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2008年11月

2008年11月24日 (月)

動揺病 motion sickness

日本ではあまり耳慣れない病名ですが、「乗り物酔い」と言い換えればわかる人は多いのではないでしょうか?

多くの人は、乗り物に乗ったときに具合が悪くなるという経験があるかと思います。
 
では、乗り物酔いはなぜ起こるのでしょう。

体のバランス(平衡)は

①耳からの情報(前庭系)

②目で見た情報(視覚系)

筋肉や関節などで感じる情報(深部知覚運動系)

の3つが脳で統合され、コントロールされています。
 
ところが車などに乗っていると、この3つの情報にズレが生じることがあります。

例えば前庭系から来る重力や加速度の情報、目が見ている視覚の情報、これら2つの情報と関節から来る頭や体の姿勢が一致しなくなり、脳のコントロールが上手くいかなくなります。

その結果、体温や血圧などを調節する機能に乱れが生じ、気持ちが悪くなったり、冷汗が出て顔が青白くなるなどの症状が現れます。
  

つまり、乗り物酔いを軽減するには・・・

情報を減らして混乱を防げばいいのです。

前庭系、視覚系、深部知覚運動系のうち簡単に減らせる感覚といえば……そう、それは目からの情報です。

目を閉じれば情報を遮断できますよね。

逆に、車に乗っているときに本を読むと具合が悪くなりやすいのは、他の2つの情報と視覚系情報のズレが大きくなるためです。
 
 
乗り物酔いは言語聴覚士が治すものではありませんが、耳鼻咽喉科学 全般を学ぶ中でこのような知識も身についていきます。

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図は鼓膜の奥にある内耳の構造です。

水色=蝸牛(音をきく聴覚器)

桃色=三半規管、耳石器(前庭系)

黄色=神経

2008年11月21日 (金)

成人言語障害学Ⅰ(2年後期)

この授業では、失語症の原因、タイプ、評価法など、失語症のリハビリテーションに必要な基本的なことを学びます。

失語症は多くの言語聴覚士が関わる障害です。

「言いたいことが言えない」

「きこえているのに、ことばの内容がわからない」

「文字の読み方を誤ってしまう」

「文字を誤って書いてしまう」

など、症状にはいろいろなものがあります。 失語について

この講義では、患者さんの症状の背景にある障害メカニズムを分析する方法を身につけ、臨床現場で実際に対応できるようになることを目標としています。

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講義の他に、実際に臨床で使用する検査の演習も行います。

写真は5人の小グループにわかれて標準失語症検査を行っている場面です。

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いろいろな症状をもつ患者さんを想定し検査を進めていきます。

大切なのは検査の項目が何を評価しているのかを理解すること、そして結果が何を意味しているのかを考えることです。

2008年11月15日 (土)

中野邸美術館

新潟は今が紅葉の盛りmaple

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今回は少し遠出して新潟市秋葉区(旧新津市)の中野邸美術館をご案内。

中野邸美術館は石油採掘により財を成した石油王中野貫一、忠太郎親子が築造した庭園、邸宅です。

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日に透けた赤はとても美しく、見惚れてしまいます。

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紅葉していないもみじも混在し、赤と緑がより鮮やかに見えます。

これは、赤と緑が補色というお互いの色を引き立てる対比効果をもっているためです。

ちなみに青と橙黄と紫も同様に補色関係になります。

実はこれ、言語聴覚士になるために学ぶ学習・認知心理学の知識なのですよpencil

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130種、2000本のもみじは見ごたえがあり、敷地面積も12000坪と広大coldsweats02

山の傾斜を利用して作ったお庭だけあって、石段が多いため歩きやすい靴で行くことをお薦めします。

ハイヒールなんかは論外ですねboutiquesweat01

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すぐ近くの新津フラワーランドではお花や植木の即売を行っており、今時期は多種多様な菊を扱っていました。

こちらは無料なので、目の保養にふらりと寄るのもいいかもしれませんeye

秋葉区は大学から車で30~40分、自宅から通学している学生さんもいます。

学生さんのでぇとこぉすとしてはかなり渋めですがcoldsweats01、新潟の秋を感じてみませんか?

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中野邸美術館公式サイト>>
http://www.nakanotei-muse.com/
住所:新潟市秋葉区金津598番地
入館料:700円(庭園、邸内共通)
開館時間:9:00~16:30
参考地図>>
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=37.74722889&lon=139.11767972&sc=3&mode=map&pointer=on

もみじまつり告知ページ>>
http://www.nakanotei-muse.com/momiji-maturi2008.htm

※開催期間は10月25~11月24日。
11月15日、16日は矢代田駅から無料シャトルバスがでます。

2008年11月14日 (金)

聴覚障害Ⅰ演習(2年後期)

聴覚障害Ⅰ(小児)で学んだ聴覚障害児について、診断・評価・治療を実際の機器を使用して理解を深めます。

例えば、みなさんが健康診断などで聞こえについて右左の耳を検査します。

小学生にもなれば「音が聞こえたらボタンを押してくださいね」という指示に従って難なく行うことができますね。
 
しかし、3歳の幼稚園児がちゃんと検査できるでしょうか?また、0歳の赤ちゃんは??

年齢によって適用する検査は様々です。

本学では、いろいろな年齢、障害に対応する聴覚検査機器を揃えています。

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こちらは純音聴力検査というみなさんもよく見る聴力検査です。

125Hz~8000Hzという幅広い音域について聞こえを計測します。

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これは視覚強化式聴力検査COR(条件詮索反応聴力検査)の演習場面です。
 
3歳以上の子どもに対して行う遊戯聴力検査Play Audiometryで、音が出ている時だけボタンを押すと玩具が見える仕組みになっています。

ここでは小グループに分かれ、全員が検査を実施できるよう細かな指導を行っています。

2008年11月12日 (水)

聴覚障害Ⅰ(小児) (2年前期)

聴覚障害は「きこえ方」や「めまい」の問題を扱います。

きこえない、ききとりにくいことを「難聴」といい、難聴の程度や難聴になった時期も、こどもの発達に大きく影響します。

自分の発声した声もきこえないといった「高度難聴」もあります。

このように、聴覚障害はきこえの問題を起こすだけではありません。

ことばを獲得する以前からの難聴は、言語発達コミュニケーションの発達に大きな影響を与えます。

また、難聴は心理面行動面にも影響を与えます。

一般に聴覚障害は“手話”でというイメージが強いですが、補聴器人工内耳を活用した聴覚活用、読話指文字発音サインを使った多様なコミュニケーション方法があります。

この講義では言語聴覚士として、聴覚障害児の発達にどのような援助ができるのか、聴覚検査やことばの評価方法を学習し、訓練プログラムの立案や言語指導の実際を学びます。

2008年11月10日 (月)

バターフィールド

新潟といったらお米?riceball

確かにお米も美味しいですが、新潟の魅力はそれだけではありません!!!

野菜がとても新鮮で美味しいため、新潟市は全国でも野菜購入数量・金額ともに1位なのです。

そんな新潟でこだわり野菜を使ったパスタを提供するお店がこちら、「バターターフィールド豊栄店」

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大学シャトルバスの発着所となっている豊栄駅北口から徒歩5分。

外観も白を基調とし、清潔感とハイソな雰囲気を醸し出しています。さらに水の流れる庭園もあり、ここではゆったりした時間が流れますcatface

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で、こちらが本日のパスタのひとつ「焼き茄子と朝日豚ベーコンのトマトスパゲティ」

ちなみにお値段は1000円。

モチモチっとした生パスタにベーコンの旨味と茄子の甘さが美味heart01

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それと本日のおすすめケーキケーキは「田舎風蜜りんごケーキ」

こちらは450円。

素朴な甘みにシナモンの香りが効いて…やっぱり食後のデザートは外せませんねheart04

この二品食べると合計で1450円…う~ん、学生のお財布には少々キツいかも・・・?sweat01

 
とは思うことなかれ!!thunder

平日(月~金)の15:00~17:00のオーダーでなんとパスタもデザートも半額になってしまうのです!これで1000円以下はお得shine

3限以降の講義がない日は行きたいお店ですfoot

他にも最近流行りの野菜を使ったベジタブルスイーツもあり、こちらもお薦めcakecafe

ちなみにバターフィールド豊栄店ではお客としてはもちろん、アルバイトとしても新潟医療福祉大学の学生がお世話になっているそうですよ。

言語の学生はいるのかな?

  

『バターフィールド豊栄店』
PCサイト>>
http://butterfields.jp/index.php
携帯サイト>>
http://www.week.co.jp/komachi/gw/itp-pc_gw.php?ip=00012508
※上記のタイムサービスはサイトをご参照下さい
住所:新潟市北区石動1-17-1
電話:025-388-1333

2008年11月 6日 (木)

臨床実習Ⅱ 事後セミナー

昨日、3週間の実習を終えた3年生が事後セミナーで症例報告を行いました。

言語聴覚士として働く場合、医師や看護師、リハビリスタッフなど他の医療従事者と連携をとるため施設内でカンファレンス(conference:会議)を行います。

このとき、対象となる患者さんがコミュニケーションにどのような問題を持っているのか、他のスタッフに簡潔にわかりやすく伝えなければいけません。

この「事後セミナー」では、実習施設で患者さんを言語聴覚士の立場から評価し、どのような状態であるのかをまとめた報告書を学生や教員の前で発表します。

実際の職場と同様に質問を受ける場面もあり、学生たちは一所懸命に考えながら応えていました。

実習を終えて大学にもどってきた学生は、言語聴覚士がいかに多くの知識やスキルが必要であるかを痛感すると同時に、一人の人生に関わるというやりがいある仕事であることを学んだようです。

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