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2013年8月

2013年8月 9日 (金)

行ってきました!A・ME・RI・CA☆ ~カルフォルニア研修(その4)~

こんにちは、健康栄養学科4年桑原ですcatface
前回に引き続き、海外研修のお話ですsign03

ロサンゼルス2日目の午後はToyota Motor Sales, USAのカフェテリアへ視察に行ってきました!

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社内には3つのカフェテリアがあり、サラダ・サンドウィッチなどのテイクアウトが出来るもの、少し高級で魚が中心のもの、価格もメニューも一般的なものなど、多くのメニューがありましたrestaurant

これらのカフェテリアの食事はSODEXO USAという会社に委託していますconfident

このSODEXO USAは、病院、学校、企業のみならず軍事施設などのフードサービスの運営も手掛けています。

なんと、アメリカのディズニーランド内のレストランもこのSODEXO USAが運営を行っているようですhappy01

 
さてさて。日本でも企業全体で社員がもっと健康になるように様々な取り組みを行っている所はありますが、アメリカのTOYOTAも積極的に取り組んでいましたrvcar

例えば、携帯電話のアプリケーションで自分自身の健康プランを立てることが出来たり、そのアプリケーションを使って運動や健康的な食事をすることでポイントが貯まり、そのポイントで野球のチケットや景品が当たったり…。

日本ではなかなか聞かない取り組みですよね。携帯電話一つで何でも出来るようになった現在、それを健康のために使える、しかもゲーム感覚で生活習慣を改善することが出来るなんてすごいことだと思いませんか!?とても画期的だなあと思いながら話を聞いていました。

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カフェテリア見学が終わった後、TOYOTAの健康づくり管理者などを前に英語でプレゼンテーションを行いました。

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英語でプレゼンテーションを行うのは、このアメリカ研修が初めてだったのですが、日本で何度も先生に直してもらって、練習を行って、無事発表を成功することが出来ました!

 
今回、TOYOTAのカフェテリアを視察して、日本にはない取り組みに触れてとても刺激を受け、喫食者に寄り添って社員のための健康づくりの取り組みを考えている姿にとても感動しましたconfident

このアメリカ研修で得られたことを残り少ない大学生活、これから待ち受ける就職や社会生活に生かしていきたいと強く感じました!

次回は、坂田さんから高齢者施設での日本食交流会について、報告してもらいます!

2013年8月 2日 (金)

行ってきました!A・ME・RI・CA☆ ~カルフォルニア研修(その3)~

みなさんこんにちは、健康栄養4年山口ですconfident

今回は3月19日に訪問したロサンゼルスにあるChildren’s hospitalについてお話しします。

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Children’s hospitalはその名の通り小児科病院になりますhospital
1901年に設立され、病床数は347床です。

患者は新生児~21歳までおり、年間1万人もの入院患者がいるそうです。

まずエスターさん、ウメさん、ニコルさんの3人のRD(Registered Dietician)の方々からそれぞれお話を伺いましたkaraokeshine

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↑スライド前方左からニコルさん、ウメさん、エスターさん

エスターさんからは臨床栄養士の仕事についてお話をしていただきましたflair

アメリカでは臨床現場(病院)で働く場合RDの資格が必須となります。
資格取得の方法は、研修報告(その2)を見てねpcshine

Children’s hospitalにはRDが30人おり、それぞれのフロアの担当になります。

ちなみに日本の病院でも最近は病棟配置の管理栄養士が増えてきているようですが、人数的にはまだまだ少なく私が実習に行った病院は3名でした。

そう考えるとアメリカの病院にはRDがたくさんいるのですねeye

ウメさんからは外来患者についてお話していただきました。
外来は年間で30万人もの患者が訪れるそうです。

外来では医師を中心としたチームで協力して患者を色々な角度から診るそうですsearch

日本では、栄養サポートが必要な入院患者のために、NST(栄養サポートチーム)と呼ばれるチームがありますが、アメリカでは入院患者だけでなく外来患者にもチームでサポートしているのですねsign03
さすがNST発祥の地、アメリカですconfident

外来患者では、患者の状況の把握、家庭でのケアがとても重要となります。

みんなと同じように学校や遊びにも行くことが出来るようにどのようにサポートしていくか、家庭との連携はもちろん、学校や地域の医師との連携も行われているそうです。

そして、家庭、患者である子どもへの教育も育っていく段階に応じたケアを行っているそうですshine

ニコルさんからはRD全体についてお話していただきました。

アメリカでは現在RDの役割が広がりつつあるそうです。

スーパーマーケット、メディア、さらには自分で開業する人、他にも製品開発やレストラン、大学教授などなど。

RDはこんなにたくさんの場所で活躍しているのですねhappy02

このようにたくさんの場所で活躍する理由は、業界の競争が激しく企業もRDを求めているのですが、何より自分たちからもその知識を活かして売り込んでいるそうです。
このようにしてアメリカではRDがどんどん活躍していっているのではないかと思います。

最後に病棟を見学させていただきましたhospital
(写真は患者様の顔を写さないようにとのことで、ほとんどありませんが…。)

まず病院の廊下です!

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さすが小児病院とあって、壁もかわいくデザインされています。

こちらは栄養室の写真です。

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PCだけでなく、冷蔵庫や電子レンジ等の機器も置いてありました。
(どういった際に使っているのかは分かりませんが…。)

そして、写真にはないのですが各フロアには子どもの遊戯室があるそうですtennisshine

こちらは子どもたちに安らかに過ごしてもらうために作られた部屋で、この部屋では一切の治療行為は行わず、ただただ「遊ぶ部屋」だそうです。

やはり子どもたちは治療に対して恐怖心があるため、こういった遊戯室のような場所も必要なのですね。
小児科病院ならではの特徴ですね。

↓こちらは病棟案内で説明を聞いているところ

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みんな必死にメモをとっています。

見学が終わると1Fにあるカフェテリアでお昼にしましたrestaurantsign03

ちなみにこちらのカフェテリアは誰でも利用できるそうですよ。

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さすが病院のカフェテリアでしょうか、野菜もたくさんあり健康面にも配慮していましたcatface
とてもおいしかったですshine

アメリカの病院はやはり日本とまた違った部分も多く、非常に勉強になりましたhappy02

次回は事業所(TOYOTA自動車rvcar)のカフェテリア見学について桑原さんからお話してもらいたいと思います!

ありがとうございましたhappy01

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