アスリートの栄養サポートを行っている卒業生
卒業生の飯澤拓樹さん(株式会社DNS マーケティング部)に現在のお仕事や高校時代、大学時代にやっていたことをご紹介いただきます!
現在のお仕事について教えてください
スポーツサプリメントを展開するブランドの管理栄養士として、主に契約アスリートの栄養サポートを担当しています現在は契約チームの大学のラグビー部やアメリカンフットボール部の栄養サポートを行っており、選手への栄養指導や体組成管理、食事・栄養摂取の環境整備、そして情報発信などを行っています。
また、マーケティング部の一員として、ブランドやプロダクトのマーケティング戦略を考えたり、自社の公式ウェブサイトの運営や管理、分析、さらには記事の執筆なども担当しています。スポーツ栄養とマーケティングは親和性あるの?と疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、商品やウェブサイトでの発信を通じてアスリートに向けて正しい情報を伝えることも、スポーツ栄養に携わる者として大変重要な仕事だと考えています。
スポーツ現場の管理栄養士としてだけでなく、マーケティングをはじめとする様々な業務を並行して行っているのは、私の仕事の大きな特徴かなと思います。
ご自身のお仕事への思いについて教えてください
アスリートの栄養サポートを仕事にすることは、管理栄養士を目指した時からの夢であり目標でした。そのために管理栄養士になったと言っても過言ではありません。ですから、今こうしてスポーツ業界で仕事が出来ていることを素直に誇りに思います
私が目指しているのは、科学的根拠に基づいた栄養サポートの実践です。世の中には数多くの有益な研究結果が溢れているので、それらの知見を現場で正しく使う事が私の役目だと思っています。もちろん情報は日々アップデートされているので、毎日のようにスポーツ栄養に関する論文を読んでいます。時間をつくるのは大変ですが、自分の仕事を支える重要なルーティーンになっています。
様々な業務がありますが、自分の仕事はすべて、目の前のアスリートと日本スポーツ界の発展に繋がっているんだという信念をもって取り組んでいます。本当にそうかは分かりませんが、そうだと良いなと願っています。
高校生の頃、どんなことを考えて過ごしていましたか?
選手として水泳部に所属しており、とにかく毎日部活、部活、部活…。部活の為だけに高校に行っていました(笑)。青春時代は水の中、勉強は全くしませんでした。世界で活躍するアスリートに憧れて、いつか自分もそうなれるんじゃないかと思っていました。努力と才能が足りない事に気が付いたのは、高校2年生の夏終わりくらいでしょうか?(遅い!)
アスリートとしては大成しませんでしたが、今度はアスリートを支える側になろうと決意したのが高校3年になった時。様々な職業の中から、最も興味を惹かれた管理栄養士を目指すことにしました。
大学時代にやっていたことはなんですか?
4年間、水泳部でマネージャーを務めました。身近なところに全国、そして世界で戦うスイマーがいる環境で4年間過ごすことが出来ました。また、監督やコーチをはじめ、水泳部の多くの方々からアスリートサポートのイロハを教えていただきました。今現在、仕事で様々な競技のアスリートと関わることがありますが、基礎となる考え方は間違いなく水泳部での活動から得たものです。
そして、卒業研究も思い出に残っている大学時代の活動です ゼミでは「咀嚼回数とエネルギー消費量の関係」について研究を行いました。4年生になってからおよそ半年もかけて行う大きな研究であり、研究内容は発表するだけでなく卒業論文にまとめなければならず、しかも同じゼミに所属していた4人で分担し作業します。少し振り返るだけでもあの頃の苦労が蘇ってきますが、メンバーにも恵まれて充実した日々だったと記憶しています。
「新潟医療福祉大学でよかった」と思うことはなんですか?
健康栄養学科の多くの先生が、そしてクラスの仲間が私の「スポーツ界で活躍する管理栄養士になる」という夢を応援してくれました 夢を持つ学生にはチャンスを与えてくれるのが、新潟医療福祉大学の良さだと思います。
私の地元からは遠く離れた場所にある新潟医療福祉大学ですが、ここは私にとって第二の故郷です