2018年8月 6日 (月)

2018年度 前期 定期試験の様子

 

 

7月末から1週間、新潟医療福祉大学は試験期間でした。

 

 

「競技スポーツの生理学」という講義の試験様子は以下のような感じです。

 

 

 

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大学には、大きな講義室だけではなく、小さな講義室もあります。

この日、40人程度の試験でした。

 

 

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「競技スポーツの生理学」を担当し、この講義の試験監督を務めた山代幸哉先生

 

 

試験が始まる前に、カンニングなどの不正行為をしないよう、注意喚起されました。

 

 

 

 

前期の試験期間が無事に終わった今、大学生は長い夏休みに入りました。

 

大学の夏休みは、だいたい2ヶ月です。

 

1年生にとっては、大学生として初めての夏休みですね。

 

 

夏休みの間、なんなぁ~く、毎日を過ごすのではなく、部活、アルバイト、ボランティアなど、自分が成長するために有益な時間にしてもらいたいと思います。

 

 

定期試験、お疲れ様でした!!

 

 

 

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健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

2018年8月 3日 (金)

SHAIN プロジェクト キックオフ・シンポジウム 健康スポーツ学科のシンポジスト紹介

 

 

前回、7月28日(土)に本学で「SHAIN プロジェクト キックオフ・シンポジウム開催」されたことを紹介しました。

 

今回、そのシンポジウムのなかで、シンポジストとして登壇した健康スポーツ学科の先生を紹介します。

※シンポジウムとは、簡単にいえば討論会

 

 

 

まずは佐藤大輔先生です。

 

 

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佐藤大輔先生

 

 

佐藤先生は「運動学習を促進する至適条件の提案」というタイトルで発表しました。

 

 

 

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佐藤先生は健康体力学、運動生理学、神経生理学を専門としています。

 

 

タイトルだけをみると、なんだか難しく感じる人もいると思います。

 

簡単にいえば、佐藤先生は「人間は、どのような条件ならば運動を効率的かつ効果的に覚えるのか」ということを研究しています。

 

この問題を、運動生理学ないし神経生理学と呼ばれる学問から追究しています。

 

人間が運動すると、脳が反応します。

その脳の反応をみることで、効率的かつ効果的に運動を覚えているのか否かの真偽を確かめているのです。

 

 

 

 

 

次に、下山好充先生が「アスリート育成システムの確立」というタイトルで発表しました。

 

 

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下山好充先生

 

 

下山先生は水泳、トレーニング科学を専門とし、本学水泳部の監督を務めています。

本学水泳部は全国レベルを誇りますが、その躍進の立役者が下山先生なのです。

 

 

この日の発表では、「本学水泳部がどのような体制で運営されているのか」という事例が紹介されました。

 

 

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本学は6学部13学科で成り立っています。

そして、医療福祉の総合大学であるため、選手をサポートするための資源は豊富です。

 

下山先生は「大学にある資源をいかに生かすか」ということを考え、水泳部の組織づくりをしてきました。

 

 

また、ただ練習させるわけではなく、「科学的根拠に基づいたトレーニング」を実践しています。

競技力を向上させるためには、どのようなトレーニングが良いのか、そのトレーニングの科学的根拠は何か、といった研究活動にも従事しています。

 

 

本学水泳部が全国的に躍進しているのは単なる偶然ではなく、そんな根拠があるのです。

 

 

 

 

 

最後に、佐近慎平先生が「新潟QOLサポートコンソーシアムの構築」というタイトルで発表しました。

 

 

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佐近慎平先生

 

 

 

佐近慎平先生は、応用健康科学、発育発達学、社会福祉学を専門としています。

とりわけ、佐近先生は幼児体育、障がい者スポーツに精通しています。

健康スポーツ学科が取り組むスポーツ教室でも「あそびの日」を開催し、多くの幼児、子どもが参加しています。

また、スペシャルオリンピックスとい活動にも従事し、障がい者支援に尽力しています。

 

 

 

題目が少し難しいように感じる人もいると思いますが、コンソーシアムとは、簡単にいえば目的を達成させるための集団のことであり、その集団を構築しようという発表でした。

 

 

そして、本学の取り組みの「ワンパクキッズ化プロジェクト」「健康寿命延伸プロジェクト」「障がい者Sports for All プロジェクト」の内容を発表しました。

 

 

 

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これらは、子どもの運動、高齢者の運動、障がい者のスポーツに焦点を当てた発表でした。

 

このプロジェクトでは、子どもならば運動能力の向上を目指し、高齢者ならば健康の維持・増進を目指し、障がい者スポーツでは生きがいとしてスポーツを楽しむことを目指しています。

 

誰もがそれぞれの目的のために、スポーツ・運動を享受できるようになるために、コンソーシアム(集団)を構築しようということが、今回の発表内容でした。

 

 

 

 

 

SHAIN プロジェクトでは、このように、各先生が専門とする研究領域の融合を図ることで新しい価値を創造し、新潟、ひいては全国にその価値を還元することが目指されています。

 

 

このプロジェクトには、佐藤先生、下山先生、佐近先生以外の健康スポーツ学科の先生も携わっています。

 

健康スポーツ学科の教員は常に向上心をもって新たなことに挑んでいます。

 

このプロジェクトに少しでも興味・関心のある方は、ぜひ、以下のURLをクリックしてください!!

 

「新潟医療福祉大学 SHAIN プロジェクト」

https://www.nuhw.ac.jp/shain/

 

 

 

また、スポーツ科学に興味関心のある高校生は学科のHPをみてください!!

 

「健康スポーツ学科」

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

スポーツ科学に興味・関心のある社会人の方は大学院のHPをみてください!!

 

「新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科」

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/

 

 

 

一緒に、新しいことに挑戦しましょう!!

 

 

 

 

 

下山好充先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/shimoyama.html

 

佐藤大輔先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_d.html

 

佐近慎平先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sakon.html

 

 

 

新潟医療福祉大学 水泳部

https://www.nuhw.ac.jp/sport/swimming/

 

新潟医療福祉大学 水泳部 通信

http://nuhw.blog-niigata.net/swim/

 

 

佐藤大輔先生の主な活動

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/04/420-5434.html

 

 

佐近慎平先生の主な活動

http://www.nuhw.ac.jp/topics/public/detail/insertNumber/2223/

 

 

 

新潟医療福祉大学 スポーツ教室HP

https://www.nuhwsc.com/

 

 

2018年8月 1日 (水)

SHAIN プロジェクト キックオフ・シンポジウム開催!!

 

 

7月28日(土)に、新潟医療福祉大学で

「リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による先端研究拠点‐Sports &Health for All in Niigata‐」

略してSHAIN(シャイン) プロジェクトのキックオフ・シンポジウムが開催されました!!

 

 

 

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会場の様子1

 

 

 

このプロジェクトは、文部科学省から「平成29年度 私立大学研究ブランディング事業」に選定されたことによって始動しました。

 

 

簡単にいえば、SHAINプロジェクトとはリハビリテーション科学とスポーツ科学の2つの研究領域を融合させることで、本学がアジアに秀でる研究拠点となることを目指し、大学のブランド力を向上させ、地域を活性化させるプロジェクトです。

 

 

 

当日、多くの方がシンポジウムに参加されました。

 

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会場の様子2

 

 

 

山本正治学長の挨拶からシンポジウムが始まりました。

 

 

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学長 山本正治先生

 

 

 

 

特別講演では、内閣官房参与の平田竹男氏を迎え、「2020年東京オリパラに向けて」と題した講演が開かれました。

 

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講演の様子

 

 

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平田竹男氏

 

【主な役職】

内閣官房参与

内閣官房東京オリンピック・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局長

早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授

 

 

特別講演のなかで、平田氏は「今日はこれだけ覚えてください。2020年は五輪ではなく、『オリパラ』です。そして、日本が世界で初めて2度目のパラリンピックを開催します」といったこと話されました。

 

平田氏が伝えたかったことは、「オリンピックだけではなく、パラリンピックにも目を向けてほしい」ということでしょう。

 

オリンピックやパラリンピックは、「人間の運動能力の神秘性を披露し、それを競う大会である」ともいえます。

あの舞台に立つ人たちの運動能力は、超人的といえます。

 

誰もが100mを9台で走れるわけではないですし、義足で何mも跳躍をすることができるわけではありません。

 

オリンピック・パラリンピックは、まさに人間の運動能力を競う場なのです。

 

 

オリンピックはメディアに掲載されることが多いです。

一方で、パラリンピックはオリンピックに比べてメディアへの露出度が低いです。

しかし、パラリンピックこそ、人間の運動能力の神秘性を、われわれに教えてくれます。

 

2020年の「東京オリパラ」では、ぜひ、パリンピックに注目して日本選手を応援しましょう!!

 

 

 

また、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の玉置龍也氏には、特別講演として「今後のスポーツ分野における理学療法士の役割」について、お話いただきました。

 

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玉置龍也氏

 

【主な役職】

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会

医療サービス部選手村診療所課・会場医療計画課(兼務)

横浜市スポーツ医科学センター理学療法士(非常勤)

日本体育協会公認アスレティックトレーナー

 

 

玉置氏からは、スポーツ分野における理学療法士の役割を、実例を交えながら話していただきました。

そして、「スポーツ分野における理学療法士の専門性は経験ではなく知見である」という言葉をいただきました。

 

プログラムを用意して、そのプログラム通りに運動機能が回復する場合には大きな問題はありません。

しかし、骨格、体格、身長、体重、筋量など、個人によって異なります。

だから、テーラーメイド(和製英語:オーダーメイド)方式で、個人にあった運動機能回復プログラムを用意することが必要不可欠になります。

そして、それを実践することがスポーツ分野における理学療法士の役割となります。

そのためには、理学療法士は経験を蓄積させ、知見として有することが必要となります。

 

玉置氏からは、そのような話を聞くことができました。

 

 

ちなみに、テーラーメイド方式が必要なのは、何も理学療法士だけではなく、指導者すべてに共通することであり、人を育てる教員にもいえることでしょう。

 

 

 

この日、素晴らしい天気に恵まれ、素晴らしい講演を聞くことができました。

 

健康スポーツ学科、および新潟医療福祉大学は、今後も盛んに研究を実施することで、その成果を新潟に、そして全国に還元していきます!!

 

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@新潟医療福祉大学

 

 

 

新潟医療福祉大学 SHAIN プロジェクト

https://www.nuhw.ac.jp/shain/

 

 

2018年7月30日 (月)

祝!! 全日本大学駅伝対校選手権大会 男子初出場!!

 

 ――――――――

皆さんこんにちは。

陸上競技部長距離ブロック、健康スポーツ学科4年若澤新也です。

 

7月21日(土)に第50回全日本大学駅伝、北信越地区の予選会が行われました。

 

この予選会は10人のメンバーが1~3組に分かれ10,000mを走り、上位8人の合計タイムで競う大学同士の対抗戦です。

毎年、2位や3位に甘んじてきましたが、今年は2位の金沢大学に9秒差の僅差で競り勝ち、11月4日に行われる全日本大学駅伝の切符を手にすることができました。

 

 

近年、新潟医療福祉大学の陸上競技部は短距離ブロックや投擲ブロックでの全国での活躍が目覚ましいものになっています。

しかし、長距離ブロックは全日本大学駅伝出場という目標をクリアできずにいました。

その現状を変えるべく学生間でのミーティングを以前の倍以上の頻度に増やし、「自分で行動する、考える」ことを徹底し、それを共有しました。

長距離走はレースの時間も長く、自分と戦う時間が長い種目でペース配分がとても重要です。

現状を打破するためには、より自立した人間性が求められると考えました。

その取り組みがこうして成果を上げることにつながり、今後も継続していくべきだと感じています。

 

 

 

「勝ちに不思議な勝ちあり」という元楽天イーグルス監督の野村克也さんの言葉がありますが、今回一度だけの予選会突破ではまさにその通りです。

本戦の全日本大学駅伝はもちろん、来年の予選会も見据えた練習をこれからやっていかなければなりません。

 

練習に取り組む姿勢、練習の内容、日常生活などまだまだ全国での活躍を目指す組織として改善しなければいけないことはたくさんあります。

陸上競技長距離走のパフォーマンス向上に向けて選手自身が考え、現状に満足することなく、意欲的にレースや練習に取り組んでいきたいと思います。

今回の予選会は他大学のミスも多く重なっていたうえでの勝利なので、兜の緒を締め、長距離ブロック一同、また真摯に競技に取り組んでいきたいと思います。

 

個人的に考える具体的な一例としては勉学、実習、研究など文武両道を目指しタイムマネジメントをしっかりと行い、「忙しい」を言い訳にしないチーム作りです。

 

 

そして、これまで長距離ブロックについてご存じない方がほとんどだったと思います。

これを機にしっかりと成果を上げ、前進し、応援され、愛されるようなチームも目指したいと思います。

 

また、少しずつでも毎年レベルアップして5~10年後には全国大会でも成果を上げ「地方大の新潟医療福祉大学の長距離は強い!」と周りの方々から評価を頂けるように全身全霊で礎を築いていく所存です。

 

 

最後に知名度も低く、成果もなかなか上げることのできていなかった長距離ブロックを応援、サポートしてくださった方々へ厚く御礼申し上げます。

 

若澤

 

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 ――――――――

この度、新潟医療福祉大学陸上競技部は全日本大学駅伝対校選手権大会北信越選考会を初めて制しました!!

 

そのことに関する記事の執筆を若澤君に依頼しました。

その際に、若澤君は「一度の勝ちは偶然がもたらすこともあります。これを継続し、伝統とするために、より一層気を引き締めたいのであまり面白みのないブログになるかもしれません」といっていました。

 

その言葉から、若澤君の「熱い気持ち」を強く感じました。

 

今回の勝ちが不思議な勝ちだとしても、「勝ちは勝ち」です。

 

誰もが勝ちを手にすることができるわけではありません。

勝利を手にすることができたのは、彼らが日々苦悩しながらも努力を怠らなかったからでしょう。

 

この日から、新潟医療福祉大学陸上競技部の新たな伝統がつくられました。

若澤君の言うように、次はその伝統を継承し、「常勝軍団」を目指してほしいです。

 

できないことの理由や言い訳を探すことは楽かもしれません。

でも、そんな後ろ向きの姿勢でいても成長はないのではないでしょうか。

そんな姿勢でいるよりも、「やってやる!!」といった前向きな姿勢で挑み続けることで成長し、結果につなげることができるのかもしれません。

 

陸上部にとっても、個人にとっても、この経験は生涯の財産になるはずです。

 

ただ、今回の優勝に浸ることなく、次の闘いへの準備をしっかりと整え、より良い結果を出せるように努めてもらいたいです。

それが、次の伝統を築く一歩になるはずだから。

 

 

次の闘いの舞台は全国。

 

2018年11月4日、日曜日。

(テレビ朝日系列で放送)

 

熱田神宮(愛知県名古屋市)から伊勢神宮(三重県伊勢市)までの道のり。

 

そこで、どんなパフォーマンスを発揮することができるのか。

 

 

 

全国の舞台で新潟医療福祉大学陸上競技部の勇姿を見せてくれ!!

 

 

 

 

 

秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会

http://daigaku-ekiden.com/

 

朝日新聞デジタル 新潟医療副大学が本大会へ 全日本大学駅伝北信越選考会

https://www.asahi.com/articles/ASL7P32FDL7POIPE002.html

 

テレ朝陸上 twitter 新潟医療福祉大学が最終組で大逆転!

https://twitter.com/exrikujo1/status/1020666308713562117

 

 

 

新潟医療福祉大学 陸上競技部

https://www.nuhw-tfc.net/

 

新潟医療福祉大学 陸上競技部 twitter

https://twitter.com/nuhwtandf

 

2018年7月26日 (木)

7月の研究セミナー2 ~修士課程2年 石田航君~

 

 

前回、大学院2年の本間翔太郎君の発表内容を紹介しました。

 

今回、大学院2年の石田航君の発表内容を紹介します。

 

 

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【タイトル】

VR技術による野球選手ならびに指導者の状況認知

 

【目的】

本研究の目的は大学野球指導者の語り付きVR動画を視聴した大学野球選手の語りの変化を検討することである。

 

【方法】

まず、VR技術を用いて指導者が試合中に「どこを見て」「何を感じているのか」を収録したVR動画を作成した。

次に、被験者となる選手2名(1軍の選手1名、2軍の選手1名)に、指導者の音声を無くした状態でVR動画を視聴させ、自由に語ってもらった。

24日後に、今度は同様の動画を音声がある状態で被験者に視聴してもらった。

その30日後に、再び指導者の音声がない状態で被験者にVR動画を視聴してもらい、再度自由に語ってもらった。

 

【結果・考察】

VR動画の視聴により、1軍選手と2軍選手の語りの数が増加し、視聴前は何も語っていなかった場面で、その影響を受けたと思われる語りが複数現れた。

また、VR動画から得た価値観や評価基準をもとに、自身の語りの修正を行ない、監督の戦術選択に対して理解を示す語りが現れた。

そこで語られている内容は、指導者がVR動画中で語っている価値観や評価基準に近いものであった。

VR動画中の指導者の語りが、選手に新たな知識や視点を付与し、それらを記憶していた選手が、指導者と同じような内容のことを語れるようになったと考えられる。

実験終了後に実施された被験者へのアンケートでは「自分がこの試合で見えているものは、監督の見えているものの半分以下であった。(1軍選手)」「目先のプレーだけでなく、次の打者などを見てサインを送っていた。 (2軍選手)」など、VR動画の有効性を実感できる感想を選手たちは述べている。

 

【結論】

指導者のVR動画を視聴することによって、選手の語りは指導者の語っている価値観や評価基準に近いものに変化していった。

このことから、VR動画を用いて「ベンチ入りの疑似体験」を繰り返し行なっていくことで指導者の采配を理解し、それを積み重ねることで野球観の醸成につながることが期待される。

 

 

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石田航君(修士課程2年)

 

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前回の本間君の研究と同様、石田君の研究もVRを使用した研究となっています。

 

科学技術の発展に伴い、研究の分野でも新たなことができるようになってきます。

 

本間君も石田君もVRを使用するという、とてもユニークな発想で研究を行っています。

 

このような研究が現場に還元され、指導者養成、選手の能力向上に貢献することを期待せずにはいられません。

 

二人には、既成の価値観に囚われることなく、自由な発想で面白い研究を進めてもらいたいと思います。

 

 

 

新潟医療福祉大学大学院健康スポーツ学分野では、スポーツに関する研究も積極的に行われています。

 

健康、スポーツ、運動、教育といったことに強い興味、関心がある学生および社会人は、本学の大学院への進学を考えてみてはどうでしょうか!?

 

より高度な専門性を身につけて社会で活躍することができるはずですよ!!

 

 

 

 

 

新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 健康科学専攻 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

 

2018年7月25日 (水)

7月の研究セミナー1 ~修士課程2年 本間翔太郎君~

 

 

健康スポーツ学科では、教員だけではなく、大学院生も研究セミナーで発表をしています。

 

 

7月の研究セミナーでは、修士課程2年の本間翔太郎君と石田航君が発表を行いました。

彼らの発表内容は修士論文へとつながっています。

 

今回、本間君の発表内容を紹介します。

 

 

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【タイトル】

VR技術によるバスケットボール指導者の状況認知

 

【目的】

本研究の目的はバスケットボールの熟達指導者と未熟達指導者の状況認知の特徴を明らかにすることである。本研究の目的が達成されることによって、バスケットボール指導者の育成ならびに指導力向上へつながることが期待される。

 

【方法】

360度全方位録画可能なVRカメラにて撮影したVR映像を指導歴の違う3名の指導者に視聴してもらい、オンゴーイング(注1)で何を認知しているか語ってもらった。

それらの語りをもとに、バスケットボールを経験した3名の大学生でバスケットボール特有の7つの観点でカテゴライズ(分類)した。その観点は視覚状況、期待予測、過去の振り返り、賞賛、批判、指示的、支援的の7つである。

なお、カテゴライズの過程(語りの分類の過程)を文字起こしすることで(カテゴライズのオープン化によって)、研究の信頼性と妥当性を確保した。

 

【結果・考察】

研究の結果、熟達指導者と未熟達指導者の状況認知の特徴が明らかにされた。その1つとして、熟達指導者は選手のある1つのプレーだけではなく、時間幅を持ったプレーに対して賞賛を与えているが、一方で未熟達指導者はある1つのプレーだけに賞賛を与えることが明らかにされた(たとえば、熟達指導者はリバウンドから速攻に移った一連のプレーに対して賞賛するが、未熟達指導者はリバウンドに対してだけ賞賛を与えるということである)。

 

【結論】

熟達指導者の状況認知の特徴を明らかにすることによって、未熟達指導者は熟達指導者の状況認知を学習することができると考えられる。すなわち、指導者養成ならびに指導力向上のための有用な知見になると考えられる。

 

 

注1)オンゴーイングとは、映像を視聴しながら、その時々に感じたこと、思ったことを言葉に発する方法である。

 

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本間翔太郎君(大学院2年生)

 

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健康スポーツ学科の教員、大学院の学生が、本間君と石田君の発表を聞きました。

 

 

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7月研究セミナーの様子

 

 

 

本間君も石田君も、先生方の前で発表することになり、とても緊張したことでしょう。

 

その緊張の中、先生方の質問に一生懸命に答えていました。

 

今後、本間君の研究がより良いものとなるよう願うとともに、学科の教員はそのための支援をしていきます。

 

共に、がんばろう!!

 

 

 

新潟医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 健康科学専攻 健康スポーツ学分野

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2018年7月24日 (火)

水辺実習 ~Part2~

今日は前回に続いて「水辺実習」の様子を紹介します!

今日は手漕ぎボートを行っている様子です。

【下山好充先生のレクチャー】

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いざ、出発です!

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カヌーとはまた違う漕ぎ方なので、最初は戸惑っていましたが、さすが健スポ!

みんなあっという間に漕ぎ方を覚えてきました。

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集合写真

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天気も良くかなり暑かったため、熱中症対策としてみんなで湖に入りました。

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【片づけの様子】

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笑顔がたくさん見れた実習となりました。

楽しい実習ではありますが、実際に校外に出て肌で学べたところがたくさんあったようです。

将来、自分が指導者に立った時に安全に実習を行うためにはどういった配慮が必要なのか、子供たちの安全を確保するにはどういった準備が必要なのか…

この実習で学んだこと・感じたことを将来に役立ててほしいものです。

 

 

健康スポーツ学科

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健康スポーツ学科 学外実習

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健康スポーツ学科 教員紹介

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2018年7月23日 (月)

水辺実習 ~Part1~

先日、2年生を対象とした授業である「水辺実習」が実施されました。

実習先は「二子島森林公園」という村上市にある場所です。

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その時の様子を紹介します。

【開会式・閉会式の様子】

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【カヌー実習】

学生達自身で、カヌーの組み立てを行いました。

骨組からカバーまで…。

徐々にカヌーの形になっていきます!

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カヌーが組み立て終わった後は、パドルを持って練習です。

【西原康行先生(健康スポーツ学科長)のレクチャー】

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いざ、出発です!

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最初はぎこちない動きではあったものの、段々と慣れてきました! 

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実習先はこんな所! 天気にも恵まれ、最高の実習が出来ました‼


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【集合写真】

この隊列を組むのも一苦労…笑

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景色を楽しみながら、水辺での安全管理について肌で学びました。

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次回は手漕ぎボートを行っている様子を紹介します!

 

健康スポーツ学科

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健康スポーツ学科 学外実習

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健康スポーツ学科 教員紹介

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2018年7月20日 (金)

7月オープンキャンパス学生スタッフの姿

 

 

オープンキャンパスが行われる際に、健康スポーツ学科の学生はスタッフとして活動してくれます。

 

 

オープンキャンパスが始まる前に、武田丈太郎先生から学生スタッフとして活動する際の説明がありました。

 

 

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武田丈太郎先生(写真右)

 

 

 

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説明の後、準備に取りかかりました。

 

この日、体験プログラムでは車いすバスケットボール、スラックラインなどが用意されました。

 

 

佐近慎平先生を中心に、体験プログラムの準備が行われました。

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学生はテキパキと準備をしてくれました

 

 

 

 

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強化部に所属する学生もスタッフとして活動しました

 

 

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スラックラインを試しにやっています

 

 

 

 

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車いすバスケの準備もしました(写真中央:佐近慎平先生)

 

 

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この日はとても暑いので、大型の扇風機や冷たい飲み物も用意されました

 

 

 

 

 

プログラムの合間に、学生たちは交流を深めていました。

 

 

 

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吉田重和先生はオープンキャンパスが終わった後に、学生に場面指導を実施していました。

より良い教員を養成するために教育熱心です。

 

 

 

 

 

 

今回も学生スタッフのおかげで、健康スポーツ学科のプログラムをより充実させることができたと思います。

 

オープンキャンパスに参加する高校生は、在学生から大学生活について聞いた方が、健康スポーツ学科に入学した場合、どのような学生生活を送ることになるのかを想像しやすい場合もあります。

 

だから、今後も多くの在学生に、積極的に学生スタッフとしてオープンキャンパスへ参加してもらいたいと思います。

 

 

 

これからも健康スポーツ学科の教員と一緒に学科の魅力を伝えていきましょう!!

 

 

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

新潟医療福祉大学 夏のオープンキャンパスの情報

https://www.nuhw.ac.jp/applicant/event/opencampus_summer/

 

 

 

2018年7月19日 (木)

ECSSに参加しました!!

ECSSとよばれる国際学会に、健康スポーツ学科から佐近先生と今回のブログ担当の馬場が参加してきました!!

ECSSとは、European College of Sport Scienceの略です。

開催場所はダブリン。

アイルランドの首都で行われました。

口頭発表、e-ポスター、ポスター発表の大きく3種類の発表形式があります。

【佐近先生の発表の様子】

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【馬場】

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理学療法学科の椿先生は、口頭発表。

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自分の研究を国際的に発信したり、研究のヒントを掴むことができました。

本学科には、スポーツに関わる研究者が所属しています。

健康スポーツ学科 教員紹介

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher.html

佐近慎平先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sakon.html

馬場康博先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/baba.html

今後も学術的な情報発信をしていけるよう邁進します。

スポーツに関して学びたい高校生は、ぜひ健康スポーツ学科への進学を考えてみてください!!

世界に飛び出して研究発表をする教員と一緒に、「健康」「スポーツ」「運動」「教育」について学びましょう!!