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2011年4月

2011年4月22日 (金)

7期生卒業式(その3)

皆さんこんにちはsign01 健康栄養学科教員の川上ですhappy01

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本日は、卒業式後の懇親会の様子をお伝えしましょう。

flair今回の懇親会は、アルコール類はいっさい控え、二次会キャンセルにて実施することになりました。

 アルコール代や二次会のお金は震災の義援金にすると言っている学生の言葉を聞き、本学科の4年間の教育は間違っていなかったと確信しましたsign01

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皆さん素敵ですhappy02

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本当に素敵ですconfident

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やっぱり素敵ですweep

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若人には勝てません。私も老けたな・・・crying

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downwardrightkaraoke最後に、斎藤学科長と、7期生の学年担任でいらっしゃった渡邉先生shineから、お話をいただきました。

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downwardrightこちらは、懇親会の手伝いを担ってくれた3年生(現新4年生)の二人です。いろいろ裏方役を務めてもらったそうです。ありがとうsign01 お疲れ様でしたsign03

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7期生は、まさに大変な時期に社会に巣立っていくことになりましたが、「国難」だとか「先行きが不透明」などの言葉にひるむことなく、「突破口を切り開いてやるsign03くらいの熱い心意気と、揺るがない冷静で、社会の一翼を担っていって欲しいと願うばかりです。

福島や岩手に就職する卒業生もいます。
復興のために、若い力を存分に発揮してほしいと願っていますsign03

2011年4月18日 (月)

健康栄養学科自慢の学内実習施設紹介!

 皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上ですhappy01

 以前もありましたが、ブログを開設している全学科で同じテーマの記事を書く、ということで、今回は学内実習施設の紹介です。

 いろいろあるのですが・・・まずは「給食経営管理実習室」から紹介します。
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私が説明するよりも、専門の先生から話を聞いた方が良いでしょう? というわけで、当科の小林先生に伺ったところ・・・

 『給食経営管理実習室には、スチームコンベクションオーブンブラストチラー真空包装機という大量調理ならではの特殊な調理機器があります。この3つの機械がそろっていると、新調理システムと呼ばれる「クックチルシステム」や「真空調理法」が可能となります。

 まず3つの機械についてそれぞれ簡単に説明します。
 スチームコンベクションオーブンは、スチームと温風の2種類の風を出すことができ、この風を組み合わせて温度を調整することで、1つの機械で「焼く」「蒸す」「炒める」「煮る」「揚げる」の5つの調理をすることができるという優れものですnote

 ブラストチラーは急速冷却機で、加熱した料理を急速に冷却することができるため、特に衛生管理をしっかりとしなくてはいけない大量調理には、とても便利な機械です。

 真空包装機は、調理する前の料理もしくは調理後の料理を専用のビニール袋に入れて、真空状態にし、保つことができます。

 では先程お話した新調理システムと呼ばれる2つの調理法はどんなものでしょうか。

 クックチルシステムとは、食材を加熱後急速冷却して、冷蔵状態で運搬・保管し、再加熱して喫食者に提供する、という調理法式です。3~5日間程度、衛生的にチルド保存することができ、再加熱時の食味の低下も抑えることができるということで、ここ数年注目されているシステムです。

 真空調理法はその名のとおり、食材を真空にした状態で調理します。真空調理は、調味液(タレやシロップ)が少量で済み、短い時間で食材に味を染み込ませることができます。

 昨年度の給食経営管理実習では、この真空調理法でりんごのコンポートを作り、食した先生方や学生からも「味がよく染み込んでいる」「食感がよい」「色がきれい」などの高評価shineを頂きました。

 確か、以前にこのブログで書きましたが、揚げサバが抜群においしかったのは、スチームコンベクションオーブンのおかげ(もちろん、学生らの腕前も関係しますが)でしょうね。

 続いて、「精密機器室」についてです。
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この部屋でまず挙げられるのは、「ガスクロマトグラフ質量分析計」ですが、こちらも専門の先生からお話を伺いました。当科の山崎先生によりますと・・・

 ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)は通称ガスマスとも呼ばれ、有機化合物の定性・定量を目的とした分析装置です。

 試料をGC(ガスクロマトグラフ)部のカラムと呼ばれる細い分離管に通すことで、混在した有機化合物を分離して複数のピークとして出現させ、MS(質量分析計)部で質量スペクトルを解析することによりその分離されたピークがどのような化合物かを同定します。

 ごく少量のサンプル、混合物のままでも分析できることが特徴で、たとえば、食品中の脂肪酸や香気成分、残留農薬などの測定に用いられています。 

 健康栄養学科には、そのほかにも、HPLC(高速液体クロマトグラフ)、原子吸光光度計、蛍光光度計、分光光度計など食品、環境、医薬品等のあらゆる分野で成分分析に用いられている機器がありますsign03

 なるほど、これらの機器のおかげで、ほとんどの成分分析に対応できるというわけですね。「食品学実験」では学生一人一人がこれら機器類を使用して、食品の成分を分析します。さらに、これら機器は四年生が卒業研究で使用するとともに、教員の研究活動でも活躍します。

 以上、長くなりましたが、いかがでしたか? まだまだたくさんの施設・設備がありますが、これ以上説明しだすとさらに長くなってしまいますので、この辺りで・・・。

また、ホームページでも施設・設備についてご紹介しておりますので、
そちらも併せてご覧ください。
健康栄養学科施設・設備ページはこちら

4月23日開催の第1回キャンパスツアーでは、
健康栄養学科が目指す資格や今回ご紹介した学内実習施設についてもご説明します!

是非キャンパスツアーに遊びに来てください!
それではsign01

2011年4月15日 (金)

7期生卒業式(その2)

皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上ですhappy01

先回に引き続き、3月15日に行われた卒業式の様子です。

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地震の影響で、例年と異なり、プログラムを変更して実施された卒業式でしたが、無事に学位記授与も終わり、記念撮影です。

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downwardrightbearingはい、みなさん整列してくださいsign01
この部屋の契約時間はあと10分もありませんsign03

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この時点では、厚生労働省から、3月20日実施予定の管理栄養士国家試を、予定通り実施するのか、あるいは延期するのかの発表がなされておらず、3月20日での実施が危ぶまれる中での卒業式でしたので、7期生にはちょっとかわいそうでしたが・・・。

ですが、この日の午後、厚労省から発表があり、当初の予定通り試験を実施することが判明しました(仙台会場の受験者は、厚労省の臨時試験会場で受験を可能とし、当日厚労省まで来訪がかなわなかった受験者には、後日に追試験を実施するとのことでした)。

7期生は皆、受験地が東京で試験日前日・当日とも余震で揺れたそうですが、それでも皆無事に受験し、新潟に戻ってきました。戻ってきた後に顔を見られて、私もホッとしましたよ・・・。

卒業式の話から少々それてしまいましたが、次回は、卒業式後、夕刻から行われた懇親会の様子をお伝えします。それではsign01

2011年4月 8日 (金)

7期生卒業式(その1)

皆さんこんにちは。健康栄養学科教員の川上です。
夜はまだ冷えますが、昼間はだいぶ暖かくなってきましたね。

さて、もう4月に入ってしまいましたが、今回は、3月15日に朱鷺メッセで行われた、卒業式の様子をお伝えします。

東日本大震災発生後ということもあり、被災された方々への配慮、強い余震への警戒もあることから、式は例年のプログラムを変更して実施されました。

こうして簡素な中にも厳粛に卒業式を開催できたのは、これから社会に巣立つ卒業生らにとって何より幸せなことだと思います。

全学科の卒業生が一堂に会しての式典後、学科別で各会場に分かれて、学位記授与式が行われましたdownwardleft

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授与式の前には、本科の卒業生(1期生)である、現同窓会長の斎藤さんが、国家試験直前の卒業生を激励に訪れました(ただ、この時点では、3月20日に予定されていた管理栄養士国家試験の延期の有無は分かっていませんでしたが・・・)downwardleft

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いよいよ学位記の授与ですdownwardleft

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全員分を載せるわけにはいきませんが・・・そこはご容赦。

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四年間の苦労が報われる瞬間、と言っては大袈裟かな?・・・でも感慨はひとしおでしょう。

downwardrightkaraokeそして斎藤学科長からお話しいただきました。
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downwardrightkaraoke続いて、新潟県栄養士会会長、稲村先生よりお話しいただきました。
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downwardrightkaraokeそれから、卒業生を代表してお礼の言葉がありました。
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感心したのは、巡り会った仲間や、ご両親への感謝の言葉があったこと、それから、

自分たちと同じく管理栄養士を目指しながらも、この震災で試験を受けることができなくなった人もいるかもしれない・・・自分たちは、今、恵まれた環境にいるのだから、そうした方たちの分も、全力で試験に臨もう!半端な気持ちで受験してはいけないsign01 
と自戒していたことです。

他者を気遣い、おもんぱかる・・・簡単なようで難しいことかもしれませんが、そこに気付いている皆なら、きっと素敵な人間になれますともsign03

次回に続くsign01

2011年4月 1日 (金)

食と農のフォーラム

こんにちは。卒業式&国試が迫り、寂しさと焦りで一杯の健康栄養学科4年、五十嵐合です。(川上より注:このブログ公開時点で卒業式も国家試験も無事終了していますsign01

私達は先日、北区のコミュニティーセンターで実施された「食と農のつどい」で、3年生の時にセブンイレブンと連携して行ったコンビニ弁当開発についての取組み事例を、代表者5名で発表させていただきました。

そもそも、食と農のつどいとは?
これは新潟市北区農業振興協議会、新潟市消費者協会、北区農業支援センターなどが中心となり、地域農業の活性化を目的に毎年企画されているつどいのようです。

今年は、~地域の学校との交流を通じて得るもの~というサブタイトルがついており、以下の4部構成となっていました。

flair斎藤学科長の講演:「食育と地域農業との連携を考えるsign01
flair私達の発表:「より安心で安全なコンビニ弁当開発へのチャレンジ」
flair木崎小学校の生徒の発表:「キザキッズ食育運動~総合的な学習時間の取組」
flair大抽選会

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まず、斎藤学科長の講演です。約200名の聴衆の中、普段の授業のように全く緊張されていないように感じました。質問にも的確に回答しており、改めて斎藤学科長の凄さを感じました。

そして、ついに私達の発表の番が来ましたbearing
私は最初に挨拶をしたのですが、後ろにいたメンバーが気づくほど手が震えて、笑われるほどでしたsweat01

しかし、これでメンバーの緊張がほぐれたのかはわかりませんが、その後の発表者は落ち着いて、しっかりと最後までやりきることができましたsign01

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木崎小学校の児童の発表では、動画、紙芝居、人形劇など、工夫をこらし、時には笑いもあり、しっかりとしたものばかりでした。

最後の大抽選会では、1等の米10キロこそ逃しましたが、私はなんと、2等の八海山の日本酒が当たりました。さらに、お土産としてほうれん草小松菜などの葉物を段ボール1箱分 と、豊栄イチゴを2パックもいただきました。

発表する場をいただいたばかりか、お土産までいただき・・・。
参加して良かったと改めて思いました。

今回の貴重な経験を、社会人になってからも活かしていきたいと思い ます。

関係者の皆様、参加者の皆様、つたない私たちの発表をお聞きくださりありがとうございましたsign03

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