教員メッセージ Feed

2021年4月 2日 (金)

新入生(21期生)の皆さんへ

健康栄養学科の川上です。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございますsign01 健康栄養学科へようこそsign03
そして保護者の皆様におかれましても、ご息女ご子息のご入学を心よりお祝い申し上げます。

今年度はコロナウィルスの影響もあり、4月3日の入学式はオンライン形式での実施となります。

(入学式特設サイトよりご覧いただけます。4月10日までの公開です⇒https://www.nuhw.ac.jp/entrance2021/

新入生の参列はなしということで、やや淋しい幕開けとなりますが、新入生は入学式以降オリエンテーションや履修登録があり、そうこうするうちに4月6日からはもう授業が始まります。

最初の2週間はオンラインによる授業ですが、それが過ぎれば対面授業が開始される予定です。

始めのうちは、皆さんが思い描いたようなキャンパスライフとは異なるスタートになるかもしれませんが、皆さんが管理栄養士になるために修得しなければならない知識や技能に変わりはありませんsign01

皆さんの学びが充実したものになるよう、教員一同サポートしますので、一緒に頑張りましょうsign01
これから4年間、どうぞよろしくお願いしますsign01

追伸:キャンパス内に多く存在している桜の木は今年も変わらず咲いていますcherryblossomImg_1489

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Img_1492 咲き誇る桜のように、皆さんの学生生活が実り多いものになりますようにsign01

2021年3月 2日 (火)

永井徹先生と卒業生の研究論文が国際誌に掲載されました!!

こんにちはsign01

  

永井徹教授(健康栄養学科)と健康栄養学科の卒業生らの研究論文が

国際誌「Topics in Clinical Nutrition」に掲載されました!!

  

今回の研究において、

食品の匂いは、回復期リハビリテーション患者の主観的な食欲増加に

寄与できる可能性が示されましたflair

  

下記に研究の概要を紹介しますsign01

 

【研究内容の概要】

日本の回復期リハビリテーション病棟入棟中の患者には、

高率に栄養不良が認められることが分かっています。

栄養不良が改善しないと、治療や自立が遅くなり、患者の在宅復帰に影響を及ぼしてしまいます。

ですので、入棟後の栄養管理は重要です。

本研究では、回復期リハビリテーション病棟入棟時の栄養状態と

患者の匂いの感じ方について調査・評価し、

併せて、食品の匂いが、患者の主観的な食欲を増大させるかどうかについて検討しました。

 

その結果、栄養状態が低下していた患者は匂いの感じ方が鈍化していたことが確認できました。

 

そして、食品の匂いと患者の主観的食欲の検討において、

カレーとソースの匂いが、回復期リハビリテーション患者の

主観的な食欲を増す可能性があることを確認できました。

 

今後は多くの食品の匂いを検討する必要がありますが、

本研究は、将来的には回復期リハビリテーション病棟患者の食欲増進に貢献し、

栄養不良を改善できる一助となる結果であると言えます。

  

【永井先生からのコメント】

本論文は、卒業研究で得られたデータをもとに

生理学視点を加えてブラッシュアップして書いたものです。

本学の宮岡名誉教授より匂いに関する分析について学術的なアドバイスをいただきました。

また、英文投稿に関して、当科の澁谷先生に多くのアドバイスをいただきました。

おふたりの先生に感謝いたします。

  

【原著論文情報】

Kihou Nunokawa, Nagisa Tokairin, Kasumi Homma, Toru Nagai, Effect of Food Odors on Subjective Degree of Appetite Among Patients UndergoingConvalescent Rehabilitation, Topics in Clinical Nutrition, 2021, in press

 

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2021年2月26日 (金)

筋活で元気に長生き サルコぺニア予防冊子作成 ~新潟高齢者の栄養と摂食を支える会の活動について~

みなさん、こんにちはhappy01

 

健康栄養学科の永井徹先生が所属し活動をしている、

新潟高齢者の栄養と摂食を支える会

がサルコぺニア予防のための冊子を作成しましたshine

  

そして、その活動に永井先生のゼミ学生も加わり、

冊子を説明する動画を作成しましたsign03

  

下記に冊子&動画をご紹介いたしますhappy01

ぜひご覧くださいsign01

  

冊子はこちら↓↓

yobou.pdfをダウンロード

 

動画はこちら↓↓

https://youtu.be/_QDX2pZfBbw

 

2021年1月29日 (金)

学内実験紹介「実験の基礎」~実験の心得?!を学びます~

1年生の『実験の基礎』担当の田村ですhappy01

山崎先生と2人体制で担当しています。

 

高校の授業と大学の授業の違いはなんだろう?

と1年生に聞いてみると、『自分の勉強したい専門科目を学ぶこと』、

という答えが返ってきましたflair

 

『実験の基礎』は、

2年生になり専門科目の実験を行う前の、

基本的な実験器具の扱いや、レポートの書き方を学ぶ授業ですsign01

 

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上の写真は、実験器具を扱う最初の授業から、

ホールピペット、メスピペットで、正確に液体を測りとっているところです。

10mLのホールピペット(ふくらみのあるガラス管)では溶液を吸うのがちょっと大変です。

メスピペットは人差し指で目盛りのところまで液体を合わせるのに、コツがいります。

液体の水面、メスピペットの目盛、および視線を水平にする必要があります。

下の写真は溶液を放出しようとしているところ。間違いではないですよ!

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1年生で実験の基礎的なことを身につけ、

2年生から本格的に生化学実験、食品学実験、栄養学実験、食品衛生学実験など

化学的に専門分野の実験を学び、管理栄養士に必要な基礎知識を養いますsign03

実験は楽しいですよhappy01

 

2021年1月15日 (金)

実習紹介〜身体の構造と機能を学ぶ解剖生理学実習〜

こんにちは、健康栄養学科教員の澁谷です。

本日は、解剖生理学実習について紹介しますhappy01

  

解剖生理学実習はIとIIがあり、両方とも1年生の授業です。

今回紹介するのは、解剖生理学実習Iの内容です。

消化器、呼吸器などの体内における位置と名称を学ぶため、

人体解剖模型という臓器を取り出せる人間の形をした模型を使って実習を行いますflair

  

肺、心臓、胃、小腸、大腸、腎臓などの器官の模型をスケッチし、

それに名称を記入していく実習です。

スケッチなので、芸術的に書く必要はないのですが、

なかには写真のように正確に、美しく書いてくれる学生もいますshine

 

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解剖生理学実習では、

他にも血圧の測定方法や心拍数から有酸素的な能力を推定する方法などを学びます。

この実験を通して、人間の基本的な構造と機能を学びますsign01

  

実験実習紹介は今後も続きますcute

次回のブログもお楽しみにsign01

 

2021年1月 1日 (金)

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございますshine

   

昨年はこのブログをお読み下さり、大変ありがとうございましたconfident

今年も毎週金曜日に大学の様子をお伝えできればと思いますので、

どうぞよろしくお願いいたしますsign01

   

さて、みなさまは、お正月をお祝いするお料理は召しあがりましたか?

  

中でもお雑煮はその地域によって色々な種類がありますね。

みなさんのご自宅・地域はどのようなお雑煮ですか?

日本には元日になると

各家庭に幸せをもたらす神様がやってくるという言い伝えがあり、

その神様(年神様)へのお供え物としてお餅を飾ります。

そして、そのお餅を家族で分け合って食べる事によって、

神様からの加護や恩恵を受けて、新年の力(年魂)とし、

その年の豊作や繁栄が得られると考えられています。

お雑煮を食べる由来は、そのようなところにありますconfidentshine 

  

新年の力を得て、この一年がみなさまにとって素晴らしい年になることをお祈りし、

新年のご挨拶とさせていただきます。

  

  

 

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健康栄養学科教員一同

2020年12月25日 (金)

学内実習紹介 ~調理学実習 クリスマス ~

こんにちは!

教員の寺尾ですconfident

 

今回は、後期に実施している

1年生の調理学実習Ⅰ・Ⅱについてご紹介したいと思いますsign03

  

今年度は、前期に対面での実習ができなかったために、

後期は金曜日に4コマ続けた形で実習を行っています。

感染症対策を行いながらの実習ということで、従来とは異なる下記の形態にて実施しています。

  

cute調理学実習室での実習は、健康栄養学科の約半数である20名ずつ実施!

作業時も、従来より学生間の距離をとって進められるよう、

位置の目安となるテープを設置しています。

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cute岩森先生によるデモンストレーション動画を使用した

オンデマンド型の授業と組み合わせて実施!

動画作成時の教員試行錯誤の様子は、以前岩森先生が作成下さったブログでご覧ください♪

  

cute試食の際にはアクリル板で仕切りをつくり、感染防止に努める!

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 感染症対策に留意しながら、1年生との実習を楽しく安全に進められるよう、

毎週臨んでいます。

 

 

さて、先日は、クリスマス料理の実習を行い、

ローストチキンやブッシュドノエルをはりきって作成しましたsign01

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オムレツは、1年生の皆さんがオンデマンドの動画で予習をしてきてくれたので、

とても手際良く進めていました!!

この実習が初めてのオムレツ作成となった方も頑張って作りました!

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あっという間に後期も終わりが近づいてきましたが、

体調管理には引き続き留意しながら、

1年生との実習を楽しく進めていきたいと思いますnotes

 

2020年12月 4日 (金)

ロシア極東医科大学 カンファレンスの様子

皆さんこんにちは!sign01

健康栄養学科の稲葉です。

本学の国際交流協定締結校である国立極東医科大学(ロシア、ハバロフスク)において、創立90周年を記念した The 1-st Far East International Medical Congress が開催されました。
健康栄養学科からは私が10月8日(木)に新潟からオンラインで以下の研究発表を行いました。

Inaba H, Kostromina S, Kaiwa M, Sakauchi G, Saito T, Rizankina M, Zhmerenetsky K, Ishigami K. Weight perception and health behavior of Japanese and Russian adolescents

本研究は極東医科大学の先生方も参加している国際的な研究であり、日本とロシアの若者が自分の身体をどのように把握し、健康に関してどのような行動を取っているかを比較したとても興味深いもです。

また、医療情報管理学科高野晃輔先生と博士後期課程1年の波塚飛鳥さんが10月14日(水)に同じく新潟からオンラインで研究発表を行いました。

Takano K. Intervention study on frailty of the elderly in Japanese local communities
Namizuka A. Geographic epidemiological study on COVID-19 transmission patterns of 1,719 municipalities in Japan (2020/4/1-8/31)

日本の高齢者問題やCOVID-19の状況を国外に発信した両研究は、ロシアの研究者からも好評を持って迎えられ、質問も出されました。

新潟の地にいながら外国で開催される国際学会に参加するというのは、国際交流の新たな形態のひとつです。コロナ禍の中にあっても、他学科と連携しながら国際交流を推進しています。

2020年11月27日 (金)

ロシア極東医科大学 短期留学のブログ-その2

こんにちはsign01
栄養学を担当しています稲葉ですhappy02

ロシアハバロフスク市にあり本学と国際交流協定(MOU)を結んでいる極東医科大学へ短期留学して来ましたsign01202032

以前のその1では街の様子をご紹介いたしました。その2では研究や極東医科大学の様子をご紹介させて頂きますsign01

短期間の滞在でしたが、コストロミーナ先生(小児科医)と、Photo_10

高校生の健康調査に関するディスカッションを行い、Photo_11

「Ⅵ International scientific and practical conference」にて発表いたしましたsign01Photo_12

このconferenceでは、アムール州や中国の方々も参加されていました。

私が報告したのは、ロシア(ハバロフスク市)と日本(新潟市)の高校生の健康調査の結果です。

2都市の女子高校生のBMIには差がないものの新潟市の女子高校生の方が自分は太り過ぎだと思っている者の割合が高い結果となりました。

また、新潟市の女子高校生の方が学業に対するプレッシャーと強く感じていることもわかりました。

一方、日本の高校生の方がロシアの高校生よりも野菜を摂取する頻度が高いこともわかりました。

研究以外にも、ロシアでの健康問題に関してディスカッションさせて頂いたり、Photo_14

クリニックを訪問させて頂いたり、Photo_15

栄養医のキャサリン先生に病院の厨房をご案内頂いたりしましたhappy022_21

日本を出て、外から日本を見たときに多くの気づきや学びがあり充実した短期留学でしたhappy01

是非、健康栄養学科の学生にも海外で学ぶ機会が提供できたらいいなと思っていますsign03Photo_16

2020年11月 6日 (金)

授業紹介 ~乳児期栄養~

こんにちはsign01
応用栄養学実習担当の稲葉ですhappy01

妊婦さんから高齢者までライフステージに合わせた人体の成り立ちを理解した上で献立を立て、実際に調理する「栄養学実習Ⅱ(応用栄養学)」という授業があります。

自分たちで食材を発注して時間内に料理をする授業ですが、毎回たくさんの気づきに触れる授業の一つです。

廃棄率を含めるのを忘れたり、乾物の戻し率を計算してなかったり・・・。

今回ご紹介する乳児期であれば、思っていた以上に濃い味付けになってしまったり、柔らかく煮たつもりでも歯茎で噛める固さにする難しさを感じたり、ほんの少しの量を作るのにこんなに時間がかかるのかとびっくりしたりと様々な経験をすることが出来ます。

自分が小さかった頃、こんな大変な食事・料理を用意してもらっていたのだと感動する2年生もいます。

乳児期栄養について少しご紹介します。
例年は、1班5~6人で実習するのですが、今年は新型感染症対策をしっかり行う為に通常の1/3にあたる1班1~2人での実習です。

そこで、限られた2コマの中でいつもより少ない人数で実習することになります。

どうしたものかと困っていましたが、授業前に行うデモンストレーションを全て動画にして予め自宅学習してもらうことにしましたflair

これで30分位は調理時間を長く確保できそうですsign01

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今回は、哺乳瓶や粉乳の紹介をした上で消毒方法を3つ撮影しましたhappy01

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さて、これでも一人の作業量はまだまだまだ多いのですが、大変な分深い学びに繋がることを願っていますsign03

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