« 2018年8月 | メイン | 2018年10月 »

2018年9月

2018年9月26日 (水)

運動生理学実習 part3

 

 

運動生理学実習part1、part2では越中敬一先生と山代幸哉先生の回を紹介しました。

 

今回、佐藤大輔先生の回を紹介します。

  

 

 

1_3

佐藤大輔先生

 

 

 

2_3


 

 

 

3_3

TA(Teaching Assistant)として授業をサポートした山﨑雄大君(博士課程2年)

 

 

 

4_3

 

 

 

 

5_3

この授業で使用した機器

 

 

 

 

6_3


 

 

7_3 

 

 

 

8_3

 
 

 

 

9_3

 

 

 

10_2


 

 

 

11


 

 

 

12

 

 

 

13


 

 

 

 

この授業では、エアロバイクを使って最大酸素摂取量を測定しました。

 

バイクを漕いでいる際の呼吸から、酸素をどれだけ体の中に取り入れているのかを測るのです。

ただ、バイクを漕ぐテンポが決められ、さらに1分ごとに負荷が高くなるので、とってもきついです。

 

平坦な道から、徐々に斜度のある坂道へ、そして、急な坂道へと自転車を漕ぐことを想像してもらえれば、この測定におけるバイクを漕ぐ際の負荷が想像できると思います。

 

「漕げなくなるまで漕ぐ」というのがこの測定における辛さです。

そうすることで、より正確なデータを得ることができます。

 

本当にきつく、実際に測定した学生は限界までバイクを漕いだので、終わった後には倒れ込みました。

 

とはいっても、もちろん徐々に疲労は回復して元気に立ち上がっていましたよ!!

 

 

 

運動生理学実習の中で、学生はさまざまな実験を行いました。

みんな、とても楽しそうに授業を受けていました!!

 

大学では、授業の中で簡単な実験を行います。

普通に過ごしていれば使えないような機械も使うことができます。

まさに、大学でしか体験できないことです。

 

 

「面白い大学」で「面白い授業」を受けてみませんか?

 

 

 

 

佐藤大輔先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_d.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年9月25日 (火)

運動生理学実習 part2

 

 

前回、越中先生が担当した授業風景を紹介しました。

 

今回、山代幸哉先生が担当した授業風景を紹介します。

 

 

1_2

山代幸哉先生

  

 

 

2_2

 

 

 

3_2

 
 

  

 

4_2

写真右:TA(Teaching Assistant)として授業をサポートした栃倉郁実君(修士課程1年)

  

 

 

 

5_2 

 

 

 

 

6_2

 

 

 

7_2

 

 

 

8_2

 

 

 

9_2 

 

 

 

10

 

 

 

 

 

山代先生が担当した回では、筋電図を用いて筋の出力を見ました。

 

学生は、電極を身体につけて筋電図を計測しました。

はじめに、握力計を100%の力で握り、次に20%の力で握力計を握りました。

 

そして、握力計に表示される値を基にMVCの20%に握力を調節し、筋電図に現れた実際の筋肉の出力を比べました。

 

学生は、自分が発揮する握力と筋電図に示される出力が綺麗にリンクすることに驚いていた様子でした。

 

また、この回ではパソコンのエクセルも使いました。

エクセルを順調に使いこなせる学生もいれば、四苦八苦する学生もいました。

 

大学生になると、レポートの提出や実験でのデータを扱うことなど、必ずパソコンを使うことになります。

 

高校生も、少しずつ、パソコンを使い始めるのもいいかもしれませんね。

 

 

 

 

山代幸哉先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yamashiro.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年9月24日 (月)

運動生理学実習 part1

 

 

新潟医療福祉大学では9月21日(金)から後期の授業が始まりました。

 

ただ、実は夏休みの間に実施された授業もあります。

 

今日から3日間、夏休み間に行われた、3年生対象の「運動生理学実習」という授業の様子をお伝えします。

 

 

まずは写真で授業の様子を・・・。

 

1

越中敬一先生

 

 

2

 

  

  

3

TA(Teaching Assistant)として授業をサポートした中野沙紀さん(修士課程2年)

  

  

  

  

  

4

  

 

 

5

 

 

 

6

 

 

 

7

 

 

 

8 

 

 

 

9 

 

  

 

運動生理学実習はオムニバス形式で行われています。

 

越中先生が担当した回は、筋肉中に含まれるグリコーゲンの測定を行いました。

 

筋肉中のグリコーゲンは,運動中にエネルギー源として消費されます。

 

今回、学生は運動の時間や強度の違いによってグリコーゲンが消費される具合がどのように変化するのかを学びました。

 

普段、見ることも、使うこともない実験器具や測定機器に、学生も興味津々でした。

 

大学では、液体を取るのにスポイトではなく、超精密なマイクロピペットという器具を使います。

 

高校生のみなさんからすれば、理科の実験の延長線上にある授業だと思ってもらえればいいと思います。

 

 

 

健康スポーツ学科では、「理科が好き!!」「実験が好き!!」という高校生も歓迎しています!!

 

 

 

 

越中敬一先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/koshinaka.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年9月21日 (金)

日本体育学会 ポスター発表(体育経営管理領域)~修士課程2年 本間翔太郎君~

 

 

先週から続いた各先生方ならびに大学院生の日本体育学会における発表の紹介も、今日で終わりになります。

 

最後は、修士課程2年の本間翔太郎君の発表を紹介します。

 

以下、本間君からの報告です。

 

 

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

徳島大学常三島キャンパスにて開催された日本体育学会第69回大会において、体育経営管理領域においてポスター発表をさせていただきました。

 

初めての学会参加、ポスター発表をするということに緊張がありましたが、自分自身の実力不足や研究の楽しさを感じさせられる、とても有意義で濃い時間を過ごさせていただきました。

 

1_2

研究について説明する本間翔太郎君(修士課程2年)

 

 

今回の学会参加により得たものを最大限に活かし、今行っている研究を進めることで、社会にとって自分自身にとっても良い修士論文にしていきたいと思います。

 

 

 

今回発表した内容は、健康スポーツ学科で開催された7月の研究セミナーの内容と同じです。

発表内容は下記の通りです。

 

【タイトル】

VR技術によるバスケットボール指導者の状況認知

 

【目的】

本研究の目的はバスケットボールの熟達指導者と未熟達指導者の状況認知の特徴を明らかにすることである。本研究の目的が達成されることによって、バスケットボール指導者の育成ならびに指導力向上へつながることが期待される。

 

【方法】

360度全方位録画可能なVRカメラにて撮影したVR映像を指導歴の違う3名の指導者に視聴してもらい、オンゴーイング(注1)で何を認知しているか語ってもらった。

それらの語りをもとに、バスケットボールを経験した3名の大学生でバスケットボール特有の7つの観点でカテゴライズ(分類)した。その観点は視覚状況、期待予測、過去の振り返り、賞賛、批判、指示的、支援的の7つである。

なお、カテゴライズの過程(語りの分類の過程)を文字起こしすることで(カテゴライズのオープン化によって)、研究の信頼性と妥当性を確保した。

 

【結果・考察】

研究の結果、熟達指導者と未熟達指導者の状況認知の特徴が明らかにされた。その1つとして、熟達指導者は選手のある1つのプレーだけではなく、時間幅を持ったプレーに対して賞賛を与えているが、一方で未熟達指導者はある1つのプレーだけに賞賛を与えることが明らかにされた(たとえば、熟達指導者はリバウンドから速攻に移った一連のプレーに対して賞賛するが、未熟達指導者はリバウンドに対してだけ賞賛を与えるということである)。

 

【結論】

熟達指導者の状況認知の特徴を明らかにすることによって、未熟達指導者は熟達指導者の状況認知を学習することができると考えられる。すなわち、指導者養成ならびに指導力向上のための有用な知見になると考えられる。

 

 

注1)オンゴーイングとは、映像を視聴しながら、その時々に感じたこと、思ったことを言葉に発する方法である。

 

2_2

左:本間翔太郎君、右:学科長 西原康行先生(本間君の指導教官)

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

前回紹介した石田君と同様に、本間君も、初めて学会で発表を行いました。

本間君の「実力不足や研究の楽しさを感じた」という感想は、意外と大切だったりします。

 

 

あれもできる、これもできる、またはあれも知っている、これも知っている、という姿勢では、何も得られないかもしれません。

 

 

自分自身の無知を自覚することによって、多くの人がいろんなことを教えてくれるかもしれません。

 

また、力不足と感じることによって、足りないものを補おうと努力するはずです。

 

 

とりわけ、「研究」では「探究心」が重要になります。

 

知っていることがあったとしても、「ここまでは知っているけれど、これ以上は知らない」といったように、「知らない」ことを自覚するから「知ろうとする(探究する)」のです。

 

言い換えれば、知っているのであれば研究はスタートしません。

 

 

 

子どもの頃に宝探しゲームをした人もいると思います。

 

そのゲームをしている時に、宝のありかを知っているのであればつまらないし、ゲームにもならないはずです。

 

宝のありかを知らないからこそゲームになるし、ワクワクもするし、ドキドキもするし、それを手に入れたいと思い、夢中になって探していたはずです。

 

そして、そのこと自体を心から楽しんでいたはずです。

 

研究も、宝探しゲームと同じだったりします。

 

 

 

「知りたい」という欲求がある人は、健康スポーツ学科の教員と共に「研究」という宝探しゲームを一緒にしませんか?

 

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 大学院 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

新潟医療福祉大学 大学院 健康スポーツ学分野 facebook

https://ja-jp.facebook.com/NUHWgraduate.HS/

 

 

大学院生の一日

https://www.nuhw.ac.jp/grad/campus/case/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

西原康行先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nishihara.html

 

 

 

 

2018年9月19日 (水)

日本体育学会 ポスター発表(体育経営管理領域) ~修士課程2年 石田航君~

 

 

先週から昨日まで、日本体育学会で発表を行った先生方の内容を紹介しました。

 

今日、明日、大学院生の石田航君(修士課程2年)と本間翔太郎君(修士課程2年)の発表内容を紹介します。

 

以下、石田航君からの報告です。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

私は徳島大学で行われた日本体育学会69回で体育経営管理専門領域の部門でポスター発表を行いました。

 

5_2

写真右:研究の成果を説明する石田航君(修士課程2年)

 

 

初めての学会ということもあり右も左もわからない状況でしたが、非常にいい経験ができました。

 

発表タイトルは【VR技術による野球選手ならびに指導者の状況認知】です。

 

近年、大学野球部の部員数が増加しています。

その結果、1軍に上がれない部員も増加しています。

 

大学スポーツの振興に関する検討会議最終とりまとめ(スポーツ庁,2017)では、大学においてスポーツ分野を学ぶことの重要性を認め、そのために今後学生スポーツの環境を整備していく必要性があると記述されています。

 

また、全国の大規模大学および体育系大学、体育系学部を有する大学に対して実施されたスポーツ・クラブ統括組織と学修支援・キャリア支援に関する調査(全国大学体育連合,2015)では,大学が部活動へ期待することとして「運動部学生の人間的成長やリーダー養成」と「学生生活の充実」が上位を占めています。

 

しかし、現在の大学野球の現場は、上記の調査結果とは逆行していると感じました。

そこで、VR技術を用いた動画を使用することで、部活動のマネジメントを少しでもいい方向に向かわせたいという気持ちで研究を始めました。

 

実際に学会で発表してみて感じたことは、普段のゼミの勉強会とは違い何も知らない人に1から説明することの難しさを感じることができました。

そして、何事も経験することが大事だと改めて気づかされました。

 

学会に行く前と行ったあとでは研究に対する気持ちが変わりました。

「こんなこと書けば伝わりやすいな」「あの人の発表していた事はどういったことだったんだろう」など凄く研究に対する意欲がわきました。

 

この経験をこれからの修士論文などに繋げていきたいと思います。

6_2

左:石田航君、右:学科長 西原康行先生(石田君の指導教官)

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

健康スポーツ学科では、毎月研究セミナーを開催しています。

学科の教員、大学院生が自身の研究を発表することによって、研究がより充実するように刺激を与え合っています。

 

石田君も、7月に学科研究セミナーで発表を行いました。

7月の研究セミナー2 ~修士課程2年 石田航君~(クリック)

 

学科内で自身の研究発表を行った時にも、おそらく緊張したことでしょう。

 

しかし、今回の学会発表ではそれ以上に緊張したのではないでしょうか。

なぜなら、石田君も言う通り、学会では自身の研究に関して何も知らない人に説明しなければならないからです。

 

教員も、学会発表となると緊張します。

 

そのような学会において、堂々と発表できたことは大きな財産になることでしょう。

 

今回の学会を踏まえて、修士論文の作成をより充実させることができるのではないでしょうか。

 

 

 

新潟医療福祉大学健康スポーツ学科では、学部から大学院に進学する学生もいます。

大学卒業後に、大学院へ進学し、そこで学問を深めてから社会に出ても決して遅くはありません。

 

修士課程は2年間ですが、その2年間でかけがえのない経験をすることができます。

また、学問を深めると同時に、論理的思考力、問題解決能力などを、より向上させることができます。

これらの能力は社会でも必要になります。

だから、社会に出るタイミングを2年間遅らせても、そこでの2年間を充実させることによって、より優れた能力を身につけて社会に出ることができるでしょう。

 

 

健康スポーツ学科の教員は、学ぶ意欲が旺盛な学生を歓迎しています!!

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 大学院 健康スポーツ学分野

https://www.nuhw.ac.jp/grad/field/master/hs.html

 

 

新潟医療福祉大学 大学院 健康スポーツ学分野 facebook

https://ja-jp.facebook.com/NUHWgraduate.HS/

 

 

大学院生の一日

https://www.nuhw.ac.jp/grad/campus/case/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

西原康行先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/nishihara.html

 

 

2018年9月17日 (月)

日本体育学会 口頭発表(保健領域)&企画シンポジウム ~杉崎弘周先生~

 

 

先週から2週にわけて、徳島県で開催された日本体育学会において、発表を行った健康スポーツ学科の先生方の内容を紹介しました。

 

今週、杉崎弘周先生と石田航君(修士課程2年)、本間翔太郎君(修士課程2年)の発表を紹介します。

 

まずは杉崎先生の発表内容です。

 

杉崎先生は口頭発表とパネルディスカッションでシンポジストを務めたため、2つの発表に関して報告してもらいました。

 

以下、杉崎先生の報告です。

 

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

【一般研究発表(口頭発表)】

「教育実習生の保健授業の担当状況」という演題で発表しました。

 

小規模調査の結果、教育実習において保健を担当した割合は、高等学校が約8割、中学校が3割弱となっていて、中学校では、教育実習期間と指導計画上の保健の実施時期が一致しなかったことなどが要因として考えられ、中学校では道徳を担当している場合もみられました。

 

発表後にフロアからは、担当教員や実習校、受け入れ自治体による差異などについての質問、長年教育実習に関わってきた先生からの実情や課題などがコメントとして寄せられました。

 

次の研究につながる有意義なディスカッションでした。

 

4_2

杉崎弘周先生

 

 

 

【パネルディスカッション】

テーマ:

若手研究者が体育学の学びとキャリアパスを考える-私が研究の道へ進んだ理由-

 

私は若手研究者委員会の企画によるパネルディスカッションにパネリストとして参加しました。

 

パネリストとスタッフがお揃いのTシャツを身に着け、阿波踊りの音楽を流して会場を盛り上げたり、事前に受け付けた質問や意見がスクリーンで紹介され続けたりするなどの工夫がありました。

 

そんな中で、研究のこと、キャリアのこと、体育学会のことなどが熱く語られました。

 

会自体の仕掛けに加え、司会とパネリストの先生の話が非常におもしろく、フロアからもベテランと若手の先生が質問されていて楽しいシンポジウムでした。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

杉崎先生の専門は学校保健、保健科教育です。

 

今回の一般発表では、教育実習生が実習先で保健の授業をどの程度担当しているかに関する調査でした。

 

本学にも、保健体育の先生を目指す学生がいます。

ただ、保健体育の先生は、当然のことながら、「保健」も教えなければなりません。

以前、「【授業風景】体育科教育法Ⅱ」(クリック)のなかで、本学科における保健に関する授業の一端を紹介しました。

 

保健では健康や病気の予防などについて学びます。

このことを踏まえると、保健体育では「保健」と「体育」を通して、スポーツ、運動、健康について学ぶことになります。

 

これは、健康スポーツ学科の特色でもあり、健康スポーツ学科には「健康」「スポーツ」「運動」「教育」に関する専門家がいます。

 

保健体育の先生を目指す学生は教育を専門とするゼミに所属することが多いです。

しかし、「保健」という観点から学校教育について考え、学び、実践的指導能力を身につけて教員になるのもとても有意義なことだと思います。

なぜなら、「保健」が必要になるから、というだけではなく、多様な視点を身につけられる可能性があるからです。

 

教員は「教育」についての知識、技能を身につける必要があります。

ただ、仮にあなたが教員になった場合、そこであなたが教える小学生や中学生、高校生は、全員が教員になるわけではありません。

 

だから、教育に関して深く学ぶだけではなく、大学生の頃から多様な経験をして、いろんな視点を身につけることによって教壇に立った時の「引き出し」が増えるのではないでしょうか。

 

その一つとして「保健」という観点から学校教育について学び、考えるのもいいのではないでしょうか?

 

また、新潟医療福祉大学には「教職支援センター」と呼ばれる組織があり、そこに在籍する教育の専門家が、「本気で」教員を目指すあなたを全力でサポートしてくれます。

 

健康スポーツ学科ならば、「研究」も「教員を目指す」ことも両立させることができます。

もちろん、その場合、「あなたの本気度」が大きく関係しています。

 

大学生活を、次のステージに備えた充実した場にしたいのであれば、一緒に学びましょう!!

 

 

杉崎弘周先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sugisaki.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

「教師」への道を切り開くためには?

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/611-4acd.html

 

 

教職支援センターの活用方法とは?

http://nuhw.blog-niigata.net/hs/2018/06/611-4acd.html

 

 

教職支援センター ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/kyoshoku/

 

 

教職支援センター twitter

https://twitter.com/nuhw_kyoshoku

 

教職支援センター facebook(クリック)

 

 

2018年9月14日 (金)

日本体育学会 口頭発表(体育経営管理領域)~山本悦史先生~

 

 

前回、若井由梨先生の口頭発表の内容を紹介しました。

 

今回、口頭発表で研究成果を聴衆に伝えた山本悦史先生の発表内容を紹介します。

 

以下、山本先生の報告です。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

日本体育学会第69回大会が徳島大学常三島キャンパスにて開催され、私は体育経営管理専門領域にて口頭発表を行いました。

 

発表タイトルは「プロスポーツの発展過程に生じるジレンマの実態:Jリーグを事例として」というものです。

 

開幕から25年を迎えたサッカーJリーグの中には、現在も深刻な経営難に直面しているクラブがある一方で、クラブとしての収入を増すことに成功し、より多くの社員やスタッフを採用し、地域の様々なサポートを獲得しながら、素晴らしいスタジアムや練習場を使用できるまでに成長したクラブもみられるようになっています。

 

しかし、このように輝かしい成長を遂げたクラブであっても、時間が経過するにつれてその成長が頭打ちになったり、地域に暮らす人々の欲求(ニーズ)に柔軟に対応することが難しくなってしまうことがあります。

 

「こうした現象がなぜ起こるのだろう?」というのが、本研究の出発点となっています。

 

Jリーグに加盟する7つのクラブ(Jクラブ)に対して行ったインタビュー調査の結果、いくつかのクラブでは「組織が成長していく過程で、逆に失われてしまう能力」が存在しているということが、少しずつ明らかになってきました。

 

個々のクラブが地域に暮らす人々の「あれをしたい」「これをしたい」という思いに応えられなくなるのは、単に「お金がない」「人が足りない」だけが理由ではなく、目の前の「お客様」(サポーターやスポンサー企業など)の声に積極的に耳を傾け、彼ら/彼女らの欲求(ニーズ)に忠実に対応しながら、自分たちの製品や組織、業務のプロセスを「合理的に、正しく」つくり上げていった結果によっても生じる可能性があるということです。

 

 

 

今回の学会でも、全国各地で活躍されているたくさんの研究者と交流することができました。

ここには、スポーツの「研究」を通して、人々を幸せにしたい、社会をより良いものにしたいと考える「同志」がたくさんいます。

仲間と一緒になって夢を語り合い、励まし合い、ときには真正面からぶつかったりしながら、自分自身を磨き、目標を達成していく。

 

その過程で感じられる充実感は、きっとアスリートの世界でも、研究者の世界でもまったく同じ。

 

だから、ものすごく楽しいし、たまに苦しいことや上手くいかないことがあったとしても「やっぱりやめられない!」って思ってしまうのです。

3_2

山本悦史先生

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

山本先生の専門はスポーツマネジメントです。

 

今回、「クラブの運営」という観点から行われた研究を発表されました。

 

Jリーグを含めたスポーツクラブは、決して恒久的な存在ではありません。

運営、経営に行き詰ればクラブは潰れてしまいます。

 

もしクラブが潰れてしまえば、当然、従業員はそこで働けなくなってしまうし、地域にとってはスポーツを享受する場を失ってしまうことになります。

 

スポーツは生活必需品というわけではありません。

しかし、スポーツは私たちの生活をより豊かにしてくれます。

また、高齢社会を迎えたわが国では、スポーツの重要性は増すばかりです。

だから、クラブが存続することはとても重要なことなのです。

 

 

研究というと、何か大それたことを想像する人もいるかもしれません。

しかし、山本先生が今回の研究の出発点を「成長を遂げたクラブが、なぜ頭打ちになり、地域の欲求(ニーズ)に応えられなくなるのか」としているように、研究は自身の「素朴な疑問」からスタートします。

 

おそらく、みなさんも「なぜ?」という素朴な疑問を抱くでしょう。

 

高校生のみなさんなら、「なぜ、勉強が頭に入ってこないんだろう」とか、「どうしたらもっとテストの点数を取れるようになるんだろう」とか、素朴な疑問があるのではないでしょうか?

 

スポーツを行っている人ならば、「なぜ、あの人はシュートが決まるのに、自分はシュートが決まらないのか」とか、「どうしたらうまく泳げるようになるのか」とか、日常の生活のなかに小さな、そして素朴な疑問があるのではないでしょうか?

 

ただ、これだけでは研究にはなりません。

それを「こころ」から考えるのか、「脳」から考えるのか、はたまた「物理法則」から考えるのか、「感覚」から考えるのは、はたまた別の学問から考えていくのかを整理する必要があります。

 

このように、「素朴な疑問」を出発点にして、少しずついろんなことを整理していきます。

そして、さまざまな方法によって、その疑問を解消していきます。

 

 

みなさんが思っている以上に、研究の世界は地味です。

実験したり、文献を読んだり、調査に出向いたり・・・。

 

でも、今まで誰もわからなかったことがわかった時の喜びはひとしおです。

研究者には、それを最初に知ることができるという特権があるのです。

 

素朴な疑問を出発点にして、少しずつ社会にある問題を解き明かし、それを改善、解決していく術を一緒に考えませんか?

 

あなたが抱くその疑問が研究の出発点となりますよ!!

 

 

 

山本悦史先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/yamamoto.html 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

 

2018年9月12日 (水)

日本体育学会 口頭発表(体育科教育領域)~若井由梨先生~

 

 

学会は、それぞれの研究者が自身の研究成果を発表する場となっています。

 

発表の方法は「口頭発表」と「ポスター発表」の2つあります。

 

口頭発表では、パワーポイントを使って、決められた時間内に自身の研究成果を聴衆に伝えます。

 

一方で、ポスター発表では、自身の研究成果を1枚のポスターにまとめ、それを説明しながら研究成果を聴衆に伝えます。

 

発表者は、どちらの方が自身の研究成果を聴衆に伝えることができるのかを考えて発表方法を選びます。

 

今回、口頭発表で研究成果を聴衆に伝えた若井由梨先生の発表内容を紹介します。

 

以下、若井先生からの報告です。

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

日本体育学会第69回大会が徳島大学において、私は体育科教育領域にて口頭発表を行いました。

私は新潟医療福祉大学ダンス部の監督として指導をしながら、ダンス授業に関する指導法について研究を行っています。

 

今回の学会では、現在行っている調査研究について発表しました。

 

タイトルは、「表現運動・ダンスの授業における実態把握―現職教員が感じる『困っていること』の解決に向けてー」です。

 

より良い研究となるように、昨年度から少しずつ準備を重ねてきました。

そして、新潟市内全ての小・中学校の現職教員(各学校の体育主任)を対象にして、質問紙による郵送調査法を用いて研究を進めてきました。

対象となる体育主任の先生方に、以下の質問項目への回答を求め、その結果をまとめました。

 

①ダンスの授業をどのような内容で構成して行っているか

②授業を行う中での困難さ、指導の中での課題意識は何か

③指導法を獲得した手段(大学時の授業、教職に就いて以降の研修会等)はどのようなもので、どのように現在の指導に活かされているか

 

今回の学会では、特に②授業の中で現職教員(体育主任)が「困っていること」に焦点を当てて考察したものを発表しました。

その際に、経験豊富な教員と経験の浅い教員にわけ、それぞれのグループの教員が「困っていること」の質がどのように異なるのかを、両グループの比較を通して考察しました。

そして、その考察を基に、今後どのような研修会が必要になるのか、また教員養成課程(大学など)ではどのような教育が必要になるのかをまとめました。

 

今回の学会発表は、限られたデータを基に基礎的資料を、という模索の段階です。

今後、さらにサンプル数(質問紙に応じてくれる教員の数)を増やし、客観的な指標となるデータを集め、より現職教員の方々にとって、より有益な資料となるように研究を進めていきたいと思っています。

2_2


 

演者:若井由梨先生

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

若井先生は、ダンス部の監督を務めながら授業、研究に日々奮闘しています。

 

 

現在、体育においてダンスは必修科目となっています。

小学校、中学校、高校ではダンスの授業を行わなければなりません。

したがって、学校の先生は、生徒にダンスを教えなければならないのです。

 

しかし、武道・ダンスが必修化されるまでは、先生はそれを教える必要はありませんでした。

また、なじみのないスポーツや運動を教えることは、体育の先生といえども容易なことではありません。

とりわけ、小学校の先生の多くは体育を専門としないことが多いといえます。

 

このような背景もあり、現職の教員は「困っている」のです。

 

若井先生の研究の出発点は、そのような「現場の声」に基づくものであり、「どうすればダンスの授業を充実させることができるのか」ということです。

 

このような現状をより良くするためには、まず、現場の教員は「具体的にどんなことに困っているのか」を明らかにする必要があります。

若井先生のタイトルにあるように、まさに「実態を把握」する必要があるのです。

これを明らかにすることによって、改善策を打ち立てるヒントを得ることができるからです。

 

 

ダンスが必修化されることで、身体運動を通して、豊かなこころ、鋭敏な感受性、多様な表現力を身につけられることが期待されます。

そしてそれは、子どもたちが社会に羽ばたく時に、相手のこころを察する、喜怒哀楽を適切に表現できる、他者と積極的にコミュニケーションを取れる、といったことにつながるはずです。

 

ダンスのもたらす効果は大きいと考えられたとしても、その効果を享受するためには授業を充実させる必要があります。

 

1つの研究で世の中を劇的に変えることはほぼ不可能です。

 

しかし、地道な研究活動が少しずつ世の中をより良い方へ導いてくれるはずです。

 

 

嬉しいことに、本学のダンス部は知名度も徐々に高まっています。

だから、「新潟医療福祉大学でダンスをしたい!!」と意気込んで入学する学生もいます。

 

評定競技領域に位置づけられるダンスは動きの出来映えを競います。

芸術性を競うという点においては、サッカーやバレーボール、また陸上競技とは異なります。

しかし、そんなダンスも研究対象となっているのです。

 

「どうすればもっとうまく踊れるようになるのか」「どうすればより良いダンスの授業をつくることができるのか」「ダンスを普及させるためにはどんなことが必要なのか」といったことに疑問をもつ人がいれば、ぜひ、本学科で若井先生をはじめ、それぞれの領域の先生(研究者)と一緒に学びましょう!!

 

 

 

 

若井由梨先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/wakai.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

新潟医療福祉大学 ダンス部HP

https://nuhw-dance.jimdo.com/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部twitter

https://twitter.com/nuhwdddance

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部instagram

https://www.instagram.com/nuhwdance0311/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/dance/

 

 

新潟医療福祉大学 スポーツ教室

https://www.nuhwsc.com/

 

 

 

2018年9月10日 (月)

日本体育学会発表(運動生理学領域シンポジウム) ~佐藤大輔先生~

 

 

2018年8月24日(金)から同年8月26日(日)まで、徳島県で日本体育学会が開催されました。

 

 

日本体育学会は、国内において体育、スポーツに関する最も大きな学会です。

そのため、国内の体育、スポーツに関する多くの研究者や大学院生が集まり、研究発表を行います。

そして、発表された研究に関して議論や意見交換が行われます。

 

また、日本体育学会は大きな学会(研究者の集いの場)であるため、各専門領域にわけられています。

 

研究者には、それぞれ専門性があります。

たとえば、今回紹介する佐藤大輔先生ならば「健康体力学」「運動生理学」といった学問が専門分野になります。

 

体育ないしスポーツに関する研究と言っても、それらを研究対象とする場合には各学問に足場をおいて研究を進めることになります。

「何を明らかにしたいか」によって依って立つ場所が変わるのです。

だから、各領域にわけられることで、より専門性の高い議論が繰り広げられるようになっているのです。

 

 

今回、健康スポーツ学科から佐藤敏郎先生(専門分野:健康科学)、佐藤大輔先生(専門分野:健康体力学、運動生理学)、杉崎弘周先生(学校保健、保健科教育)、若井由梨先生(専門分野:ダンス教育、ダンスコーチング)、山本悦史先生(スポーツマネジメント)、大学院生の本間翔太郎君(修士課程2年)と石田航君(修士課程2年)の7名が、日本体育学会で発表を行いました。

 

そこで、今週から2週にわけて、各先生ならびに各大学院生の研究発表をブログに掲載していきます。

 

まずは、運動生理学領域のシンポジストとして発表を行った佐藤大輔先生の発表内容を紹介します。

 

以下、佐藤大輔先生からの報告です。

 

 

― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

スポーツ神経生理学Labに所属する私は、日本体育学会運動生理学領域のシンポジウム、「異分野の掛け合わせで運動生理学研究の未来を拓く-低酸素 × 寒冷 × 水中 = トレーニング効果増進?-」にて、シンポジストの一人として下記の研究発表を行いました。

 

発表タイトル:

「水」によって生じる中枢神経活動とトレーニングへの応用可能性

今回のシンポジウムは、「低酸素・寒冷・水中環境といった特殊環境を用いることで、通常のトレーニング効果を高められるか?」というテーマで進められました。

 

その中で、私は、「運動の練習前に15分間、水に浸かることで、練習による運動技能の定着を促進できる!」という研究結果を紹介しました。

 

リハビリテーションや技術トレーニングの現場では、トレーニングによって期待する効果を得られる人もいれば、なかなか効果を得られない人がいます。

今回の研究結果は、そのような問題を解決する手立てになる可能性があります。

 

※運動技能の定着とは、簡単にいえば、安定して運動ができるようになることです。

当たり前ですが、健康な人たちは苦も無く歩くことができます。

このような状態は、まさに「歩く」という運動(運動技能)が定着している証拠です。

しかし、たとえば麻痺などでうまく歩くことができなくなってしまった場合、豊かな日常生活を送るために、再度、「歩く」という運動(運動技能)を定着させる(苦も無く歩けるようにさせる)必要があります。

このように、リハビリテーションの現場でも運動学習が問題になっているのです。

 

1_2

写真奥でマイクを持っているのが佐藤大輔先生

 

― ― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

以前、いきいき放送局では佐藤先生の研究を紹介しました。

学会参加報告 ~佐藤大輔 先生~(クリック)

SHAIN プロジェクト キックオフ・シンポジウム 健康スポーツ学科のシンポジスト紹介(クリック)

 

 

佐藤先生の研究のキーワードは「水」「脳」「運動技能」です。

 

 

今回の発表にあるように、運動前に15分間水に浸かることで運動技能の定着が促進されるのであれば、リハビリテーション現場において有効な運動学習方法(運動を覚える、あるいは運動を覚え直す方法)となります。

 

佐藤先生の研究では、実験を繰り返すことによって、運動学習の有効性を検証しています。

実験のデータが蓄積され、研究成果が積み重なることで、リハビリテーション現場における新たな運動学習方法が構築されることが期待されます。

 

また、その方法は競技スポーツ現場にも生かされる可能性があります。

つまり、水に浸かってから運動学習(練習)を行うことで、新たな動きを効率的かつ効果的に覚えることが可能になると考えられます。

 

スポーツ、運動を行っている人は、「どうすれば新しい動きを覚えられるのか」「どうすればもっとうまくなるのか」といったことを考えているはずです。

佐藤先生の研究を応用するならば、水に浸かってから、たとえば投球練習をすると新たな球種を効率的かつ効果的に覚えられるかもしれません。

 

もちろん、いろんな課題はありますが、地道な実験・検証を行うことによって、これを立証することができるかもしれません。

 

このようなことに、みなさんは興味ありませんか?

 

 

 

研究は地道な作業を繰り返すことによって、少しずつ成果を上げ、それが社会に還元されていきます。

 

普段、大学教員は学生に対して自身の専門とする学問を教えながら研究を進めることで、社会を発展させようと努めています。

 

意外と学生にも知られていないことですが、学生が夏休みの間、大学教員は学会を通して自身の研究を世の中に発信したり、研究を推し進めたり、次の学期に向けて入念に授業準備をしたりしています。

 

健康スポーツ学科の教員(研究者)は、研究、教育、社会貢献に力を入れているのです。

 

だから、「スポーツ」「健康」「教育」「運動」に関して興味・関心がある人は、ぜひ、健康スポーツ学科の教員と「おもしろい研究」をしましょう!!

 

そして、「水」「脳」「運動技能」に興味・関心がある人は、ぜひ、佐藤大輔先生の所属するスポーツ神経生理学Labに来てください!!

 

 

 

佐藤大輔先生のプロフィール

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/teacher/sato_d.html

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

 

 

2018年9月 7日 (金)

ダンスの全国大会を終えて ~3年生 山田春香さんから~

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

皆さんこんにちは!

 

強化ダンス部の山田春香(健康スポーツ学科3年)です。

 

8月7日(火)~8月10日(金)にかけて開催された全日本高校大学ダンスフェスティバル神戸に出場しました。

 

この大会では、8日に予選、9日に決戦、10日に特別プログラムがあり、予選を通過した学校だけが決戦に進むことができ、更に、決戦で賞を受賞した学校だけが特別プログラムという受賞者公演に出演することができます。

 

私達は、賞を掴み取り、特別プログラムで受賞校として踊ることを目標に練習してきました。

 

 

 

0

大会会場の外観

 

 

 

大学部門の参加校数は33チームでそのうち予選を通過した大学は15チームでした。

 

その中で私達は、予選を通過することができませんでした。

 

創部6年目にして初めての経験でした。

 

歴代の成績として、特別賞を受賞していたり、毎年予選を通過していたりと予選落ちは今年が初めての経験となりました。

去年、一昨年と決戦には進んでいたものの受賞には手が届かず「今年こそは!!」という想いが強く、周りの人からの応援や支えもたくさんあり、決戦に進むことが大前提だったので信じられない気持ちと、ただただ悔しい気持ちでいっぱいでした。

 

この大会は、創作ダンスで勝負をする大会です。

私達は、3年生が主となり、学生達で題材となるテーマを決め、それについて調べ、深めていき全員で「踊る」ことで完成させていきます。

 

学年関係なく意見を出し合い、「より良い作品にするにはどうしたら良いか」を全員で試行錯誤しながら創作していきます。

「受賞するにはどうしたら良いか」、常にこの事を考え全員でぶつかり合いながら作り上げてきたからこそ、悔しさは大きいし、もっと皆で踊っていたい気持ちがありました。

 

そして、いつもダンス部はたくさんの方に応援をしてもらい、支えてもらい部員一同とても感謝しています。

 

大会前になるとOG・OBの方や、教職員の方、大学の仲間、地域の方、保護者の方など、たくさんの方から応援のメッセージなどをいただきます。

 

私達は、本番が近づくにつれて不安や緊張が大きくなりますが、皆さんからの応援が心の支えとなり大きな勇気をもらっています。

なので、感謝の気持ちを込めて踊ることはもちろんですが、結果で恩返しができるようにしていきたいと思っています。

 

今年の大会で得たものは多く、来年に生かせることもたくさんあります。

絶対に今年の悔しさを来年は晴らし、皆さんに良い報告ができるように部員一同頑張っていきたいと思います。

これからもご指導、ご声援の程宜しくお願いします。

1

写真右下:山田春香です

 

 

 

↓こちらは練習風景です☆

 

2

 

 

↓動きを動画に撮り、皆で確認して悪かったところを直していきます!

 

3

 

 

4

写真右:ダンス部監督の若井由梨先生

 

 

大会では臨んだ結果を出すことはできませんでした。

しかし、今は気持ちを切り替えて、9月15日~9月16日にあるアーティスティックムーブメントin富山に向けて1、2年生が練習に励んでいます!

 

そして、10月6日~10月7日に本学で行われる学祭でダンス部も踊らせていただきます。

興味がある方、ダンス部の踊りが見たいよって人! お時間のある方、是非見に来てください!

お持ちしています☆

 

― ― ― ― ― ― ― ―

 

 

競技を行う以上、勝ち、負けが出ます。

 

今回、ダンス部は望んだ結果を出すことができず、とても悔しい気持ちになったと思います。

 

でも、「望んだ結果がでない」という経験も、時には必要ではないでしょうか。

その経験が生かされる時が来るはずだから。

 

また、失敗の経験を飛躍につなげることの比喩として、「高く跳ぶためには低くしゃがむことが重要」といった言われ方がされるように、今回の経験はダンス部が飛躍するための財産になることでしょう。

 

起きてしまった現象は変わりませんが、「その現象をどのように解釈するか」、これが重要になるのではないでしょうか。

 

ダンス部の、さらなる飛躍に期待せずにはいられません!!

 

 

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部HP

https://nuhw-dance.jimdo.com/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部twitter

https://twitter.com/nuhwdddance

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部instagram

https://www.instagram.com/nuhwdance0311/

 

 

新潟医療福祉大学 ダンス部ブログ

http://nuhw.blog-niigata.net/dance/

 

 

健康スポーツ学科

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/