【資格】保健体育教諭になるためには
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本日は、健康スポーツ学科で取得できる資格の一つである「保健体育教諭」について紹介します。
体育の先生になるのに必要な資格で、生徒に陸上競技・サッカー・野球・水泳などのさまざまな実技指導を行い、また体の仕組みや応急処置の方法などの保健教育を行います。
パソコンやテレビゲームの普及とともに、生徒が外で遊ぶ機会が減っている現代において、スポーツ指導を通して運動の楽しさを知る心を育て、健康な体をつくることも保健体育教諭の大切な役割です。
中学校・高等学校では、授業以外のクラブ活動の顧問としても活躍しています。
保健体育教諭になるためには、中学校教諭・高等学校教諭(保健体育・保健)の「免許状」を取得し、教員採用試験に合格することが必要です。
教員の採用は公立学校と国立大学付属学校、私立学校とで異なります。
公立学校の場合は都道府県、または政令指定都市教育委員会がそれぞれ実施する教員採用試験を受け、合格する必要があります。
中学校教諭・高等学校教諭(保健体育・保健)の「免許状」を取得するには次のような方法があります。
・所定の大学、短期大学などで保健体育教諭育成課程を修了する。
免許状には、「専修免許状」(大学院を修了)、「一種免許状」(大学を卒業)、「二種免許状」(短期大学、専門学校を卒業)があり、それぞれ修得する科目内容や科目数が異なります。
なお、有する免許状の種類によって、職務上の差はありません。
健康的な生活習慣を小さい頃から身につけさせる保健体育教諭への期待はますます高まっています。
保健体育教諭には運動に関する高度なテクニックや教授技術に加え、生徒との信頼関係を築きあげるコミュニケーション力も求められます。
また授業を通じて生徒たちに運動の持つ楽しさと素晴らしさ、現在と将来の健康に関する知識を伝え、「未来の世代」の健康に貢献する役割も担っています。
身体活動を通じて生徒たちの人格を形成するという意味でも、人々の将来の健康寿命を延ばすという意味でも、健康的な生活習慣を小さい頃から身につけさせる保健体育教諭への期待はますます高まっています。
健康スポーツ学科