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2019年6月

2019年6月28日 (金)

手話で地名と色を表現!_その2

こんにちは。

STkouhouです。

 

本学科の学生が多く所属する、手話部の活動の様子をご紹介しています。

 

今回は色を表現します!

講師は聴覚障害者の活動を幅広く支援しているNPO法人“にいまーる”の理事長、

臼井千恵さんです。

 

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さて、色の表現です。

主要な色は体を使って表現するものが多いのですね。

赤:人差し指で唇をなぞって、口紅を塗る表現

青:顎を触って、剃った後の青さを表現

他に、黒は髪を触って、白は歯を指して色を表現します。

 

青の表現です。

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体を使わない色ですと、

茶色は栗と、グレーはネズミと同じ手話で表現することを学びました。

 

栗の手話です。顎に拳を当てて下に2回下ろします。

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ネズミは、右手の人差し指と中指を立てたあと折り曲げます(ネズミの前歯の表現です)。

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一通り色の表現を学んだ後、 

2年生には、色から連想するものを挙げてもらいました。

赤と言えば、トマト、りんご…

青と言えば、海、空…

茶色と言えば、土、カフェオレ…

 

臼井さんは、挙げられた単語の手話表現も示してくださいました。

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今日は本当にたくさんの単語を学びました!

  

本当は前期のうちに、もう1回臼井さんの講義があったのですが、

残念ながら先日の地震の影響で延期となってしまいました。

 

次回の講義は後期に入ってからになります。

後期になると、大学祭での発表の準備も始まります。

その様子もまたご報告させていただきたいと思います。

お楽しみに!! 

 

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2019年6月27日 (木)

手話で地名と色を表現!_その1

こんにちは。

STkouhouです。

 

先日のブログ記事で、本学科の学生が多く所属する、手話部の活動の様子をご紹介しました。

前回は自分の名前や所属する学科、名前を習いました。

 

今回は地名や色を表現します!

講師は前回に引き続き、

聴覚障害者の活動を幅広く支援しているNPO法人“にいまーる”の理事長、

臼井千恵さんです。

 

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最初は前回の復習に加え、日付、曜日、天気、温度に加え、

前回とは異なる種類のあいづち、“そうそう”、“いいえ”を新たに学びました。

 

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温度を表す手話では、水銀柱を人さし指で表すのですね。

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さて、地名です。

最初は指文字3文字で表せる地名を、手話部のみんなにどんどん挙げていってもらいます。

みんなは最初、小地谷、新発田、湯沢、亀田、といった、新潟県内の地名や、

会津、岩手といった、自分の出身地で3文字で表せるものを挙げていきました。

それもだんだん尽きてくるので、香川、高知、など遠い地名も挙げられました。

 

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臼井さんは、一つ一つの地名の指文字を見た後、

今度は手話で表してくれました。

 

岩手は、“岩”と“手”で表します。

高知は、“高い”と“知る”表します。

香川は、“におい”と“川”で表します。

漢字の通りの手話でわかりやすいですね! 

 

その土地の名産にちなむ手話もありました。

小地谷市は、鯉のひげの動きで表しました。小地谷市は錦鯉の原産地なんです。

新津は、石油で表します。油田があったんですね。

 

歴史に関連した手話もありました。

新発田市は、数字の1と6で表します。昔新発田市には、歩兵第16連隊という部隊がいたことにちなむそうです。

会津は、切腹の動きで表します。白虎隊にちなんでるんですね。

 

臼井さんは、名古屋のご出身です。

名古屋の手話は…

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名古屋城のしゃちほこで表します。

 

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知っている地名を、手話で表現できるのは楽しいですね!

学生たちも興味深々でした。

 

次回は色の表現について学びます!

 

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2019年6月20日 (木)

読売新聞の連載『医療ルネサンス』は、今回から言語聴覚士がテーマです

こんにちは。

STkouhouです。

 

読売新聞の連載、『医療ルネサンス』をご存知ですか?

日本の医療現場における問題や新しい医療技術などを紹介している連載です。

6/17(月)から始まったシリーズは、言語聴覚士がテーマです。

  

第1回目は、特別養護老人ホームでのみこみのリハビリテーションに携わる言語聴覚士のお話でした。

基本的なのみこみ機能の評価や、介護士と連携して食事場面に介入する様子など、仕事内容が詳細にレポートされています。

 

言語聴覚士の勤務する場所は、病院が圧倒的に多いですが、

この記事の言語聴覚士のように老人保健施設や特別養護老人ホームなど、

老人福祉施設で勤務する言語聴覚士も増えてきています。

本学科の卒業生の就職先にも、老人保健施設は含まれています。 

病院に比べ、より生活に根差したリハビリテーションを行うことが、老人福祉施設の特徴ですね。

 

老人福祉施設に勤務する本学科の卒業生メッセージはこちら

 

言語聴覚士の回は全部で6回だそうです。

今週の新聞がまだ取ってある方はぜひ、ご一読ください!

 

「古い新聞をちょうど捨ててしまった」!という方、

「うちは読売新聞はとってないな…」という方は、

図書館でも読むことができますよhappy01

 

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2019年6月18日 (火)

6/16(日)のオープンキャンパスにお越しいただきありがとうございました!!

こんにちは。

STkouhouです。

 

6/16(日)に本学でオープンキャンパスがあり、

言語聴覚学科の例年と比べたくさんの見学者の方に来ていただきましたshine

本当にありがとうございました!!

 

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学科のプログラムは、山岸学科長の挨拶で始まりました。

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山岸先生の紹介はこちら

 

続いて伊藤先生による学科説明がありました。

今回の説明では、カリキュラム内容について、

学年ごとの説明がありました。

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次は今回初の試み、学科内ツアーです!

言語発達支援センターや学生が普段検査練習をしている演習室に加え、

学生も普段は立ち入らない、検査準備室も公開しました。

 

検査準備室は、検査道具や実習用の道具が大量に収納されています。

ちょうど吸引演習があったばかりでしたので、吸引練習用の人形や小型吸引機など、

ちょっと珍しいものもみていただきました。

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体験プログラムでは、聴力検査や学生相談コーナーなどで、

学生スタッフが大活躍しました!

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今回のスタッフは、入学したばかりの1年生が多かったのですが、

皆積極的に取り組んでいました。今後の成長が楽しみですhappy01

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次回のオープンキャンパスは、7月14日(日)になります。

今回いらした方も、初めての方も、どちらも大歓迎です!

夏ならではの特別企画もご用意しておりますので、ぜひぜびご参加ください!!

  

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2019年6月13日 (木)

6/16(日)にオープンキャンパスが開催されます!!

こんにちは。

STkouhouです。

 

6/16(日)に、新潟医療福祉大学でオープンキャンパスが開催されます!!

もちろん言語聴覚学科も参加します。

 

今回は午前・午後の開催となります。

午前午後ともに同じプログラムですので、午前のみ参加、午後のみ参加、どちらも可能です。

(もちろん両方参加もOKですよ!!!)

 

午前は9:30~大学全体の説明会で開始となります。

10:50~学科ごとの企画が始まります。

 

今回言語聴覚学科では、体験プログラムとして

神経心理検査、子どもの言語検査、拡大・代替コミュニケーション(AAC)、聴力検査の体験を企画しています。

 

また、今回初の試みとして、学科内ツアーも企画しております!!

在校生が普段演習を行っている部屋や、たくさんの検査道具がつまった準備室など、

見学者の方に実際にご覧いただき、入学後の生活をイメージしていただければと思いますhappy01

 

写真は昨年のオープンキャンパスの様子です。

今年度も在校生が多数、スタッフとして参加します。 

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在校生や教員による個別相談コーナーもございます。

在校生スタッフには、学外実習を経験した3年生や、

この4月に入学したばかりの1年生も加わっています。

入学試験や入学後の生活について、なんでもご質問ください!

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梅雨のうっとおしさを吹き飛ばす楽しい企画で盛り上げてまいります!!

皆さまぜひお越しください!!!

  


 

新潟日報の子ども版『ふむふむ』で連載中の“お仕事ファイル”に、

言語聴覚士の仕事が取り上げられ、

本学の卒業生が取材を受けました!

少し前の6月4日付の記事になりますが、もしもご入手できる方はぜひご覧になってください!

よろしくお願いいたします。

 

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2019年6月12日 (水)

46th Congress of the International Neurootological & Equilibriometric Society(NES 2019)in 東京

こんにちは。

STkouhouです。

 

今年度から当学科に着任された富澤晃文先生は、聴覚障害、オーディオロジー(聴覚学、聴覚補償学)をご専門とし、

子どもの聴力検査や補聴器フィッティング、人工内耳の豊富な臨床経験をもとに、幅広い研究を行われています。

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その富澤先生が先日、都内の神保町(学士会館)で開催された国際学会 46th Congress of the International Neurootological & Equilibriometric Society(NES 2019)で演題発表をされました!

 

以下、富澤先生からいただいたコメントです。


 

 今回は、機能性難聴に対するTIN(tone-in-noise)テストという新しい検査法についてのポスター発表を行いました。

 
 耳鼻科のST臨床では「聞こえている」はずなのに、ヘッドホンをつけて聴力検査を行うと「聞こえていない」結果が出てしまう、子ども・成人に出会うことが時折あります。

 この症状は機能性難聴(心因性難聴、詐聴)とよばれますが、奇妙なことに、聴力検査の結果よりも小さいレベルの雑音が聞こえてしまう(=ロンバール効果が生じる)ことが知られています。

 どうしてこのような現象が生じてしまうのか、その心理学的な知覚病態についてTINテストの結果から検討しました。

 

 TINテストは、マスキングを利用します。

 聴力検査の授業で習うマスキングはヘッドホンから反対の耳に雑音を聞かせますが(=対側マスキング)、TINテストでは同じ耳に検査音と雑音を一緒に聞かせます(=同側マスキング)。

 心因性難聴では、聞こえないはずのレベルの雑音に反応して、検査音に対する応答値が変わります。

 ありえないはずの不可解な現象ですが、これを注意機能とマスキングに伴うラウドネス・シフトの知覚原理を組み合わせて、説明しました。

 

 本学会は、神経耳科学とめまいを主題に1974年に設立された国際学会です。

 今回東京で開催されたプログラムは、睡眠と内耳、宇宙医療、乳幼児難聴、内耳奇形と平衡機能、突発性難聴への鼓室内ステロイド注入、マウスの内耳生理、耳鳴への新しい音響療法(MTM)、眼球運動の中枢制御、機能性めまい、遺伝性難聴と平衡障害など、新しいトピックが盛りだくさんでした。

 懇親会は、眼下に皇居を臨むホテルが会場でした。ベルリンの人工内耳センターの先生方と親しくお話しをさせていただきました。

 ドイツでは片耳の難聴にも人工内耳が試されているそうで、驚きました。

 

Nes2019

 


 

富澤先生、ご報告を寄稿していただき誠にありがとうございました!!

国際学会と言うと、外国で開催されるのかな?と思われる方もあるかもしれませんが、

今回のように日本国内で開催されることもあります。

国内開催だと旅費や宿泊費の面で負担が少なく、参加しやすいですね。

下記の写真は会場近くの東京駅丸の内口です。

 

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難聴や補聴器といった、『きこえの領域』は、

言語聴覚士の行う主要な業務の一つです。

この領域に関心のある方はぜひ、本学への進学をご検討ください!!!

 

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2019年6月 7日 (金)

手話で自己紹介をしよう!_その2

こんにちは。

STkouhouです。

 

前回から、聴覚障害者の活動を幅広く支援しているNPO法人“にいまーる”のスタッフの方々から、

手話部の学生たちが手話を学ぶ様子をお伝えしております!!

 

前回は、にいまーるのスタッフの方々のお手本から、

自己紹介の方法を学びました。

 

今回はいよいよ学生たちの番です。

貫禄の2年生からスタート!!

さすがに落ち着いています。

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『言語聴覚学科』は、口の前で手を開く動きと、人差し指で耳を指す動きで表します。

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『看護学科』は、下記の二つの動きで表します。

①右手の親指と他の4本の指で、左手首を挟む

②両手を開いて手のひらを向い合せ、交互に上下させる

脈を取る動きと、『世話をする』の意味の手話の二つで表現するのですね。

 

臼井さんからは、各学生の名前を手話で表す方法も、教えていただきました!!

苗字は指文字(日本語の1音1音を手話で表した、いわば手話の50音表のようなものです)で表すことも可能ですが、手話で表すとより楽しいですね!

 

苗字の手話は、漢字の意味に関連した動きで表すもの、漢字の形で表すものと、

人によりさまざまでした。

たとえば、“木田さん”でしたら、下記の二つの動きで表します。

①両手の親指と人差し指を開いて、手首を返しながら上にあげる動き(木が上に向かって生える様子)

②左右の指を3本ずつ交差させて重ねる動きをします(“田”の漢字を表す)。

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最後は1年生も頑張って自己紹介をしました!

1年生は言語聴覚学科の学生がたくさん参加していて、

臼井さんも驚かれていました。

 

次回の手話部の講義では、日常会話を学ぶそうです。

またご紹介させていただきますhappy01

 

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2019年6月 4日 (火)

手話で自己紹介をしよう!_その1

こんにちは。

STkouhouです。

 

先日のブログ記事で、本学科の学生が多く所属する、手話部のご紹介をしました。

 

手話部では月2回程度、外部講師を招いて手話を学ぶ機会があります。

本日は新潟市江南区にあります、

聴覚障害者の活動を幅広く支援しているNPO法人“にいまーる”のスタッフの方々から、

学生たちが手話を学ぶ様子を取材しました!!

 

今日の講師は、にいまーるの理事長を務めていらっしゃる、臼井千恵さんです。

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最初は簡単な相槌を教えていただきました。

わかる/わかった、わからない、といった表現です。

これから手話の講義を受ける上で、必要な表現ですね。

相槌に合わせて表情をつけることも重要です。

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続いて今回のスタッフの方々の自己紹介です。

今回いらしたスタッフの方は、臼井さんともう一人の聴覚障害者のスタッフの方、

手話通訳スタッフの方、そして新潟大学の学生ボランティアの方でした。

 

臼井さんはじめスタッフの方々は、それぞれお名前と出身学部で自己紹介されました。

社会福祉学部、経済学部、法学部、工学部…いろいろな表現を学びました。

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一番印象深かったのは、経済学部でしょうか。下記の二つの動作で行います。

①両手の親指と人差し指で輪を作る

②輪が交差するように水平に回す動きです。

『経済』を、お金が動く、という表現で表しているのですね。

 

ちなみに『大学』の手話は、下記の動作で行います。

①両手の親指と人差し指を頭の左右脇に位置する

②開いた2指を閉じながら斜め前後に引く

③この動きを前後を変えて繰り返します。

…文字で示すとわかりにくいですね。

この動きは大学の角帽を表しています。卒業式などで被るひし形の帽子です。

 

写真は田村先生が修士課程を修了された時の角帽姿です。

手話の動きと角帽の形が一致しましたでしょうか?

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田村先生の紹介はこちら

 

次回、いよいよ手話部の学生が自己紹介に挑みます!!

お楽しみにhappy01

 

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