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2013年3月 8日 (金)

国家試験の話(その5)

 皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上ですcatface

 寒い日が続いていますが、試験が目前に迫ってきました。4年生は風邪などひかぬよう注意をsign01 そして今日も過去問の紹介です。

mobaqone第25回管理栄養士国家試験問題(応用栄養学)
栄養アセスメントの検査項目と病態に関する組合せである。正しいのはどれか。

1.血清ケトン体 --------------------- 免疫能異常
2.血中ヘモグロビンA1c ------------- 甲状腺機能異常
3.血清レチノール結合たんぱく質 ----- 脂質代謝異常
4.尿中3-メチルヒスチジン ----------- 耐糖能異常
5.クレアチニンクリアランス --------- 腎機能異常
…正解は、一番下に記載。

mobaqtwo第25回管理栄養士国家試験問題(社会・環境と健康)
ウイルス対策が重要とされているがんである。正しいものの組合せはどれか。
 a 胃がん
 b 乳がん
 c 肝細胞がん
 d 子宮頸がん

1.aとc
2.aとd
3.aとb
4.cとd
5.bとc
…正解は、一番下に記載。

 当たり前ですが、キチンと勉強していないと分からないですね、この手の問題は…。
 過去問は、昨年実施(第26回)の問題と正答が厚生労働省のホームページに公開されていますので、興味のある方は検索してみて下さい。

 それではsign01

one正解:5
two正解:4

2013年3月 1日 (金)

国家試験の話(その4)

 皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上ですhappy01

相変わらず今日も過去問の紹介です。在学生には、簡単すぎるかsign02

mobaqone第25回管理栄養士国家試験(追試)問題(食べ物と健康)より
発酵食品とその生産にかかわる微生物の組合せである。正しいのはどれか。

1.塩納豆 --------- 乳酸菌
2.ワイン --------- 酵母
3.ビール --------- こうじカビ(こうじ菌)
4.ヨーグルト ----- 酢酸菌
5.食酢 ----------- 納豆菌
…正解は、一番下に記載。

mobaqtwo第25回管理栄養士国家試験(追試)問題(臨床栄養学)より
インスリンの作用である。正しいのはどれか。

1.筋肉でのたんぱく質酸化促進
2.脂肪組織での脂肪合成促進
3.筋肉でのグリコーゲン酸化促進
4.肝臓での糖新生促進
5.肝臓でのケトン体生成促進
…正解は、一番下に記載。

 分からなかった人は、今回も自分で調べてみて下さいsign01
 というわけでまた次回。

one正解:2
two正解:2

2013年2月26日 (火)

国家試験の話(その3)

 皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上ですwink

 さて、この時期はブログになりそうな行事や授業がなくなり、学生たちは定期試験が終了し大学にいなかったりで、書いてくれる人もいなくなります(4年生は国試の勉強で忙しいですし…)。

なので、ネタ切れの苦し紛れで過去問を紹介しているのだろう、と思っているそこのあなた…その通りsign01 察しが良いあなたに贈る、本日の過去問はこちら。

mobaqone第26回管理栄養士国家試験問題(基礎栄養学)より
糖質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

1.筋肉グリコーゲンは、グルコースとなって血中に放出される。
2.筋肉グリコーゲンは、嫌気的代謝に利用できない。
3.脳は、糖新生で生成したグルコースを利用できない。
4.脳には、クエン酸回路は存在しない。
5.血中の乳酸は、肝臓でグルコースに変換される。
…正解は、一番下に記載してあります。

mobaqtwo第25回管理栄養士国家試験問題(臨床栄養学)より
肥満に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

1.二次性(症候性)肥満は、生活習慣病である。
2.肥満では、インスリン感受性が高まる。
3.学童期の高度肥満は、肥満度が20%以上と定義される。
4.原発性(単純性)肥満では、血漿レプチン値が低下する。
5.メタボリックシンドロームは、内臓脂肪蓄積型肥満を呈する。
…正解は、一番下に記載してあります。

 どうです? 解けましたか? 管理栄養士への道は一日にしてならず。次回に続くsign01

one正解:5
two正解:5

2013年2月22日 (金)

国家試験の話(その2)

 皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上です。
 今日は先回の予告通り、実際に出題された管理栄養士国家試験の過去問を紹介していきます。新企画堂々のスタートsign01

と、その前に…。

 管理栄養士国家試験の問題は、今までのところ大きく下記10種の問題群に分けられます。
○社会・環境と健康
○人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
○食べ物と健康
○基礎栄養学
○応用栄養学
○栄養教育論
○臨床栄養学
○公衆栄養学
○給食経営管理論
○応用力問題

さすがは国家試験、出題範囲は広範囲です…。問題数は全部で200問となっています。これだけの問題数だと、解答するのもハードですが、勉強するのも苦労します…。
 しかし、やらねばなりませんっ。4年生にはこの難関を是非突破してほしいsign01

 そんな祈りを込めて、今日の過去問はこれ。

第26回管理栄養士国家試験(追試)問題(人体の構造と機能及び疾病の成り立ち)より
mobaqヒトの細胞に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

1.ゴルジ体では、遺伝情報の転写が行われる。
2.細胞膜のリン脂質は、親水性部分が向き合って二重層をつくる。
3.滑面小胞体では、脂質の代謝が行われる。
4.細胞内液のNa+濃度は、細胞外液より高い。
5.リソソームでは、ATPの合成が行われる。

…正解は、一番下に記載してあります。

 高校で生物を履修済みの人は、やや有利だったでしょうか…。解説は、時間とスペースの関係で省きます。自分で勉強するようにsweat01sign01
続きはまた次回にsign01

正解:3

2013年2月19日 (火)

国家試験の話(その1)

 皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上ですcatface なにやら久しぶりですね。
 3月17日(日)に、いよいよ第27回管理栄養士国家試験が実施されます。もうすぐです。学科で設定した自習室で、朝から晩まで勉強している4年生もいます。

 廊下を歩いている時に、窓越しにちらっとこの部屋の様子が見えるのですが、さすがに依然と雰囲気が違っている様子。全員が合格するのを祈っているぞsign01 「サクラ咲く」のを祈念して、またも桜満開写真です。
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 国家試験も間近ということで…このブログの熱烈なファンの皆さんに、次回から過去問をいくつか紹介しましょう。高校生はどんな問題が出るのか興味ありませんか?

中には解ける問題もあるsign02かもしれませんね~。

在学生は勉強の足しに、OB・OGの皆さんは復習にも使える新企画、次回をお楽しみに。

…とはいえ、今の世はネットですぐに調べられるので、興味ある方は検索した方が早いかもsweat02
それでは、ごきげんようcoldsweats01sign01

2011年11月11日 (金)

卒業生から~国家試験に受かる秘訣!~

 皆さんこんにちは。健康栄養学科の教員ですhappy01

今回は国家試験対策の1つとして、先日、卒業生から国家試験の勉強方法(就職の話なども)について講演いただきましたので、その報告をしたいと思います。

 講演いただいたのは4期生の栗賀さん。2年前にも一度講演していただきましたが、卒業してから3年が経ち、精悍な顔つきでした(sign01)。少し紹介をすると、本学卒業→塾講師→働きながら管理栄養士国家試験を受験→見事合格→管理栄養士として特別養護老人ホームに勤務、現在に至る。

ちなみに、学生時代はある意味目立つ存在で、本人も講演内で当時のことを語ってくださいました(ここでは詳細にはしませんが・・・coldsweats01

会場には4年生を始め、1年生から3年生の希望者も集合しました。学生全員で96名sign03 先生方も含めると、なんと100名以上でしたsign01
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 さて、講演は「管理栄養士国家試験不合格→合格体験記sign03」と題して、笑いあり、納得ありのメリハリの利いた内容でした。

栗賀さんらしいなと感じたのは、国家試験の本番で、合格基準の200問中120問以上の正解を運のみで正解する確率は、宝くじで1等が当たる確率よりとてつもなく低い(sign01)という興味深い数値を示して、「運で受かる人はいないない=勉強しないで受かる人はいない」などユーモアな視点で語ってくださった所です。(学生時代はそのような事ばかり(?)考えていたとのことで。)
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また、栗賀さんの受験勉強中の話で特に印象的だったのは、

flair塾講師中は勤務後毎日8時間勉強した。
flair毎日続けた。

という所でした。やはり働きながら毎日勤務時間外に自分の学習時間を持つということはとても難しいことです。気力と体力が必要になってきます。Kさんは最後には「やる気」が重要と語っていました。まさにその通りだと思います。

さらに、学習方法の面では、

flair目標を持ち、計画を立て、主体的に学習ができるように。
flair自分にあったやり方を見つける。
flairとにかくやり始めよう。始めてしまえばなんとかなる。
flair毎日少しでも続ける
flairやる気を出す方法を考える

とアドバイスをいただきました。
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 最後になりましたが4期生の栗賀さん、本当に本当にありがとうございました。在学生の皆さんは、先輩の話には親近感が持て、納得できる部分もたくさんあったと思います。そして今回の講演を学習や将来へのきっかけにしていただければと思います。

 栗賀さんの今後のご活躍を期待しています。

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