こんにちは、健康栄養学科教員の山崎です
サツマイモの植え付けから1週間が経ちました。
1週間後のサツマイモの様子。元気に育っています。
今回は1年生チームの見回りです。そして、今回、健康スポーツ学科1年生の西間木くんも参加してくれました 健康栄養学科1年生女子のサークル仲間です。
畝の間の雑草とりやごみ拾い。
さて、「サツマイモ」の名称は薩摩(現在の鹿児島)に由来していることは、多くの方がご存じだと思いますが、今回は、そんなサツマイモの歴史について触れたいと思います。
サツマイモの原産地はメキシコ南部を中心とする熱帯アメリカとされ、中央アンデスで作物として発達しました。サツマイモの伝来ルートは諸説ありますが、1492年にコロンブスがスペインに持ち帰り、その後ヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジア、中国へと広まったとされています。そのほか、メキシコからハワイ、フィリピンへ伝わったルート、さらに紀元前に南米ペルーから南太平洋の島々へと伝わったルートもあるそうです。
日本には1597年に中国から宮古島へ入ったのをはじめとして、1605年に琉球(沖縄)の貿易船の役人である野国総官が中国福建省から琉球へ持ち帰った苗を栽培したことから広まりました。
薩摩での栽培記録は、1698年、種子島の19代島主であった種子島久基が琉球王尚貞に懇願してサツマイモを譲り受け、大瀬久左衛門に命じて栽培させたのが最初で、さらに1705年に、山川(指宿市山川)の漁師・前田利右衛門が琉球から持ち帰って栽培に成功し、薩摩全域に広まっていったと伝えられています。
「サツマイモ」は鹿児島から伝来したことで本州において広く呼ばれている呼び名ですが、中国(唐)から伝来した沖縄・九州では「唐芋」、沖縄から伝来した九州の北部では「琉球芋」と呼び名が異なります。
そしてサツマイモの歴史上、忘れてはならないのが江戸の蘭学者・青木昆陽です。
1735年、青木昆陽はサツマイモが救荒作物として優れていることを『蕃薯考』に記し、これが当時の町奉行大岡越前守を通じて八代将軍徳川吉宗の目に入り、薩摩藩で産出するイモが藩民を飢餓から救済したことを知ることになりました。
昆陽は薩摩薯御用掛の役名を受け、享保20(1735)年に小石川養生所の試作場でイモを公的に試作・栽培し、関東や東日本に広まっていったのです。
サツマイモはその後の天明の飢饉、天保の飢饉でも救荒作物として多くの人の命を救ったと言われています。
こんにちは、教員の山崎です。前回に引き続き北区農業委員会との連携事業「遊休農地再生利用事業」の一環で行われたサツマイモの植え付けについて報告します。
と、その前に、皆さんは日本の食料自給率をご存知ですか?
平成22年度の食料自給率はカロリーベースで39%、前年度より1%低下してしまいました。この主な要因として、国では『天候不順に伴うてん菜、小麦、いも類(ばれいしょ・かんしょ)の生産量の減少』を挙げています。
かんしょ(サツマイモ)は16万tの減少でした。耕作放棄地が解消され農地として利用されれば、日本の食料自給率向上につながります。
ということは、今回の事業は、学生や農家の方々、地域の方々にとってだけでなく、日本全体にとっても意義のある一石二鳥・・いや四鳥くらいの事業といえるかもしれません。
さて、「前置きが長い」と言われそうですので、そろそろ、植え付けの様子をお話します。当日は、天気にも恵まれ、1-4年生有志&教員数名の約60名の参加となりました。
こちらがサツマイモ畑。前もって作っていただいた畝は黒色のポリエチレンでマルチングされています。
場所は大学から徒歩15分のところで、畑からも大学が見えます。写真の向こうに見えるピンクの建物が新潟医療福祉大学です。
最初に北区農業委員会の方からご挨拶と諸注意。
皆、真剣に聞いています。
農業委員の方が植え付けのデモンストレーションをしてくださいました。棒を斜めに土にさして穴をあけ、苗を埋めて土をしっかり押さえて水やりをします。
学生も教えていただきながら、植え付け開始。穴を開ける係、苗を植える係、水やり係の3人1組になって作業しています。
皆、イキイキとしていますね 「自然に触れる」「自分たちで食べる物を自分たちでつくる」「他者と協同して取り組む」こんな活動が豊かな人間性を育みます。
水やりして、作業終了です。多くの学生が参加したため約1時間の作業でした。
終了後の挨拶。
植え付け作業はあっという間でしたが、この事業はまだ始まったばかり。これから、随時活動を報告していきたいと思います。サツマイモの成長の様子も載せますので、時々チェックしてくださいね。
では、今回は、この辺で
皆さんこんにちは。家庭菜園のトマトが赤くなってきた健康栄養学科教員の川上です
今回は6月に実施されたキャンパスツアーの様子をお伝えしつつ・・・オープンキャンパスのお知らせです!(こっちが目的だったりしますが・・・)
6月キャンパスツアーも多くの方に来場いただきました。まずはおなじみの学科説明。
全学科参加の合同プログラム会場の様子。今回も当科の学生からお手伝いしてもらいました。
これはSATシステムもどき・・・。こちらは8月オープンキャンパスでも体験できます。
フードモデルの展示に、学生らの授業や活動の様子を記録したDVDの上映も実施しました。
そしていよいよ7月14日(土)に、今年度一回目のオープンキャンパスが実施されます
今回は、「骨密度測定」や、「厨房特殊機器の説明(試食付き)」を行います。もちろん、教員&学生の個別相談コーナーも随時開催しています。
在学生ともども、皆さんと会えるのを楽しみにしています。どうぞご来場ください
皆さん、こんにちは。教員の山崎です
川上先生の家ではジャガイモが栽培されているようですが、今回は学生が新潟市北区の農業委員の方々と合同で行ったサツマイモの植え付けについて報告します。
これは、健康栄養学科の学生が今年度から北区農業委員会と連携して取り組むことになった「遊休農地再生利用事業」の一環です。
そもそもこの事業は何かと言いますと、現在、北区には約74ha(1ha=1万平方メートル)の耕作放棄地があり、さらに昨年の葉たばこの一斉廃作に伴い、その拡大が懸念されています。
そこで、この耕作放棄地の解消のためのモデル事業として、地元農業団体や地域コミュニティ、教育機関が連携して事業展開を行い、地域活動、社会教育活動、環境活動に結び付け、地域活性化に役立てようというものです。
こう聞くとなんだか難しそうですが、要は現在使われていない畑でサツマイモや大豆などの農作物を栽培し、その収穫物を調理・加工したり、収穫物を使ったイベントを行ったりして地域の方々と交流し、農業の活性化・地域の活性化をしていこうということです。
将来、管理栄養士として「食」に携わる学生にとっても、食べ物のありがたみや感謝の気持ちを改めて感じ、食や農への理解を深める非常に良い経験になります。
こちらは今回の事業についての学生への説明会の様子。あくまで学生有志による活動ですが、多くの学生から「参加したい」という声が挙がりました。
そして、その第1回目の学生活動として、6/14(木)にサツマイモの植え付けが行われました。
と良いところですが、今回はここまで。次回、実際のサツマイモの植え付けの様子をお伝えします。