと動き回り、次第に学生はイライラして、疲労していきます。

 

 

そこで本日のテーマ、「系統的脱感作」の登場です!!

 

 

この技法の理論と流れを説明した上で、リラックスして落ち着いて取り組める簡単なジャグリング動作から、目標とする3ボールカスケード連続技まで、階層表と言われるいくつかのステップを定めていきます。

 

第1段階は2つのボールを交差させるところからのスタートです。

 

この最もやさしい課題で、イメージ+リラックスを何度か繰り返し行ってもらいます。

頭の中で、課題とする動作を鮮明に描きながら、同時に息を吐いて心身を整え、無駄な力みを解消し,落ち着いた心身の状態を作り出していきます。

 

次に、今イメージした2ボールのジャグリング課題を実際にやってみます。

 

イメージ中に体験した心身の感覚を大事にしながら、実際のジャグリング動作を落ち着いて試していきます。

このイメージ+リラックス、次に実践練習というサイクルを繰り返して徐々に段階(難易度)を上げていき、最終的には3ボールカスケードの連続技に到達するわけです。

 

授業開始の段階ではバタバタと騒がしく練習していた学生たちですが、系統的脱感作の手続きで練習を進めていくと、試技の前に一呼吸おいたり、間(ま)を上手く作ったりしながら黙々と練習し、教室の雰囲気が最初とはかなり異なります。

 

なにより他者の目線を気にすることなく、自分の課題に集中できている。

落ち着いていて、みなさん上手です。さすがですね。

 

どうしたら不安や苦手意識を強く感じるような場面で、腹を据え、自然体でプレイできるようになるのか?

 

決して簡単なプロセスではありませんが、学生たちには今回の学びと経験を、ぜひ今後の競技活動やスポーツ指導の中で活かしてほしいですね。

 

 

 

 

健康スポーツ学科には、さまざまな授業があります。

「健康」「スポーツ」「運動」「教育」に興味関心のある高校生は、ぜひ、新潟医療福祉大学健康スポーツ学科を進路選択の中に入れてみてください。

 

健康スポーツ学科に入学して、実際に授業を受ければ、「面白いな!!」「なるほど」「入って良かったな」といった気持ちを抱くはずです。

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

健康スポーツ学科 ゼミ紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/seminar.html

 

 

2018年8月28日 (火)

【授業風景】教職概論

 

 

昨日、勝手に「健康スポーツ学科 授業紹介week!!」として始まったこの企画の2回目は「教職概論」の紹介です。

 

 

教員免許を取得するためには、そのための講義を受ける必要があります。

 

今回、教員免許を取得するための授業の一つである「教職概論」を紹介します。

 

「教職概論」では、教職(教師)の意義や役割、職務などについて学ぶことになります。

 

ちなみに、この講義はオムニバス形式で行われています。

オムニバス形式とは、回によって担当教員が代わる代わる講義を行っていく方法です。

新潟医療福祉大学では、一つの科目は15回行われます。

15回のうち〇回目はA先生、○回目はB先生、〇回目はC先生といったように、数人の先生がこの科目を担当しています。

 

 

 

この日に講義を担当された先生は吉田重和先生と佐藤裕紀先生です。

 

1_2

吉田重和 先生

 

 

2_3

佐藤裕紀 先生

 

 

 

 

今日の授業テーマは「不登校・いじめとは?」

 

 

3_2

 

 

とても重要なテーマです。

 

 

4_2

 

 

5_2

 

 

6_2

 

 

多くの学生は一生懸命に先生の話を聞いていました。

 

 

 

7_2 

学生に丁寧に説明する佐藤裕紀先生

 

 

 

8

学生の質問に答える吉田重和先生

 

 

9

いじめに関する映像を見ました

 

 

 

10

授業中、学生とのやり取りもありました

 

 

 

 

授業では、不登校と呼ばれる状態はどのように定義されているのか、いじめは4層構造で成り立っている、といった話がありました。

 

 

また、授業中に吉田先生が「残念なことではあるが、いじめは完全にはなるとは考えづらい」といった話をしていました。

 

ただ、教育に関わる人はみな、不登校やいじめをなくしたいと思っているはずです。

 

 

この日の講義を真剣に聞くことによって、「不登校とは?」「いじめとは?」といったことを理解し、それらが生じた時により適切な対応を取るためのヒントを獲得することができたはずです。

 

授業には、たくさんの知恵が散りばめられています。

その知恵を、授業の中で取れるか取れないかは、受講生次第です。

授業を「ただ聞くだけ」なのか「考えながら聞く」のかによって、理解度や知恵を身につけられる度合いは変わります。

 

多くの学生には、これからもより真剣に授業を受けてもらいたと思います。

 

 

さて、この日の講義では「どのように不登校やいじめを未然に防ぐか」「不登校やいじめが生じた時に、どのように対処するか」といったことを考えることがとても重要でした。

 

 

 

では、教師になった時に、あなたは不登校の生徒に対して、またいじめに対してどのように対応しますか?

 

 

 

この問いに対する答えを導き出すことができれば、この日の講義を良く理解できたことになるのではないでしょうか。

そして、それは教員になった際にとても有益な知恵となるはずです。

 

 

ただ厳密にいえば、この問いに対する「正解」はないかもしれません。

教育には、数学のような「正解」は用意されていないからです。

 

たとえば、1+1=2です。

1+1=3でも、1+1=4でも不正解です。

 

でも、たとえば「いじめが生じた際に、どのように対処しますか?」という問いに対する答えはAかもしれないし、Bかもしれないし、Cかもしれません。

さらに、次にいじめが生じた際に、前回と同じ対処法で対応できるという保証はありません。

 

 

だからこそ、教育に関わる人は常により深く考え、教育現場で生じる問題に対してより良い答えを創り上げていく必要があるのではないでしょうか。

 

 

もし、教員免許を取得し、教員採用試験に受かり、見事に教員になったならば、あなたも教育現場でより良い答えを創り上げていくことになるでしょう。

 

 

より良い答えを創り上げられるようになるためにも、大学生活を楽しむとともに、授業をより真剣に聞き、より多くの先生と話して、いろんなことを学んでください。

 

 

健康スポーツ学科の教員は、「未来の教員」と共に歩んで、より良い教育を模索していきますよ!!

 

 

 

 

吉田重和先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yoshida.html

 

 

佐藤裕紀先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_y.html

 

 

 

教職関連のブログ

◆「体育の先生」への道のり

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/01/?ref=calendar

 

◆「教師」への道を切り開くためには?

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/11/?ref=calendar

 

◆教職支援センターの活用方法とは?

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/13/

 

 

2018年8月27日 (月)

【授業風景】体育科教育法Ⅱ

 

 

高校生のみなさんは、夏休みの残りが1週間となりましたね。

 

3年生は徐々に進路を決め始めたのではないでしょうか!?

 

進学あるいは就職、はたまた留学を志す人もいるのではないでしょうか!?

もしかしたら、まだ決めかねているという人もいるかもしれませんね。

 

高校を卒業することは、次のステージへのスタートラインに立つことを意味しています。

 

高校卒業後に「どんな道を歩みたいのか」によって、立つべきスタートラインが決まってくると思います。

 

進学を考える場合も同じでしょう。

 

「どの大学に入るのか」「どの学科に入るのか」といった選択は「そこで何を学ぶのか」につながり、それが大学卒業後に歩む道を方向づけます。

 

 

だから、まだ進路を決めかねている高校生は、たくさん悩んで、考えて、相談して、自分にとってベストな選択をしてもらいたいと思います。

 

 

2年生や1年生は、夏休みの課題を必死になって終わらせている人もいるのではないでしょうか!?

高校を卒業した後には、そんなことも「笑い話」として語られます。

ただし!!

「笑い話」にできるように、今は必死になってください!!

 

 

さて、大学はといえば、まだまだ夏休みは続きます。

「いいなぁ~、大学生は」って思っている高校生は多くいるのではないでしょうか。

 

いいんです、大学生は!!

楽しいんです、大学生は!!

 

高校生の頃よりも、自分の好きなことに時間を費やせるようになります。

 

もちろん、そんな大学も、高校生の頃には真剣に進路を考えていたと思います。

 

そんな進路選択の参考にもなればと思い、これまでに、

「水辺実習」(クリック)

教育実習の様子(クリック)

健康づくり現場実習Ⅰ(クリック)

コンディショニング論(クリック)

テーピング・ストレッチ実習(クリック)

バイオメカニクス(クリック)

「陸上競技」(クリック)

合同での基礎ゼミ(クリック)

といった授業の風景を紹介してきました。

 

 

 

 

今週は、「健康スポーツ学科 授業紹介week!!」と勝手に題して、3日連続で授業風景を紹介します。

 

 

 

第1回目は「体育科教育法Ⅱ」です。

 

体育科教育法Ⅱでは中学校・高等学校における保健体育の「保健」の授業づくりとその実践ができる力量の形成を図ることをねらいとし、保健の授業づくりの基礎・基本と教授技術、さらに学習指導案の作成について学びます(シラバスより)。

 

簡単にいえば、体育の先生になった時に、保健の授業ができるように、知識を身につけ、授業計画を立て、教える力を身につけることが目指されています。

 

 

 

「保健体育教員免許」の取得を希望する学生は、この授業を必ず受講しなければなりません。

 

この授業は座席が指定されず、仲の良い友達と隣で授業を受けることができます。

1

授業が始まる前の様子

 

 

 

 

この日の授業は「保健の教育評価」でした。

 

2_2

体育科教育法Ⅱを担当している杉崎弘周先生

 

 

 

3

授業風景

 

 

4

授業中に与えられた課題を行っています。

 

 

5

 

6

杉崎先生は、授業中に学生のそばに寄って教えることもあります。

学生はマイクを使って答えることもあります。

 

 

 

この日、「中学生、高校生の時にどんな期末テストを行っていたのか」を思い出すことから授業が始まりました。

 

テストの方法はいろいろあります。

いわゆる〇×方式や穴埋め方式といったものです。

 

学生は、どんなテストの方法があるのかを学び、授業内で例題を作成していました。

そして、学生は作成した例題を発表していました。

 

 

保健体育教師になるためには「保健」と「体育」に関する知識や技能を学ぶ必要があります。

この日の授業で、学生は「保健」に関して知識を深めたことでしょう。

 

 

7

 

 

 

 

新潟医療福祉大学健康スポーツ学科では、教員養成にも力を入れ、少しずつその成果が出始めています。

 

また、健康スポーツ学科では「健康」「スポーツ」「運動」「教育」に関して広く、そして深く学ぶことができます。

多様な知識を身につけ、多角的に物事を見ることで、「より優れた教師」になることができるはずです。

 

もちろん、健康スポーツ学科に入学する学生は教員を目指す人ばかりではありません。

スポーツクラブに就職する学生、一般企業に就職する学生など多様です。

 

ただ、もし、「健康」「スポーツ」「運動」「教育」について興味関心が少しでもあるのであれば、ぜひ、健康スポーツ学科を進路選択の中に入れてもらいたいと思います。

 

なぜなら、他では経験できないことを、ここでは経験できるはずだからです。

 

 

 

 

 

健康スポーツ学科 HP

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

健康スポーツ学科 就職状況

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/career.html

 

 

健康スポーツ学科 トッピックス(海外研修、教員採用試験現役合格者など)

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/topics.html

 

 

「体育の先生」への道のり

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/post-f5d6.html