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2012年3月 2日 (金)

特別講義-現場で活躍されている栄養教諭のお話を聴いて-(その1)

 こんにちは。健康栄養学科3年の山崎ですhappy01
 今回は、栄養教諭を目指す私達の授業の一環として2月1日に行われた新潟市立大形小学校の栄養教諭 上杉玲子先生の特別講義について報告したいと思います。

 上杉先生は、学校給食に地元の野菜を取り入れることに熱心に取り組んでおり、農林水産省から地産地消の仕事人という認定も受けていらっしゃいます。

今回の特別講義では、学校・家庭・地域における食育について、学校現場から見た食育のあり方や学校給食における地産地消の現状と課題、食の授業の様子等についてお話いただきましたdownwardleft
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 最初に、大形小学校の食育の取組みをスライドで見せていただきましたsign01 
 スライドには、体験活動や授業の様子、給食を作る調理師さんの姿などの写真がたくさん載っていました。

ほとんど上杉先生が撮影したものだそうで、どの写真もベストショットで子ども達のキラキラした笑顔が写っていましたsign01

残念ながらその写真はお見せできませんが、お話してくださった内容を少し紹介したいと思います。

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 体験活動の事例では、子ども達が大形の特産物であるじゃがいもを掘る体験をしている姿が写っていました。子ども達は皆、生き生きとした表情で一生懸命じゃがいもを掘っていました。

体験活動には保護者の方も見に来るそうです。上杉先生は授業や給食の時だけでなく、体験活動にも同行し、子ども達の様子を見て授業に役立てているそうです。

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 授業では、学級担任の先生と連携して行う T T (チームティーチング)の様子が写っていました。

体験したことを授業に関連させることで、体験活動だけでは気付かなかった生産者の想いに気付かせ、感謝の気持ちや郷土愛を育むことに繋げているそうです。

また、子ども達が保護者に生産者の想いを伝えるためにカードに書きこむ作業を加えることで、より深く考えさせているようです。さらに、おたよりに児童や生産者のコメントを載せて保護者にも理解を広めているそうです。

最後に給食の調理作業。大形小学校では、食育において「生きた教材」となる給食を、大形地域で採れる最高の食材で作ることを心がけているそうです。

とんかつや海老フライもひとつひとつ手作りをしているそうです。お好み焼きやチョコレート菓子まで給食で作っているというから驚きですsign01

こうして調理師さんが心をこめて作った給食を、子ども達は本当においしそうに食べていましたsign01

 今回はここまで。次回、実際の模擬授業の様子をお伝えいたします。お楽しみにsign03

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