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2021年10月 1日 (金)

おはぎの話

健康栄養学科の斎藤ですhappy01

このブログを書いている日(9月23日:秋分の日)にちなみ、
“おはぎ” についての豆知識をご紹介します。

「秋分の日」に食べるものの定番として、私が真っ先に
思い浮かぶのは、“おはぎ” です。 

写真は、本日、食べたくなって購入した“おはぎ”です。Photo

皆さんのお家でも、秋分の日には、このような “おはぎ”
お墓やお仏壇にお供えしていませんか?

私は、この2年間は、コロナの関係で郷里に戻ってお墓参り
をすることが叶いませんが、お盆または秋分の日には、
“おはぎ”をお供えしていました。

では、 “おはぎ”をお供えする理由は何でしょうか?
また、季節や地域によって、
“おはぎ”または “ぼたもち”と呼ぶことがありますが、
何が違うのでしょうか?

いろいろな説があるようです。
“ぼたもち”は、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるもの
(牡丹餅が “ぼたもち” になったという説)
“おはぎ” は、萩の季節である秋のお彼岸に食べるもの
(萩ということばを丁寧に表現して、御萩→“おはぎ”になったという説)
さらには、
つぶあんを “おはぎ”、こしあんを “ぼたもち”という説 など。

地域によっても、呼び方や作り方が違うなど、調べれば調べるほど、
なるほどsign01と面白い発見があります。

さらに、
おもちには「五穀豊穣」、小豆(赤色)には「魔除け」の意味があるらしく、
ご先祖様への感謝と家族の健康を祈願して、“おはぎ”“ぼたもち”を、
お供えしているという意味もあるようです。


季節ごとの行事食には、
おせち料理、七草がゆ、節分の恵方巻、端午の節句のかしわもち、
冬至のかぼちゃなどがありますが、“おはぎ”“ぼたもち”も、
行事食の一つとして大切に受け継いでいきたいものです。

11月24日は「和食の日」です。
〔11 = いい 24 = 日本食〕 
https://washokujapan.jp/1124washoku/

この機会に、和食および和食文化を見直し、普段何気なく食べている
行事食の意味や由来を調べ、先人の知恵に触れてみることをお勧めします。

Photo_2

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おはぎの話を参照しているブログ:

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