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2018年8月

2018年8月30日 (木)

学外臨床実習の準備が始まりました

こんにちは。STkouhouです。

 

本学科では3年生の秋から学校外の施設で行う臨床実習が始まります。

2年生にも学外実習はありますが、見学が中心の実習で、期間も数日間と短いものでした。

今回3年生が行く実習は患者さんの評価が中心の実習となり、期間も3週間とぐんと長くなります。

 

先々週、ついに各学生の臨床実習先の施設が発表されました。

県内や実家近くの施設に配属された人がいる一方で、今まで行ったこともない遠い施設への配属となった人も出るので、皆緊張の瞬間でした。

 

さらに先週は3年生を対象とした事前教育がありました。

これは各教員が、実習前に身につけておくべきことをそれぞれ講義するものです。

各先生方のご専門のお話に加え、症例報告書の書き方、感染予防の知識と実践、さらに系列施設である新潟リハビリテーション病院から理学療法士の先生をお呼びして、ベッドから車いすへの移乗の実技練習も行われるなど、内容は多岐にわたりました。

 

まだまだ夏休み期間ですが、学生たちは大学へ戻り、実習で行う検査の練習に励んでいます。

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この写真の部屋は学生用の演習室で、検査用具もそろっています(少し混とんとしていますがsweat01)。

また、検査練習だけでなく、レポートの作成や卒業研究の作成、国家試験の勉強も含め、この部屋で学生たちはたくさんの時間を過ごします。

 

実習には万全の状態で臨めるよう、皆さんぜひ頑張ってください!

教員も全力でサポートします!!
 

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2018年8月29日 (水)

9/1(土)に夏のオープンキャンパスが開催されます!!

こんにちは。

STkouhouです。

  

新潟医療福祉大学では毎年7-9月に大規模なオープンキャンパスを実施しています。

今年の夏のオープンキャンパス第3弾が、いよいよ9/1(土)に開催されます!!

夏のオープンキャンパスはこれが最後となります。

  

午前と午後と2部構成で、どちらも同じ内容ですから、午前だけ参加、午後だけの参加、どちらでも大丈夫です!

当学科教員による模擬講義も、午前と午後ともに同一の内容になります。

 

今回のオープンキャンパスでは、全13学科の教員が模擬講義を行う企画、
“模擬講義コレクション”があります!

模擬講義コレクションの紹介はこちら

 

本学科からは講師の内山信先生による模擬講義
『コミュニケーションに障害をもたらす失語症とは?』があります。

模擬講義コレクション_内山先生の紹介はこちら  

 

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内山先生の紹介はこちら

時間は午前10:20~と、午後2時20分~になります。

  

他にも学科説明会や体験コーナーなどのプログラムがあります。

体験コーナーではちょっとした脳トレが楽しくできますよ!

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スタッフには在学生も多数参加いたしますので、ぜひ大学生活についての質問をお尋ねください。

国家試験や卒業後の進路などの相談には、教員が対応いたしますので、どしどし質問をお寄せください。

 

残暑がまだまだ厳しい時期ですが、暑さに負けない楽しいオープンキャンパスを目指しております。

皆さんぜひいらしてくださいね!!

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2018年8月21日 (火)

相馬芳明先生記念講演会

こんにちは。STkouhouです。

 

先日、福島県会津若松市にある竹田総合病院で開催された講演会に、当学科の学生3名とともに参加してきました。

竹田総合病院は837床ものベッド数を持つ、会津地域の基幹病院です。

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相馬先生は残念ながら2011年にご逝去されましたが、生前にはたくさんの業績を残されました。

写真は相馬芳明先生の著書の一つ、『失語の症候学』です。

本学科今村徹先生は、臨床実習に行く4年生には必ずこの本を読むよう指導されています。

今村先生の紹介はこちら

 

講演会では、相馬先生に直接・間接的に影響を受けたいずれも高名な先生方が、

失語症をはじめとする最新の神経心理学の知見を話されたり、

生前の相馬先生との思い出話などを語られたりと、とりどりの発表がなされました。

 

どれも大変興味深い内容でしたが、今につながる研究の基礎となる内容が、20年前の相馬先生の

論文ですでに言及されており、先生の先見の明に驚かされました。

 

相馬先生は新潟でも臨床をされていた時期があり、

新潟の医師・言語聴覚士と定期的な勉強会を開催されるなど、大変深い交流をされていました。

会議の間には今村先生や新潟の言語聴覚士会の面々のお若いころの写真がスクリーンに映しだされましたhappy01

 

私は相馬先生に直接お会いしたことはございませんでしたが、講演を通して温かなお人柄が伝わってきました。

そしてなにより、相馬先生の“日常の臨床で行き詰まったら、答えはいつも患者さんの中にある”という言葉が印象的でした。

臨床と研究に携わる者として、この姿勢はいつまでも忘れずにいたいものです。

 

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2018年8月10日 (金)

今村徹教授による総説が雑誌『Brain and Nerve 』に掲載されました!

こんにちは。

STkouhouです。

 

2018年7月発行の雑誌『Brain and Nerve -神経研究の進歩』第70巻7号に、

本学科教授の今村徹先生による総説が掲載されました!

 

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今村先生の紹介はこちら

『Brain and Nerve -神経研究の進歩』は、神経学や神経科学に関する権威ある雑誌です。

特に神経心理学に関する最新の知見をわかりやすく解説する記事が多いため、言語聴覚士必携の雑誌の一つです。

 

今回の総説は、『アルツハイマー病の記憶障害 日常記憶の障害を中心に』というタイトルです。

今村先生は本学の関連施設である、新潟リハビリテーション病院の物忘れ外来で、アルツハイマー病をはじめとする認知症の診察業務に携わっておられます。

新潟リハビリテーション病院の紹介はこちら

もの忘れ外来の紹介はこちら

 

その豊富な臨床経験から作成された、日常記憶課題(Everyday Memory Task for Memory Clinic: EMT-MC )について、今回の総説では解説しておられます。

この課題は、従来の病院で行う検査では評価が難しかった、日常生活における記憶の障害を、
半構造化されたインタビューを通して評価するものです。

今村先生は認知症に関する論文が非常に多数あります。

今村先生の卒業研究ゼミに所属しますと、新潟リハビリテーション病院の物忘れ外来の診療や検査の見学、院内の検討会などに参加する機会があります。

 

今村先生のような、その分野の第一人者の教員が教育に携わっているのも本学の魅力の一つです。

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2018年8月 9日 (木)

海外研修報告会

こんにちは。STkouhouです。

 

言語聴覚学科では毎年希望者を対象に、ロサンゼルスでの海外研修を行っています。

研修参加希望者には、大学から費用の一部に対し助成金が出ます。

 

今年の研修は3月6日~3月12日の7日間に開催され、2名の学生が参加しました!

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引率教員として吉岡先生と大石先生が参加されました。

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吉岡先生の紹介はこちら

大石先生の紹介はこちら

 

先日その海外研修についての報告会が学科内で行われました。

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当学科の海外研修の特徴は、アメリカの言語聴覚士との交流です。

 

Chapman University Rinker Health Science Campusでは、アメリカの言語聴覚士を目指す大学院生の授業や学内実習を見学しました。

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実際に患者さんを招き、学生の皆さんが言語指導を行っている様子を見学しました!

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Keck Medical Center of USCでは、
大学病院での言語療法のリハビリテーションを見学しました。Keck_medical_center_of_usc_2

大学病院の言語聴覚士の方から、のみこみの障害の評価方法を指導していただきました。

この大学病院には日本人の言語聴覚士の方もいらっしゃるんですよ!今回の研修では大変お世話になりました。

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ユニバーサルスタジオをはじめとしたロサンゼルス市内観光も楽しみましたよ。

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報告会は学科内だけでなく、学内の国際交流センターのイベントでも行われました。

こちらの報告会は全て英語で行われました!学生たち二人とも準備に頑張りました。

本学の国際交流事業の紹介はこちら

 

学部生時代に海外の言語聴覚士の仕事に触れる機会があるのも、当学科の魅力の一つです。

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2018年8月 7日 (火)

認知症と家族支援~日本言語聴覚士協会主催の全国研修会に行ってきました~

こんにちは。STkouhouです。
 
今回は当学科の渡辺先生から、研修会の報告をいただきましたのでご紹介いたします。
 
 
 
この研修会は、言語聴覚士の全国組織である、日本言語聴覚士協会主催の研修会です。
渡辺先生は日本言語聴覚士協会の生涯学習部長を務めており、今回の研修会の準備にも関わっていらっしゃいます。
 

 
7月22日(日)に大阪で日本言語聴覚士協会主催の平成30年度第2回全国研修会が開催され、私も参加してきました。
道頓堀で、大阪名物のお好み焼きと豚まんもしっかりといただいてきましたよ
 
 

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さて、研修会は、午前・午後に1講座ずつ開催されました。
 
午前では、本学の今村徹教授が講師として講義されました!

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今村先生の講義のテーマは
「認知症入門:臨床症候群としてのアルツハイマー病とエンパワメントを志向した家族支援について」でした。
 
2時間のうち、前半は「臨床症候群としてのアルツハイマー病」、後半は「エンパワメントを志向した認知症の家族支援」という内容でした。
 

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前半では、認知症の診断には、病歴聴取による経過と生活上の症状の情報収集が特に重要であることを中心にお話されました。
 
後半では、認知症のご家族の手記を踏まえ、家族と本人に対してエンパワメント(自己効力感、問題対処能力の獲得)の重要性をお話されました。
 
全国各地から集まった百数十名の言語聴覚士が、熱心に受講していました。
 

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認知症の方への温かいまなざしと、そのご家族・介護者への深い共感と支援する道筋を立てるための的確に洞察する姿勢がご講義のなかで垣間見られ、とても良い感動しましたよ!
 
今村先生の貴重な講義をたくさん受講できる本学科・本学の学生たちは羨ましいな、と改めて感じた一日でした♪
 
言語聴覚士は、養成校卒業後もこうして学会や研修会などに意欲的に参加して、一生涯学び続けることが大切です。いやいやノルマでやるのではなく、皆、目を輝かせながら新しい知識や手技を学んでいます。それだけ奥が深く未知のことが多く、やりがいのある仕事だからです!
 
 
本言語聴覚学科では、今村徹先生をはじめ、様々な学会や研修会等に講師や運営として多く参画・協力しています。本学科への社会からの期待、果たす役割は大きいものがあります。
 

  
渡辺先生、ご報告をよせていただきありがとうございました。
このように言語聴覚士は学校を卒業した後も学習し続けることが必要であり、かつそこがこの仕事の醍醐味でもあります。
 
自分を成長し続けられる言語聴覚士の仕事に興味を持った方、ぜひ下記の学科紹介もチェックしてみてくださいね!
 

2018年8月 6日 (月)

夏のオープンキャンパス第二弾にご来場いただきありがとうございました!

こんにちは。STkouhouです。

夏のオープンキャンパス第二弾が8月4日、5日にありました。

連日の猛暑の中、皆さまお越しいただき誠にありがとうございました!!

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夏のオープンキャンパスでは、午前午後計4回の学科説明に加え、学科独自のプログラムである模擬講義が目玉です!!

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4日は、本学科の大石如香先生と今村徹先生による模擬講義がありました。

大石先生の紹介はこちら

今村先生の紹介はこちら

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5日は、本学科の佐藤克郎先生と今井信行先生による模擬講義がありました。

佐藤先生の紹介はこちら

今井先生の紹介はこちら

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今井先生の講義では、飲み込みの障害がある方に使用するとろみ剤を、実際にジュースに入れて味わう体験ができました!

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模擬講義を受けることで入学後にどのような勉強をしていくのかイメージしやすくなります、との感想を、参加者の方からいただきました。

 

夏のオープンキャンパスはまだまだ続きます!

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第三弾は、9月1日土曜日になります!

模擬講義は今回とはまた違った内容になります。

決まり次第まだブログで告知させていただきますので、ぜひブログをチェックしてみてください。

 

在学生が心をこめておもてなしします。 

聴力検査の体験に

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記憶力や注意力のチェック体験

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学生相談も大歓迎です

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皆様のお越しをお待ちしています!!!

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2018年8月 1日 (水)

大石如香准教授、今村 徹教授らの研究論文が『Cortex』に掲載されました!

こんにちは。

STkouhouです。

 

当学科の大石如香准教授、今村 徹教授らによる研究論文が、国際雑誌『Cortex』に掲載されました!

大石先生の紹介はこちら

今村先生の紹介はこちら

 

 大石先生は、脳卒中や認知症などで脳に損傷を受けた後遺症として起こる、ことばや記憶、視覚認知障害などの障害について研究しています。

 また、今村先生は、認知症の患者さんに起こる認知機能障害に関する専門家です。

 今回は、認知症の患者さんにみられる物の素材の認知などの質感認知障害に関する研究です。

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大石先生からのコメントは以下の通りです。


研究概要と大石先生からのコメント:
 ものの質感は対象が何であるか、どんな状態であるかを知るための大きな手掛かりとなり、日常生活において重要であると考えられます。神経変性による認知症としては数の多いアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症では、さまざまな視覚認知障害が生じることが知られていますが、質感認知機能やそれが対象認知に及ぼす影響についての先行研究はほとんどありませんでした。認知症では、進行が進むと、腐った食べ物を口に入れたり、消しゴムや石鹸など食べ物ではないものを食べてしまう異食という異常行動が起こることがあります。異食にはさまざまな要因が考えられますが、その原因の一つに視覚性質感認知が関与している可能性も考えられます。
 今回の研究では、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症において、視覚性質感認知が他の機能とは独立して障害されることをはじめて明らかにしました。また、視覚性質感失認は病初期からみられ、早期の診断に役立つ可能性がわかりました。
 今後も患者さんの早期診断やリハビリテーションにつながる臨床に役立つ研究をしていきたいと思います。

原著論文情報
Oishi Y, Imamura T, Shimomura T, Suzuki K. Visual texture agnosia in dementia with Lewy bodies and Alzheimer’s disease. Cortex 103; 277-290, 2018


大石先生、今村先生、本当におめでとうございます!!

  

両先生は、来週開催の夏のオープンキャンパスで模擬講義を担当されます!

詳細は下記の通りです。

 

8/4(土)

午前10:30~

大石如香准教授による模擬講義『ことばのサラダって?~ことばの不思議・脳の不思議~』

午後14:30~

今村徹教授による模擬講義『脳のはたらきを診る』

 

両先生のお話をぜひ聞きに来てください!!

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