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2019年11月

2019年11月28日 (木)

小児言語障害学Ⅱの演習

こんにちは。STkouhouです。

  

前回から、2年生が行う演習についてお伝えしています。

 

今回ご紹介するのは、小児言語障害学Ⅱという科目における、

子どもの検査の演習です。

 

この科目では、発達障害に含まれる、

学習障害や注意欠如・多動症、特異的言語発達障害などの特徴を学ぶます。

また、これらの障害の評価で行う検査は種々ありますが、

代表的なものに、WISC-IVと言う知能検査があります。

 

演習ではこの検査の練習を行います。

学生は二人一組になり、一人はお子さんに、もう一人は検査者になりきって練習します。

 

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この検査は15個の検査項目があります。

単語の意味を問う項目、積木を使って模様を作る項目と、

内容は多岐に渡りますが、

学生はすべての検査項目の内容を理解し、かつマニュアルをみないで教示ができ、

記録を正しくつけられることも求められます。

 

科目担当は、本学科学科長の山岸達弥教授です。

山岸先生の紹介はこちら

 

先生が行う演習のテストでは、

正12面体のサイコロを使って行います。

 

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各面にはWISC-IVの検査項目が記載されています。

各学生はサイコロを転がし、表に出た面に記載された検査項目を、

先生や同級生の前で実施してみせることになっています。

 

どの面がでるかはわかりませんので、

学生たちはすべての検査項目を練習しておかないといけないのです。

 

ちなみにこのサイコロは、山岸先生のお手製です!

 

2年生が練習しているのは、言語聴覚演習室です。

この部屋には学生用の検査用具が設置されているため、

学生はいつでも好きな時にこの部屋で検査練習ができるのです。

 

学生の演習のための設備が充実している、

本学科への進学をぜひご検討ください!

 

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2019年11月25日 (月)

聴力検査の演習

こんにちは。STkouhouです。

 

本学科では2年生になると、受講すべき専門科目の割合がぐっと増え、

学生同士で検査練習をする演習の時間も増えます。

今回から2回、2年生が行う演習についてお伝えします。

 

今回ご紹介するのは、聴覚障害Ⅰ演習という科目における、

聴力検査の演習です。

 

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言語聴覚士は様々な検査を実施しますが、

中でも聴力検査は、聴覚障害児・者の診断・評価・治療には不可欠のものです。

 

この演習では、様々な聴力検査を練習します。

ピーという音を使用するのは、純音聴力検査と言いますが、

聴力検査は他にも種々あり、患者さんの状態によって適切な検査を選択します。 

 

演習では、患者さんを想定して練習します。

患者さんの目線に合わせて姿勢を低くしながら、検査の説明を行います。

 

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「『ピー』と聞こえたら、このボタンを押してください…」

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ヘッドフォン装着!

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いよいよ検査開始です。

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聴力検査は、患者さんの反応によって機器を操作して音を調整する必要があるため、

ある程度の熟練を要す検査です。

学生たちは慣れるまで、お互いに何度も練習し、

演習担当の吉岡准教授による実技テストに挑みます。

吉岡先生の紹介はこちら

 

オープンキャンパスでも、

聴力検査をデモンストレーションで行いますが、

学生の手際の良さを、いつも頼もしく感じています。

その背景には、このような熱心な練習と、

防音の聴力検査室や学生3人に1台はある検査機器など、

本学の施設環境があります。

充実した施設設備の備わった、本学への進学をぜひご検討ください!

 

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2019年11月22日 (金)

連携基礎ゼミ2019進行中です!

こんにちは。STkouhouです。

 

本学では2年生の後期になると、

全員、連携基礎ゼミという科目を履修します。

この科目では、全13学科の学生をシャッフルして教員ごとに5-6人のゼミに配属されます。

ゼミ生は全員異なる学科で構成されます。

 

勘の良い方はもうおわかりかもしれませんが、

この多学科で構成されたゼミは、本学の特色の1つである、

チーム医療を学ぶことを目的としています。

チーム医療では、様々な医療職が連携して、一人の患者さんに取り組みます。

このゼミも多職種で連携して一つテーマに取り組むことで、チーム医療の基礎を学ぶのです。

 

各ゼミでは最初に、ゼミ内の学生が目指す職業について、お互い学びます。

他学科以外の人が目指している職業は、意外と知らないことが多いものです。

 

その後、ゼミごとにテーマを一つ決めて研究します。

といってもまだ専門科目を学び始めたばかりの2年生ですので、

テーマは皆で共有できる身近な疑問を発端とすることが多いです。

 

伊藤ゼミでは、ぐるぐるバットを題材に、いろいろ検討しているようです。

ゼミのメンバーは、言語聴覚学科の他、理学療法学科、看護学科、社会福祉学科、健康スポーツ学科の学生です。

伊藤先生の紹介はこちら

 

秋晴れの空の下、ぐるぐるバット後の走る速さを計測します。

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(バットはありませんが)くるくるくる

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そしてダッシュ!

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条件ごとに計測したタイムから、

考察を考え、スライドにまとめます。

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12月にある連携基礎ゼミ発表会では、スライドを使用して全員が発表します。 

黙々と作業する学生達を見て、

2年生になると、パソコンにもだいぶ慣れて、

結果をまとめる力もついてくるのだなと、しみじみ思いました。

 

本学の特色、チーム医療の学びの一端をご紹介しました!

 

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2019年11月18日 (月)

6限の国試対策講座2019(11/18up)

こんにちは。

STkouhouです。

 

本学科の特徴の一つとして、きめ細かな国家試験対策があります。

具体的な対策には、早くから学内模試を実施したり、模試の結果を個別に分析したり、

希望者には個別指導を行ったり、と様々ありますが、

今回は6限に行う国試対策講座のお話です。

学内模試に関する記事はこちら

 

高校生の皆さんの中にはご存知の方も多いと思いますが、

大学では授業時間が各90分となり、高校時代よりも長くなります。

本学の1日の授業時間は下記の通りです。

1限 9:00-10:30

2限 10:40-12:10

3限 13:10-14:40

4限 14:50-16:20

5限 16:30-18:00

 

通常は5限まで、つまり18:00には学部の授業はすべて終わります。

しかし今年度国家試験を受験する人向けに、本学科では10月末から6限の授業を、ほぼ毎日開始しています。

講義は各教員が日替わりで、国家試験に特化した内容で行います。

6限の講義を受講することで、国家試験の得点に「あと1点の積み重ね」ができるよう、目指しています。

 

本日の6限の講義は、内山信講師による、失語症対策でした。

内山先生の紹介はこちら

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6限の講義は、必修ではなく、希望者のみの参加で、単位もとれません。

しかし多くの受験生は、日中は図書館や試験対策室で各自勉強し、

18:00になったら6限の講義を受けに集まり、

講義終了後はまた各自の勉強に戻り、遅くに帰宅します。

 

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皆合格に向けて一生懸命です。

教員は一丸となって、その姿勢を応援します!!

 

国試まであと90

 

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2019年11月15日 (金)

卒業生講話2019

こんにちは。

STkouhouです。

 

国家試験まであと3か月に迫りました。

本学科では国試合格に向けて様々な対策をしておりますが、

その一つに、卒業生講話(そつぎょうせいこうわ)があります。

 

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講話とは、講義形式でわかりやすくお話することを指します。

本学科の卒業生講話では、卒業生の方に、ご自分の国家試験勉強について詳しくお話してもらいます。

今年度国家試験を受験する学生たちには、先輩方の経験談を聴くことで、

勉強方法の工夫を参考にするとともに、

残り3か月の試験勉強へのモチベーションを高める、という目的もあります。

 

今回は3人の先生方にお話しいただきました。

安達侑夏先生(総合リハビリテーションセンターみどり病院:7期生)
遠藤直人先生(新潟リハビリテーション病院:11期生)
小松りりこ先生(鶴岡協立リハビリテーション病院:14期生)

 

第1席の安達先生からは、図書館を中心とした勉強法をお話いただきました。

 

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言語聴覚士の国家試験は、受験する人数が他の資格より少ないためか、

国家試験に特化した参考書の類が少ないのが現状です。

安達先生は、病理学や解剖学といった基礎医学の科目では、

看護師や理学療法士の国家試験向けの参考書を図書館で探して利用していたそうです。

 

 

続いて第2席の遠藤先生は、当時の1日の流れに沿ってお話くださいました。

 

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遠藤先生は、暗記科目に関しては、寝る前に行って記憶が固定化するよう努めていたそうです。

また、モチベーションが下がった時の対処法として、

好きな科目の復習を行う、まずは10分できたら自分を褒める、など

具体的な方法を、ユーモアを交えてお話くださいました。

 

第3席の小松先生は、専門科目や出題数の多い問題から取り組むと、

点数が上がりやすいことを教えていただきました。

小松先生も暗記科目は、就寝前に暗唱して覚えていたそうです。

 

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休憩時間には、先生に個別に相談に行く学生もみられました。

 

先生方は当時使われていた勉強資料を持参してくださいました。

びっしりと書き込まれた参考書やノートを、学生達は興味深く拝見していました。

学生によっては一部コピーしたりしていたようです。

 

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3人の先生方の勉強方法も進捗状況も、実に三者三様でした。

その分学生たちにとっては、自分に一番近いモデルを3人の先生から見つけて、

今後の勉強方法の参考にできたのではないかと思います。

 

モチベーションを上げて、全員合格を目指しましょう!!

国試まであと93

 

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2019年11月11日 (月)

11/10(日)のオープンキャンパスにおいでいただきありがとうございました!

こんにちは。

STkouhouです。

 

11/10(日)は、本学のオープンキャンパスの日でした!

本学科の会場は、来場者の方に次々とおいでいただき、盛り上がりました!!

 

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今回は新たな試みとして、普段は教員が行っている学科説明会に、

4年生も参加して、学生からの説明も行いました!

 

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学科内で学ぶこと、学外の実習で学ぶこと、

そして今まさに経験している国家試験対策など、

4年生の生の声で説明いたしました。

 

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来場した高校生の皆さんも、学科での学びに対し、

少し身近に感じていただけたでしょうか?

 

学生スタッフには、1年生、2年生も活躍しました!

特に2年生は現在進行形で学習している、心理検査について説明を行いました!

習いたての知識を来場者の方に説明するのは、2年生にとって良い復習になったと思います。

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聴力検査の体験コーナーでは、

来場者の方に機器の画面をみていただきました。

聴力検査も2年生は現在猛練習中なのです。

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1年生スタッフはオープンキャンパスに何度も参加しています。

展示物の説明も慣れてきました。

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1年生スタッフは、来場者の方への積極的な声掛けもできてきました。

積極的な姿勢は、2年生から始まる学外実習の時に、きっと役立つと思います。

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次回のオープンキャンパスは、12/7(土)に開催になります!!

だいぶ寒くなってきましたが、ホットな企画をご用意してお待ちしておりますので、

ぜひ参加をご検討ください!!

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2019年11月 8日 (金)

CODA講演会

こんにちは。

STkouhouです。

 

新潟市にある聴覚障害者支援施設『にいまーる』さんで、

10月20日に聴覚障害に関する講演会がありました。

『にいまーる』さんは、本学の手話部の指導をしてくださっています。

手話部の活動はこちら

 

講演会の題は、『CODA(コーダ)について』です。

CODAとは、Children Of Deaf Adultの略で、

聾の両親を持つ、聞こえる子どものことです。

幼いころから聾の両親と聴者との間の通訳をする方が多い一方で、

聾者の両親とのコミュニケーションに悩む方もいらっしゃいます。

 

講師の方は、聴覚障害者の就労を支援する施設である、『さんさん山城』(京田辺市)の施設長の、新免修さんです。

ご自身はCODAであり、手話通訳士でもあります。

 

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前半はご自身の生い立ちをもとに、CODAとはどのような存在であるかお話されました。

CODAは耳と音声による聴者の文化と、目と手話による聾者の文化と、2つの文化の中で育つといいうこと、父親の会社に手話通訳に行った話や、母親の代わりに連絡帳に書く文面を考えたことなど、両親との立場が逆転したエピソードをご紹介されました。

 

後半は、CODAに似て2つの文化を持つ境遇の子どもとして、外国人労働者や帰国子女の子、ヤングケアラー(若くして親の介護を担う子ども)の例を挙げられました。

 

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最後にCODAである子どもが親の手話通訳をすることについてお話されました。

子どもには内容が難しくて通訳しにくい場合があること、
逆に通訳した内容をよそで話してしまうなど、子どもにはプライバシーの判断ができないことが、問題として挙げられました。

 

興味深かったのは、手話通訳は単に言葉を手話に置き換えるわけではなく、
言葉の裏にある意味まで訳さねばならないという点です。

たとえば近所の人に「お宅の娘さんは夜遅くまでピアノの練習をしていて熱心ですね」と言われて、子どもが親に言葉通り訳したとしても、その言葉の裏にある、「お宅のピアノが夜遅くまで聞こえてうるさいです」という意味までは伝わりません。

聾者には、上記のような言外のニュアンスが理解しにくい方が少なくないそうで、
CODAはそのニュアンスも含めて通訳しなくてはならないのです(訳しにくいときもありますよね)。

このようにCODAは通訳をしながら、ろう文化と聞こえる文化の橋渡しをする義務があるのです。子どもにはなかなか荷の重い義務ですね。
そのためCODAへの直接的な支援や、聾者の親・関係者も含めた包括的な支援が必要であるとお話されました。

 

もう一つ興味深かったのは、CODAの中には声を出しながら手話をするのは苦手な人がいる、という点です。

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手話言語と音声言語のバイリンガルだから、話しながら手話ができるのでは?と思う方もいるかもしれません。
実は日本語と日本手話は、語順が異なるなど、別々の言語なのです。
人間は二つの言語を一度にあつかえませんので、CODAは手話で表現するときは手話で思考し、
音声で話す時は日本語で思考するといった、切り替えを行っているそうです。
そのため発音しながら手話をすると、日本語で考えればいいか手話で考えればいいか頭の中が混乱してしまうとのことでした。

 

本日の講演で新免さんは、前半は音声で、後半は手話で講演されていました!

会場には手話通訳やパソコンを使った文字通訳を行う方もいらっしゃり、

参加したすべての方が講演の内容を理解できるよう配慮されていました。

私もCODAや手話について様々な面から深く学ぶことのできた講演会でした。

 

本学科の桒原先生は、聴覚障害がご専門で、

以前にCODAをテーマとした卒業研究も指導されています。

桒原先生の紹介はこちら

聴覚障害を対象とする言語聴覚士は、臨床でCODAの方に出会うこともあるでしょう。

関心のある方はぜひ、本学への進学をご検討ください。

 

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2019年11月 4日 (月)

11/10(日)はオープンキャンパスです!!

こんにちは。

STkouhouです。

 

次の日曜日、11月10日は、

本学のオープンキャンパスの日です!

今回も午後のみの開催となります。

 

昨年の様子です。

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今回の目玉は、教員と学生による学科説明会(14:00~)です!

普段の学科説明は教員が行いますが、

今回は4年生の方にも参加し、

説明の中に学生による、生の声を盛り込みました!

また、学生に対する質疑応答も行います。

リアルな学生生活について、4年生に質問できるチャンスです!

ぜひご参加ください。

また、2年生男子学生と1年生の女子学生もスタッフとして参加します。 

 

そのほか下記のプログラムを用意しております。

神経心理学検査:ことばや思考をどのように診て治療するのか

学生相談コーナー:優しい先輩が入学前の悩みに答えます!!

聴力検査体験:言語聴覚士になりきって機器を操作してみよう♪

防音室体験:県内最大級の防音室に入ってみよう

子どものリハビリテーションってどうやるの?:言語発達支援センターの設備を紹介!!

 

毎回ご好評をいただいているシールラリーですが、今回も実施します。

学科のすべての設備を見学した方には学科オリジナルグッズをプレゼントいたします!!

 

新潟は秋本番で寒くなってまいりましたが、

学生達・教員ともにホットな気持ちでお出迎えいたします!

ぜひ足をお運びください!!

 

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2019年11月 1日 (金)

言語発達支援センターの臨床_その2

こんにちは。

STkouhouです。

 

前回は、本学の言語発達支援センターで教員が行う臨床に、学生が参加する様子をお伝えしました。

今回は臨床に参加していた3年生の皆さんにお話をうかがいました。

 

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ーいつ頃から臨床に参加されているのですか?

Oさん:1年生の10月からです。
Iさん:はじめて参加したのは1年生の7月でした。その後はしばらく参加しておらず、今年の8月から再開しました。

ーお子さんへの対応はすっかり慣れた様子でしたね。

Oさん:だいぶ慣れました。
Iさん:先日小児の施設へ実習に行ったこともあり、実習に行く前よりお子さんに接しやすくなりました。どんなふうに接すればいいのかわかってきた感じです。

ー臨床ではお子さんに検査を行うこともあるそうですね。

Oさん:発音の検査や聴力検査をさせていただいたことがあります。フリートークを任されたこともあります。 

ー臨床後に先生からフィードバックがあるんですね。

Oさん:フィードバックは必ずあります。 
Iさん:訓練中の様子を振り返ります。ここの場面はこういう意味だったね、とか。
Oさん:見学した検査についてどう思った、感じたかなどを聞かれます。
Iさん:話し合いながら答えにつながっていく感じですね。
Oさん:そこが重要ですね。 
Iさん:一番知識につながる方法ですね。
Oさん:フィードバックは吉岡先生の研究室で行います。
Iさん:長いと1時間ぐらいお話してしまいます。楽しいです。

ーセンターの臨床に参加するきっかけは何でしたか?

Oさん:入学前から小児の臨床に関わりたいと思っていました。入学後の授業で吉岡先生が、センターの臨床を見学できますよ、とおっしゃっていたのを聞いて、参加を申し出ました。
大学生のうちに機会を活かして何かしたい、いろいろなことに挑戦してみたいと思っていました。 

それ以来、時間があるときは参加するようにしています。
3年の後期は授業がないので、朝から臨床に参加することもあります。

Iさん:大学に入学する前から小児を希望していました。
基礎ゼミ(1-3年の前期まで配属されるゼミ)の担当が吉岡先生で、臨床に参加しないかとお声かけいただいたのがきっかけです。
アルバイトもあって、一時参加できなかったのですが、吉岡先生の卒業研究ゼミ(3年の後期から配属)に配属になってから参加しています。

ー言語発達支援センターの存在は入学前からご存じだったのですか?

Iさん:知っていましたけど、入学の決め手ではなかったですね。

Oさん:私はセンターがあることを知りませんでした。 

ーはじめて臨床に参加したときはどうでしたか?

Oさん:小児の臨床に関心はあったけど、実は子どもは苦手でした。最初は先輩がいないと接することができませんでしたね。
臨床を通してお子さんとの接し方を学びました。今では子どもに対応するのは余裕です(笑) 

Iさん:私は子どもが苦手ではなかったんですが、それまで実際接したことが多くありませんでした。親戚にも小さい子はいなかったし。
この秋に小児の施設に3週間臨床実習でお世話になったのですが、施設で指導してくださった先生から、施設のお子さんへの対応をほめていただきました。大きい声で接することができていたみたいです。

 

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ー臨床に参加して、特に学んだことを教えてください。

Iさん:講義で習ったことを臨床で実際に経験すると、知識とつながりますね。

Oさん:言葉の発達を促す工夫として、お子さんの行動などを言語化するとことを学びました。今日のプラレールでも、(お子さんが走らせた電車が)速いね、走ってるね、など。テンション上げて接しています(笑)。 
Iさん:レールを組み立てるときに、こことここがつながるね、とか。
Oさん:できるだけお子さん自身で遊ばせて、それを助けるように意識しています。

ー最後に高校生へのメッセージをお願いします。

Oさん:小児の臨床を希望される方は、本学は言語発達支援センターで実際に臨床を見学できるのでおすすめです。
Iさん:私も同意見です。小児の臨床を希望されるなら実際に臨床場面を見学するのが一番だと思います。 

 

3年生の皆さん、ご協力ありがとうございました!

小児の臨床を行う言語聴覚士を目指す方、ぜひ本学への入学をご検討ください!

  

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