「新潟高齢者の栄養と摂食を支える会(新潟3)」メンバーと学生の啓発活動
健康栄養学科教員の永井です。
例年は、春色のなごやかな季節ですが、今年は新型コロナウイルス感染対策として、ご苦労されていることと思います。
健康栄養学科の教員や学生は地域の医療職や他学科の学生とともに、地域の高齢者が健康で長生きできるように様々な活動を行っています。現在、高齢者の低栄養予防やサルコペニア(筋肉量が減少、筋力や身体機能が低下して自立した生活が困難になる)予防に取り組んでいます。
病気の際は安静にする必要がありますが、健常な高齢者が長期間じっとしていますと、あっという間に筋量が低下することが示されています。ある調査では歳をとると1年間に約1%、また寝たままの安静では、2日に約1%の筋肉が減少する可能性が示されています。現在の状況では、多くの方と会話すること、活動することは難しいと思います。活動しないとお腹もすかずに食事も簡単にすませてしまいがちです。栄養と身体活動、口の体操など感染拡大が収束するまで、ご自分ができることをしていただけると低栄養やサルコペニアの予防となると思います。今後とも気持ちを楽にして生活してきましょう
感染が収束したら活動を再開しますよ