4月から臨床実習Ⅲがはじまります
期間は8週間
それぞれの学生の配属先も決まり、さまざまな準備の真っ最中です
臨床実習に先だち、
2月27日から3月6日まで、
臨床実習Ⅲ 実習前教育講座が開催されました
現場実習に必要な知識やスキルを身につけるために
約1週間にわたって集中講義を受けます
たとえばどんな講義があるかというと・・・・認知機能障害の診方 担当:今村先生
機能性・器質性構音障害 担当:糟谷先生
聴力検査・聴能評価 担当:山口先生
臨床業務全般にわたる、いわゆる「実践編」に重きを置いた集中講義です
講義形態もさまざま
たとえば、渡辺眞澄先生の「失語」の講義はこんな感じ
山岸先生の「コミュニケーションスキル」のワークショップはこんな感じ
盛りだくさんの1週間でした
2年生の授業ってどんなもの?
前回は1年生の科目でしたが、2年生になると更に医学的な内容が増えてきます。
専門基礎科目群が14項目、専門専攻科目群が14項目と1年生の倍の科目数となり、どんどん専門に特化していきます。
言語聴覚士は「ことば」「声や発音」「聞こえ」「食べること」に障害をもつ患者さんの支援を行います。そのため、それらをつかさどる脳や口、耳の知識はとても重要になってきます。
1年生の科目解剖学では身体の全体を広く浅く学びますが、2年生の科目神経科学、臨床歯科医学や耳鼻咽喉科学などでは脳、口、耳をより深く学ぶことになります。
また2年生では成人言語障害学Ⅰや聴覚障害Ⅰといった「障害学」がつく科目が増えてきます。
障害学では、「ことばがはなせない」「耳の聞こえが悪い」といった障害とは何か?を学びます。
2年生になると、少しずつですが言語聴覚士とはどんな仕事なのかがイメージできるような講義になってきます。
1年生の授業ってどんなもの?
まず、大学の授業には「基礎教養科目」「教養科目」「専門基礎科目」「専門専攻科目」という4種類の科目群があります。
言語聴覚士の国家試験ではこの「専門基礎科目」と「専門専攻科目」から出題されます
科目数にすると専門基礎科目は30科目、専門専攻科目は41科目
あります
(※必修科目、選択科目含む)
すごく多くてビックリするかもしれませんが、これを4年間かけてじっくり学んでいきます。
1年生前期では解剖学、生理学、音響学、聴覚心理学、言語聴覚障害概論があります。
少し前までは1年後期(9月以降)や2年に開講していた科目を、言語聴覚士の仕事をもっと早くに知ってもらえるよう、1年前期に変更した科目もいくつかあります。
詳しカリキュラムは新潟医療福祉大学のPCサイトや大学案内パンフレットにもありますのでそちらをご覧ください
次回は解剖学について少しお話したいと思います
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携帯サイト>>http://www.nuhw.jp/m/
こんにちは。
今回は、言語聴覚学科で目指す資格・お仕事についてご紹介します。
言語聴覚学科では卒業時に、「言語聴覚士国家試験受験資格」を得ることができます。
言語聴覚士は「ことば」に障害を持つ人たちを援助することを仕事とします。
「ことば」は人間が自分の意思を他人に伝えることができるとても効率的な手段です。
私たちはなにげなくおしゃべりをしていますが、話しができないといことはとても大変なことです
一切話さないで1日を過ごすのは可能かもしれませんが、それが1ヶ月、1年となったら日常生活を送ることに大変苦労することが多いでしょう。
「ことばの障害」と一言でいっても様々なものがあり、小児から成人までコミュニケーションが困難な人は多く存在し、援助が切実に求められています。
例えば失語症、構音障害、吃音、聴覚障害など、その他にもコミュニケーションができない障害はたくさんあります。
これらの障害について学び、実際に病院で検査や訓練が行えるよう学生は日々勉強しています
言語聴覚士が関わる障害の中に、神経系の疾患に起因する障害があります。
(失語症・運動障害性構音障害等)
このため、言語聴覚学科では神経について深く学習する講義がいくつもあり、タイトルにある“神経科学”は、その知識の土台となる大切な講義となります。
ここでは1年次に学んだ解剖学、生理学をベースに、神経系の正常な働きや構造を知り、その上で「どんな疾患か?」「どんな障害か?」といった神経症状や疾患のメカニズムを理解していきます。
講義の中では座学だけではなく、演習形式の実験なども行われます。
写真は神経伝達速度検査といって、電気刺激によりどのくらいの速さで神経が情報を伝えるのかを調べています。
本学の特徴的な講義のひとつに「基礎ゼミ」があります。
大学に入学したばかりの1年生を対象に、大学生活や勉強について学びます。
毎週水曜日3限の講義で、本学教員1名につき6名程度の学生で行うため、細かいサポートができます。
眞澄ゼミの1年生から感想をいただきました
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今日は眞澄先生がケーキとお茶を用紙してくれて、お茶会をしました。
ケーキは風花という先生一押しのケーキ屋さんで、大きい苺がのったホールケーキ
お茶はフランスの鮮やかな色をしたハーブティーでした
みんなで分担して準備をしました。入学してから1か月経ち、基礎ゼミのメンバーともいろいろと話をするようになりました。
ケーキとお茶を楽しみながら、先生からは勉強の仕方についてなど貴重な話も聞けて、とても有意義な時間を過ごせました
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言っておきますが、お菓子を食べる講義ではありませんよ!
自由度の高い授業ですので、このように教員と学生での交流会を行うこともあります。