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2018年3月28日 (水)

ロシア極東医科大学との交流

ロシア・ハバロスクの極東医科大学から

2名の先生がご講演にいらっしゃいました(2018.2.22.)flair

ロシアの栄養士のお話しやティーンエージャーのやせのお話しも聞きましたので、

少しご紹介しますconfident

 

マリーナ・リザンギ教授(小児科部長)からは、

「ロシアの少子化対策」についてお話頂きました。

「ロシアの家族・子どもに対する社会福祉支援の対策」の一環として

「学校給食の負担」が挙げられたため質問をすると

「給食費の半分を国が負担している。

また、貧困家庭に対しては100%国家負担である。」

とのことでした。

さらに、給食の献立作成者については

「学校にそれぞれ栄養士と看護師がいて、

栄養士が10日間のメニュー(月間だと思われます)

をたて、それを保健省がチェックし了解が得られるとはじめて給食として

提供されるそうです。国がチェックしているのですね。

マリーナ リザンギ教授

1


 

 

また、スベトラーナ・コストロミーナ准教授からは

「学童児童(日本のティーンエイジャー)の健康に対する行動」

についてご発表がありました。

ハバロスクにおいても女子生徒は男子生徒よりも

「憂鬱・イライラする・神経が緊張している・頭痛がする」など

不定愁訴を訴えており、

日本と同様の傾向が認められました。

さらに、男子生徒の過体重・女子生徒の体型に対する歪みが問題となっていました。

 

スベトラーナ コストロミーナ准教授

2

 

 

最後に、リザンギ先生からの

「ロシアは日本のお隣さん。一緒に研究して行きましょう!」

とのお言葉で締めくくられました。

改めて、ロシアはお隣さんなのだと感じたご講演でした。

 

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