授業紹介 Feed

2018年7月27日 (金)

4年生の臨床実習が終了しました!

こんにちは。STkouhouです。

言語聴覚士の国家試験を受けるには、学校の講義で必要な教科を履修するだけでなく、実際に病院など臨床の現場に出て実習をする必要があります。

  

当学科では、在学中に3回、学外実習があります。

2年生:1週間

3年生:3週間

4年生:8週間

当学科の実習について

  

この中で、4年生の実習が最も長く、かつ忙しい実習になります。

実習中は、患者さんの評価やリハビリテーションを行い、日々報告書を作成し、最後は実習先の施設内で症例発表を行います。

学生たちは慣れない環境で緊張しますが、少しでも多くのことを吸収していこうとがんばっています。

  

そんな苦しかった実習もついに終わりました!

日々書いた報告書はファイリングされて学校に提出されます。

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ファイルの厚さが学生たちの苦労と努力を物語っていますね!

実習担当の言語聴覚士の先生をはじめ、実習先で関わったすべての方、学生を支えていただき本当にありがとうございました。

あとは卒業研究と国家試験合格に向けて全力投入です!!

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2018年7月16日 (月)

脳性まひの子どもの言語発達を学ぶ~小児言語障害学Ⅲ~

こんにちは。

STkouhouです。

 

今回の内容は、小児言語障害学の授業の紹介です。

この授業では脳性まひをはじめとした子どものことばの障害などについて学びます。

 

脳性まひとは、妊娠中や出産前後の時期に赤ちゃんが脳の損傷を受けることによって起こる、運動や姿勢の障害のことを指します。

脳の損傷は運動面の発達だけでなく知的や言語の発達にも影響することがあります。

言語聴覚士は、そのような脳性まひの方に対する、言語発達を促すアプローチでも重要な役割を担います。

 

7月9日の授業では、外部講師として、東京都八王子市の重症心身障がい児施設である、島田療育センターはちおうじの言語聴覚士、中村達也先生にご講義をお願いいたしました。

 

中村先生は本学科の2期生です!遠路東京から来ていただきました!!

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中村先生は脳性まひの方の臨床に日々携わっておられます。

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授業では脳神経の基礎的な講義から始まりました。

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基本をおさえたあとで、実際の治療場面の豊富な動画を交えながら講義が進められました。

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日々の臨床に携わっている先生からでないと聞くことができない、非常に実践的な講義内容でした。

 

先生の講義を通して、言語聴覚士による効果的なはたらきかけが、脳性まひの方の発達を促進できる可能性を持っていることを学びました。

学生からは、先生のようにやりがいを持って働く言語聴覚士になりたい!との声がきかれました。

自分たちと同じ大学で学んだ先輩が活躍している姿に、大いに刺激を受けたようです。

  

中村先生、お忙しい中貴重なご講義をいただきまして誠にありがとうございました!!

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2018年7月 6日 (金)

神経の伝わるしくみを理解する~神経科学演習~

こんにちは。

STkouhouです。

 

今回の内容は、本年5/25のブログでも紹介した、神経科学の授業の紹介です。

  

言語聴覚士が関わる障害の中には、神経系の病気が原因のものがあるため、

本学科では“神経科学”という名の科目で、神経のはたらきを学びます。

担当しているのは言語聴覚学科教授の今村徹先生です。

今村先生は神経内科の医師です。

今村先生の紹介はこちら

  

今日は手や腕に電気刺激を行い、神経が伝わる速度を計算します。

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電気刺激は今村先生が行います。

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刺激を与えたところから記録装置の場所までの距離を、巻き尺を使って測っています。

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なんだか楽しそうですね。

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この演習では、時間と距離と速さの関係の知識が必要になります。

昔ならった算数がこんなところで役に立つとは。

  

学生たちは実際に時間や距離を計測したり計算することによって、神経伝達のしくみを深く理解していきます。

このように座学だけでなく演習も多いところが当学科の魅力の一つです!

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2018年6月29日 (金)

本学発!嚥下をよくするエクササイズ

こんにちは。

STkouhouです。

今日は言語聴覚士がリハビリで使用する道具について紹介いたします。

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写真の学生たちが持っているものは、ストレッチポールと言います。

筒状の形態で、中にはクッションがつまってほどよい反発力があります。

  

もともとはアスリートの体幹トレーニングに使用されていましたが、

本学科でも講義を担当されている西尾正輝先生が、このストレッチポールを利用した、

嚥下機能(のみこみの機能)を改善するエクササイズを開発されました!!

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このようにポールの上に縦に乗り、左右にゆっくりと揺れる動きを行い、嚥下に関連する部位である胸郭を広げます。

これはほんの一例で、他にも様々なエクササイズがありますので、詳しくは下記の動画をご参照ください!

西尾先生開発のエクササイズの動画はこちら

  

本学科の日々の講義は常に最新の知見を取り入れており、学生たちが臨床に出た際に実践的な活躍ができるよう努めております。

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2018年6月18日 (月)

夢を語る会

こんにちは。

STkouhouです。

学術集会のレポートはまだ続きますが、ここでちょっと別の話題をお伝えします。

1年生には入学前に作文の課題が出されます。

今年の題は『私の夢』でした。

入学後に提出された作文の中で、特に優秀な出来栄えだった人が10人が選出されました。

先日はその10人による作文の発表会が開催されました。

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発表は一人あたり5分の持ち時間です。

発表者からは、学生生活を通しどう成長したいか、どんな言語聴覚士になっていきたいか、リハビリではどんなことを重視していきたいか…など実に様々な夢が発表されました。

自分はなぜ言語聴覚士を目指すようになったのかを話す方も多く、大変興味深い内容でした。

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全員の発表後、最も良かった発表に対する投票が行われました。

どの発表も面白く、票は割れ接戦となりました!

   

山岸学科長から学長からの招待状が渡されました。

なんと優勝者は後日、学長と昼食をご一緒できるのです!

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同級生の多様な志を聞くことができ、お互いに良い刺激になったと思います。

皆さんにはそれぞれの夢を忘れずに未来に向かって頑張ってほしいですね!

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2018年6月 6日 (水)

新任の伊藤先生のご紹介です

こんにちは。STkouhouです。

4月に言語聴覚学科 合同研究室に着任されました伊藤さゆり先生をご紹介します。

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Q1. これまでの経歴を教えてください

長野、東京、埼玉の3つの病院にあわせて7年ほど勤務していました。

主に脳卒中の患者さんを対象にコミュニケーションや飲み込みの障害のリハビリテーションに携わりました。

その後は、イギリスの大学院で修士号を取得し、さらに山形大学の博士課程に進み、認知症の新たな検査手法に関する研究を進めるとともに、山形や仙台の病院で記憶や言語の検査を行う仕事をしてきました。

   

Q2. 言語聴覚士を目指した理由は

高校生の頃に脳の機能について関心を持ちました。当時のNHKで放送された「脳と心」のなかで、記憶障害の患者さんが紹介されたのです。

その患者さんは弁護士を志望する優秀な青年だったのですが、脳の病気により新しいことが覚えられなくなり、人生が一変してしまいました。さらに彼は、日々の出来事を口述して録音したものを聞き返す工夫をしていること、残された脳機能を利用して家具職人を目指していることも紹介されました。

このように人の人生を大きく変えてしまう記憶と脳の問題についてもっと学びたいと思ったのです。 こういった脳の損傷が、人間の行動にどのように影響するのかを検証するのは『神経心理学』という学問になります。 ただし当時の私はそのキーワードにたどり着けず、とにかく少しでも近い学問を、ということで大学では心理学を専攻しました。

しかし当時大学で学んだのは人以外の動物や、健常な人を対象とした学問が主でした。そして、自分が本当に勉強したいのは神経心理学であること、神経心理学をもっと学ぶにはやはり患者さんを対象としなければならないことがわかってきました。

ちょうどその頃に、言語聴覚士が国家資格になるというニュースがあったのです。実際に障害を持った患者さんを通して脳の機能への理解を深められる上、その関心を社会貢献にも活かせる、素晴らしい仕事だと思い、この世界に入りました。

 

Q3. 研究内容を教えてください
 

認知症というと記憶力が低下する、いわゆる物忘れが生じることがよく知られていますが、言葉がスムーズに出なくなったり、見え方が変わったり、といった、記憶以外の症状が前面に出てくるタイプの認知症があります。そういった患者さんの障害のメカニズムや評価方法、リハビリ方法の研究をしています。

  

Q4. 言語聴覚士の魅力とは

最初は脳の機能への関心から入った世界でしたが、今では関心もさることながら、患者さんとの関わりに魅力を感じています。

特にコミュニケーションに障害を持つ患者さんが、時間をかけてご自分の気持ちを伝えることができて喜ぶ姿に、やりがいを感じます。この世界に入ってしばらくたちますが、今でも新鮮な気持ちになる瞬間です。

  

Q5. 言語聴覚士を目指す高校生へのメッセージ

言語聴覚士の仕事は、同じことの繰り返しではなく、日々勉強することで成長し続けられる魅力的な仕事だと思います。

言語聴覚士の数はまだまだ不足しています。ぜひ一緒に学び明日のリハビリテーションを担っていきましょう!


 
伊藤先生ありがとうございました!

実は伊藤先生は某ゆるキャラのファンです。お好きな方はぜひゆるキャラトークもしてみてください。

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2018年5月25日 (金)

神経の働きを深く理解する~神経科学演習~

こんにちは。

STkouhouです。

 

今回の内容は、授業の紹介です。

言語聴覚士が関わる障害の中には、神経系の病気が原因のものがあります。

そのため学生は、言語障害について学習するとともに、障害に関係する神経のはたらきについても学びます。

    

本学科では“神経科学”という名の科目で、神経のはたらきを学びます。

担当しているのは言語聴覚学科教授の今村徹先生です。

今村先生は神経内科の医師です。

教員紹介はこちら

神経科学は座学だけでなく、時々演習で実践的な学習をする機会があります。

また、演習の翌日に講義を受けることで、学習内容をより深く理解することにつながります。

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絨毯敷きになった広い多目的室に、みんなで演習用のベッドを並べます。

こうして大量のベッドが並ぶと圧巻ですね!

 

今日は、筋伸張反射の演習をご紹介します。

筋伸張反射とは、骨格を動かず筋肉が受動的に引き伸ばされると、その筋が自動的に収縮する反射です。

  

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有名なのは、膝蓋反射ですね。

あの膝下をポンとたたくと足が動く反射を見たことにある方はいらっしゃると思います。

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先生の見本をみたあと、二人一組になって反射を体験します。

少しコツが必要ですが、反射を引き出すのに成功するとちょっとうれしいですね。

  

言語聴覚士も反射障害を評価できなくてはいけない!

とは今村先生の弁です。

  

 

症状だけでなく、その背景にある神経障害も評価ができる、優れた言語聴覚士を目指してほしいですね。

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2018年5月24日 (木)

洋書抄読会@桒原研究室

こんにちは。

STkouhouです。

本学科の教員はそれぞれの専門を生かして様々な活動を行っています。

その一つに聴覚障害についての洋書を一緒に読む会が開催されています。

英語力と障害の理解の向上のために桒原桂先生が主催しています。

教員紹介

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桒原先生はアメリカでオーディオロジストとしての

勤務経験もありますので大変勉強になりますよ!!

参加者は、言語聴覚学科にとどまらず他学科の1年生から、大学院生までさまざまです。

さらに、教員や事務職員など垣根無く開催しております。

毎年していますが今年度は社会福祉学科の卒業生なども来ているようです!!

1週間に一回程度、楽しく開催しています。

海外で経験を積んだ先生と身近に学習ができることも言語聴覚学科の魅力の一つです!!

言語聴覚学科の学びクリック!!

2018年5月18日 (金)

基礎ゼミ対抗 ソフトバレーボール大会

こんにちは。

STkouhouです。

先日、学生と教員の交流を目的とした、基礎ゼミ対抗ソフトバレーボール大会がありました。

基礎ゼミとは、1年次に全学科全学生が共通で履修する、7~8人程度の小グループによるゼミナールです。

本学の特徴的なカリキュラムのひとつです。

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本学科は10人の教員ごとに計10個のゼミナールがあります。

言語聴覚学科のゼミ紹介はこちら

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/seminar.html

本日のバレー大会はゼミを始めたばかりの1年生と教員がゼミ事に一丸となって、熱い戦いが繰り広げられました!

Img_3666_2まずは実行委員長の桑原先生から、試合ルールの説明がありました。

今回はトーナメント形式で、一試合7分です。

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続けて学科長の山岸先生から、怪我のないようにがんばってください、との激励がありました。

Img_3662まずは軽く練習…

石本先生のレシーブが炸裂します。

Img_3648Img_3649 山岸先生も負けていません。

Img_3687いよいよ試合開始!

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Img_3699_2 だんだんと熱が入ってきます。

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優勝は内山ゼミでした!!

Img_3710みんなで楽しく交流ができ、ゼミごとの団結も一段と強まったと思います。

皆さんお疲れさまでした!

言語聴覚学科の紹介はこちら

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

2018年3月25日 (日)

LA海外研修

こんにちは。

STkouhouです。

先日毎年恒例LAでの海外研修がありました。

今回は学生2名で少人数でしたが、

チャップマン大学の大学院生ともディスカッションが

でき、とても勉強になる内容でした。

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英語圏での経験を積むのも一つの目的でしたので

病院研修の空き時間を利用して異文化勉強もしっかりしてきました。

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学部生のときから海外研究の機会があることも

当学科の魅力の一つです。

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