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2016年12月13日 (火)

ドリームカレッジとの連携(報告会)を取り組んで

みなさん、こんにちは!健康栄養学科3年坂内元気です!

11月22日に行われた「ドリームカレッジとの連携‟食育‟」についてご報告します。

第3回目となる今回は、利用者12名と職員、健康栄養学科の3年生5名、4年生1名と教員3名が集まり、8月22日と8月31日に行われた食育をふまえて、ドリームカレッジの皆さんがその後どのような活動をされていたのか発表していただきました。

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まずは、アイスブレイク。

ドリームカレッジの皆さんが自己紹介を書いた名刺を作ってきてくださいました!

お互いに自己紹介をして、一人ひとりとお話することができました。

個性あふれる名刺、趣味や好きなもの、得意なこと、あだ名など、ドリームカレッジの皆さんのことをいろいろと教えていただきました。

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いよいよ発表タイム。

身近な生活習慣病や、外食と手作りでの栄養面とコストについて、前回の実習での野菜炒めの復習、ピーマンの苦みはどのようにすれば抑えられるかなどなど。

1回目・2回目からさらに発展した内容について、一人ひとりが自分自身の食生活について考え、調べたり、実際に調理や実験をしたりなど、様々な取り組みをされていました。

前回の食育内容からそこまで考えてくださり、とても嬉しかったです!

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自分の食生活を見直し、改善しようとすることは簡単なことではないと思います。しかし、ドリームカレッジの皆さんは自分の食生活を振り返り、改善しようと取り組まれていて、すごいと感じました‼

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最後はドリームカレッジの皆さんの連携食育での活動について、スライドショーを見せていただきました。

大学での活動だけでなく、ドリームカレッジでも管理栄養士のお話を聞いたり、調理実習を行ったりなど取り組まれていました。皆さん楽しそうに笑顔で活動されていました。

ドリームカレッジの皆さんと関わることができ、楽しい食育を行うことができました。まだまだ力不足ですが、少しでも興味を持ってもらえるきっかけ作りをできたと思います!

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今回で全3回の「ドリームカレッジとの連携‟食育‟」が終了しました。実際に食育に関わることで私たちにとっても、とてもよい学習になりました。

参加してくださったドリームカレッジの皆さん、ありがとうございました!

2016年10月11日 (火)

地域活動支援センター ドリームカレッジとの連携“食育”

みなさん、こんにちは!学科教員の伊藤直子です。今回は、8月22日と8月31日におこなわれた「 ドリームカレッジとの連携“食育”」についてご報告します。

「ドリームカレッジ」は知的・発達障がい等の方々を支援する施設で、わたしたちはその利用者を対象とした食育を行いました。利用者12名と職員、ドリームカレッジで実習をしていた学生、そして私たち健康栄養学科の3年生10人と教員5人が集まりました。

第1回目の8月22日は、「弁当を主食・主菜、副菜等に分類し、過不足を話しあおう」、というテーマで行いました。
学生の司会のもと、まずアイスブレークとして、「夏といえばどんな食べ物が思い浮かぶ?」などのゲームを楽しみました。参加者からは、スイカ、ソーメンなど、積極的な反応がみられました。

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ここでお互いの距離が近くなったところで、本題です。

まずは、日頃食べそうな市販のコンビニ弁当(スパゲッティ、カツ弁当、冷やし中華など)をグループごとに分解して、どのようなものが入っているかを確認してもらいました。

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予め、「主食」「主菜」「副菜」「汁もの」を置く場所を書いたランチョンマットを作り(ランチョンマットは学生作です!)、みんなで、それぞれの場所に、分解したお弁当の中身を置いていきます。そして、それぞれ重量を測って記録しました。ドリームカレッジの皆さんと当科の学生は楽しそうにコミュニケーションをとりながら協同作業を行いました。

総じてどの弁当も主食の量が多く、主菜はまあまあ、野菜の副菜が極端に少ないことがわかりました。弁当によっては、野菜重量が9グラムというのもあり、驚きでした。
そこで、コンビニ弁当を食べる際には、どのような副菜を追加したらよいかを、フードモデルを使って、参加者の方々に考えていただきました。

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たとえば、とんかつ弁当なら、カツを少し誰かにあげ、野菜のお浸しや野菜の具だくさんの味噌汁などを加えるといいのかな・・などと話し合っていました。

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学習のあとは、質問コーナーです。利用者さんからの積極的で鋭い質問に、当科の学生はしどろもどろの返答でした。なぜこの大学・学科を選んだのか、という質問に、あらためて、初心に返ることができた学生もいたようです。

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第2回目は、8月31日に行いました。この日は「調理体験をしよう」、「当科学生と食卓を囲み、調理の楽しさ面白さを話しあおう」というテーマで行いました。

参加者は、ドリームカレッジの利用者さん11名と職員、実習生、そして、当科3年生9名、2年生1名、教員5名でした。調理メニューは、1品で副菜と主菜がとれるメニューとして、肉野菜炒めにしました。

まずは、ドリームカレッジの皆さんがいらっしゃる前に下準備です。

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4班に分かれ、それぞれ同じ材料で、味付けの違う4種類(塩味、みそ味、醤油味、カレー味)の肉野菜炒めを作りました。利用者さんの中には、初めて包丁を持つ方もいらっしゃり、学生は、少々心配しながら見守っていましたが、利用者さんは、学生の手を借りながら、包丁を使って、キャベツ、ピーマン、ニンジンを、自分の好きな大きさや形に刻んでいました。また、とても上手に切る方もいて、自分でも時々料理としているとのことでした。

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炒め方については、調理の教員から、肉を炒めてから、ニンジンを入れ、しばらく炒めてから、もやし、ピーマン、キャベツを入れ、そのあと、弱火にして蓋をして蒸し焼きにすることを教えてもらい、各班それぞれの味付けをして完成させました。

前回の主食、主菜、副菜、汁に区分したランチョンマットを持ってきていただき、肉野菜炒めを主菜と副菜の間に置いてもらい、また、別に用意した豆腐とねぎの味噌汁、ごはんもランチョンマットに載せてもらって、一緒に、みんなで楽しく会話をしながら、ワイワイといただきました。

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味付けの違う野菜炒めも交換して、それぞれの味を楽しみました。中には、ピーマンが嫌いという利用者さんもいたのですが、残さず、全部食べていました。自分が作ったものを皆で食べるって、やっぱり大切ですし、何よりも楽しいですよね。

最後に、私たちからのサプライズです! こっそり、桃の寒天寄せを作っておき、お出ししました。喜んでもらえたかな~(^^)!

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食後は、またまた質問コーナーで、学生の司会のもと、利用者さんが考えてきた質問を受けました。例えば、冷やし中華のたれが何からできているか……、なぜ食料自給率が下がっているのか……、などなど、難しい質問が多くありました。

最後はみんなで食器を洗うなど後片付けをし、無事に終了しました。

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「皆さん、今日は来ていただいてありがとうございました。」
皆で最後の挨拶です。
終わった後、ドリームカレッジの方から、感謝のメールをいただき、こちらも感激でした。ドリームカレッジの方にとっても、当科の学生にとっても、今回の活動は、実り多いものでした。
今後は、この2回の学習を経て、その後どのような成果が出るか、11月ごろに、また集まる予定です。乞うご期待!

2016年9月20日 (火)

子どもわくわくランド キッチンサイエンスにスタッフとして参加しました☆

こんにちは(*^^*) 健康栄養学科4年のU・Hです。

平成28年8月6日(土)、小針青山公園で開催された「子どもわくわくランド~たまごのふしぎ~マヨネーズとメレンゲクッキーをつくろう!!」に健康栄養学科4年生7名がボランティアスタッフとして参加しました。

「子どもわくわくランド」は小針青山公民館が主催して、普段の家庭生活や学校生活ではできない科学実験や工作教室・調理実習など、様々な体験学習を行っています。「たまごのふしぎ」の講師は、竹内瑞希先生(舞平クリニック・片桐記念クリニック 管理栄養士)でした。

今回は『台所の科学』をテーマに、卵の特性(熱凝固性・乳化性・起泡性)について実験を行い、それをふまえて、ゆで卵(熱凝固性)とマヨネーズ(乳化性)でタマゴサンド、メレンゲクッキー(起泡性を)作りました。

その時の様子をご紹介します☆
熱凝固性については、ゆで卵を使って学びました。ゆで時間の異なるゆで卵を半分に切り、それぞれどのように固まっているか確認しました。黄身は70℃から、白身は80℃から凝固が始まります。

その性質を利用したものが温泉卵です。これで、温泉卵の外側の白身がトロトロで、黄身が固まっているのかという疑問が解決しました!(^^)!ゆで卵と手作りマヨネーズで、タマゴサンドを作りました。

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次に乳化性を学ぶ、マヨネーズ作りです。まず子どもたちから上がった声が「マヨネーズって作れるの!?」でした。マヨネーズの材料当てクイズでは苦戦していましたが、味やにおいなどを思い出して一生懸命に何が使われているか、考えていました。

その後、答え合わせとともに、マヨネーズの油とお酢はなぜ混ざるのか、マヨネーズにはどのくらいの油が入っているのかという実験を行いました。

写真のように目で見て分かりやすく説明したことで、(または視覚的に説明したことで)子どもたちは「卵の力で混ざるんだ!」「こんなに油が入ってるんだ!」など驚きの声がたくさん上がっていました。

起泡性については、メレンゲの泡立て実験をしました。砂糖を加えることで、メレンゲの泡は安定しますが、砂糖の加え方を変えると、メレンゲはどのような状態になるのかという実験です。

実験は学生2名が代表して行いました。一生懸命泡立てる学生に、子供たちは「頑張れー!!」と声援を送ってくれました♪ひとつは砂糖を一度に加えます。もう一方は、少し泡立ててから砂糖を数回に分けて加えました。

子どもたちはどちらが泡立つのか真剣なまなざしで見ていました。砂糖を一度に入れた方は粘りが出てしまい、泡立ちません(>_<) 少し泡立ててから砂糖を数回に分けて入れたメレンゲはピンと角が立ち、綺麗に泡立ちました!

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今回のこどもわくわくランドでは、子どもたちは実験を通して卵料理の「コツ」をについて身をもって学ぶことができました。

卵の特性を知らないと、調理の失敗につながります。特性を知り、コツを理解することにより、成功率はぐんと上がります。

子どもたちは今回の体験を通してたくさんの発見をしたので、調理への関心が高まったのではないかと思いました。

出来上がったタマゴサンドとメレンゲクッキーをおいしそうに食べる姿は、達成感に溢れていました。この達成感が、今後の食生活を豊かにしていくきっかけになると思います。

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また、ボランティアをさせていただいた私たち学生も、子どもたちへの話し方や教材の作り方など、とても勉強になりました。

例えば、卵の性質を説明するために、講師の竹内先生は、卵の性質という目に見えない内容を、目で見て楽しく学べるよう、絵や模型などを作るなどして、工夫をされていました。

以前の研修会でも、「栄養素等、目に見えないものを、見えるようにして教えることが大切!!」と言われたことを思い出し、竹内先生は、まさしく、これを実践している!と感じました。

今回のボランティアは、近い将来、管理栄養士として働く私たちにとっても、とても刺激的でよい学習になりました。

このような機会を与えてくださった関係の方々に心より、御礼申し上げます。ありがとうございました。

2016年9月 9日 (金)

米ふれあいスクール

皆さんこんにちは。

9月1日、1年生6名と2年生3名+教員1名で、新潟県大学校で開催された「米ふれあいスクール」に参加しました。

これはJA新潟中央会の主催で、稲刈りと米粉を使ったパン作り、そして新潟県の農業について講義を受けるという体験あり、講義ありの充実した内容です。

当日は朝からお日様がまぶしい良いお天気で、絶好の稲刈り日和となりました。

挨拶のあと、早速稲刈り体験です。

Dsc07214_r稲刈り体験の前に、やり方を説明していただきました。

Dsc07231_r農業大学校の方から教わりながらの稲刈り作業でした。

 

農業大学校の1年生の皆さんから教わりながら、稲刈りを行いました。私たちは、『新潟次郎』という品種の米を収穫させていただきました。

稲を根元から一株ずつ鎌で刈っていきます。鎌でざくっと刈るのはなかなか快感でした。大体10株まとめて藁でくくります。稲をそろえるのは結構難しく、力も必要です。

そのあとは、米を干すために、ビニールハウスに運び、「はさ」掛けをしました。先ほど藁でくくった稲の半分くらいのところに分け目を入れて、「はさ」にひっかけていきます。

Dsc07241_r暑いハウスの中で稲の「はさ」掛け作業をおこないました。

ハウスの中は、窓が全開でしたが、とても暑く、ハウスから出たら、暑いはずの外が、心地よく感じられるほどでした。今は機械で刈り取り、そのまま乾燥まで機械化されていますが、昔の人はこうやって、一株一株大切に収穫したんだなということが、実感されました。

お昼には、イッペコートのお弁当を出していただきました。

鶏の黒酢あんかけ、地元産のズッキーニや豚肉を使ったチャンプルー、味噌まで地元産の茄子の田楽、糸南瓜の酢の物、もちろんご飯はコシヒカリ(しかも東蒲幻米)など、地元の食材をふんだんに使ったお弁当、本当においしかったです。

午後には、農業大学校の先生のご指導のもと、米粉を使ったあんパンとミルクパンを作りました。グルテンを配合した米粉100%の粉に、砂糖やイーストなどを配合し、専用の機械でこねます。機械の威力はすごい! 手でこねると30分から1時間かかるところを、5分足らずでこねてしまいました。

Dsc07250_r米粉を使ったパンについて材料の特徴や作り方の説明を受けました。

 

ここからは成形です。皆、思い思いの形に成形をして、楽しんでいました。

Dsc07263_r生地を、1個分ずつに切り分けていきます。

Dsc07265_r各自で好きな形に成形するのは楽しい作業でした。思い切ってさまざまな形にしてみました。

その後、新潟県の農業について、R10プロジェクト、日本の食糧自給率についてなど、農業や食料に関する講義を受けました。日本の自給率はカロリーベースで39%と、先進国の中では最低レベルであること、農業従事者の高齢化(2/3は65歳以上!)、米の消費がどんどん減って、昭和35年のほぼ半分になっていること、など、様々な問題があります。その中で、コメの消費量を上げようという、R10プロジェクトが進んでいます。これは、現在の小麦粉消費量の10%以上を米粉に置き換えようというものです。現在、米粉パン、米粉ケーキ、天ぷら粉など、米粉の特徴を生かした食品がたくさん開発されており、いろいろな店で販売されています。

Dsc07208_r各種作業の後は、農業や食料についての講義を受けました。

 

最後に、焼けた米粉パンを受け取って味見をし、残りは全部、お土産としていただきました。

焼きたての米粉パンは、食感はパンなのにご飯の味、香ばしくて、とてもおいしかったです(*^^*)。「あんパンは、小麦粉で作った生地よりも、米粉のほうが、あんとよく合う」とおいしそうにいただいている学生もいました。

 

貴重な経験をさせていただいた、JA新潟中央会の皆様、農業大学校の教員、学生の皆様、大変ありがとうございました。

 

2016年2月11日 (木)

U19ボート競技日本代表合宿での調理 その2

こんにちは。

健康栄養学科1年の佐藤です。

 

昨年末の12/17~12/21に参加した栄養サポート活動(U19ボート競技日本代表合宿)について、髙橋くんに続いてお伝えします。

 

こちらが今回の活動場所、埼玉県戸田市にある「戸田漕艇場」。

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宿舎から見える景色はとても気持ちいいです。

 

今回の栄養サポート活動で私は調理と食材調達を担当しました。

食材調達は業者に電話やFAXで発注を行うものと、直接買いに行くものがあります。

選手と合わせて73人分の食事を用意するということで、買い出しの量は半端ないです! 17日は2回、買い出しに行きました。2回とも買い物用カート2台に満載の食材を購入しました。この写真はその時のレシートです。

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なんと、長さにしておよそ30cm…!

どの食材が、どれぐらい、いつまでに必要で、今どれぐらい残っているのかを頭に入れておかないと食材調達はできません。場合によってはスーパーを使い分けますし、食材以外の備品の購入なども調理・食事の合間にしなければならないので、なかなか忙しかったです。

自分たちで考えたメニューとそれに基づいて作成した食材の量や調理手順を確認しながら、1日3食を定刻に提供できるように、確実に調理を行いました。

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4日間の活動は慌ただしかったですが、選手の方々に喜んでもらえることが励みになりました。メンバー全員で食事をとりながら、活動について話をしていると時間はすぐに過ぎていきました。

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大学での日々の勉強を実践できるこうした活動は、大変なこともありますが、やりがいを実感できますので、どんどん積極的に参加するのがおススメです!

2016年2月 4日 (木)

U19ボート競技日本代表合宿での調理 その1

こんにちは、健康栄養学科3年生の髙橋です。

昨年12月17日~21日に埼玉県の戸田漕艇所というボート競技を行う場所で19歳以下のボート競技日本代表合宿が行われました。私を始め、3年生4名、1年生3名でその合宿で選手達が食べる食事を管理栄養士の卵として作ってきました。私はそのチームのリーダーを務めました。

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今回でボート競技の選手への栄養サポートは2回目だったのですが、対象は日本代表であるという事で準備から気合を入れてしっかりと行いました。

 

そんな中、新潟日報に取材をしていただき、新聞の大きな一面にしていただきました。

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私たちは、調理、衛生管理、食材の発注、献立作成など、給食経営管理論とその実習で学んだ事を一通り行ってきました。

これらは厨房の様子です。

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朝昼夕の3食、毎日65人分の調理をしました。朝食のためには朝2時半に起きで準備をする必要があったり、休憩の時間の確保が上手く行かなかったり、日常とはかけ離れた環境でしたが、すごく充実していて達成感がある合宿となりました。

 

現在シンクロ女子日本代表チームで管理栄養士をしている花谷さんとも話す機会があり、一流の管理栄養士とはこういう人なんだなと思い、私の目標が一つ増えました。

 

最終日に選手の方から手紙が…

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なんとその子も管理栄養士を目指しているとか。出会いの素晴らしさを感じました。

その子が管理栄養士になった時、私は先輩として誇れるような管理栄養士になれているように頑張ろうと決意を新たにしました。

 

U19ボート競技日本代表合宿についてのブログはまだまだ続きます。

では他のメンバーにバトンタッチしたいと思います。

2015年9月 5日 (土)

夏の講座 「食べやすく、飲みこみやすい おうちごはん」を開催しました!

8月27日に、健康栄養学科 永井先生主催で、「食べやすく、飲みこみやすい おうちごはん」と題して、健康栄養学科調理実習室にて、夏の講座を開催しました。

これは、高齢者に多い誤嚥性肺炎を防ぐ目的で、嚥下困難な方のお食事のために、家庭でできる調理の工夫を、実習をしながら学ぶという講座です。11名(男性4名、女性7名)の方が参加されました。参加者のほとんどが60~80歳の方々でした。

 

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メニューは、ハンバーグ、付け合わせに蒸し野菜、かぼちゃサラダ、トマトとジャガイモの冷たいポタージュ、スイカゼリー、抹茶プリンです。ご飯は軟らかめに炊いた白ご飯です。

 

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ハンバーグは、軟らかく飲み込みやすいように豚肉やキャベツを使い、赤ワインソースをからめるなどの工夫をしています。そのほかにも野菜は電子レンジで柔らかくしたり、冷たいスープで暑い夏にも飲み込みやすくしたり、のど越しの良いデザートも作成しました。もちろん、栄養バランスもばっちりです。

 

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3年生4名が主体になり、調理の仕方などについて説明しています。また、教員と2年生3名がフォローしました。

実習が終わった後は、皆さんで和やかに調理したものをいただきました。

 

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実習後の参加者の感想では、自分に合った硬さに応用できる、飲み込みやすい食事は初めてだった、一人分の量が書いてあったので参考になる、レシピの書き方がよかったなどの好意的な意見をいただきました。そして、家ですぐやってみたい、という感想もいただき、やってよかったと、うれしく思いました。

今後、健康栄養学科の栄養や食品に関する講座は続きますので、乞うご期待!!

2015年8月10日 (月)

カリフォルニア研修 その15 最後の訪問地 ロマリンダ大学-3 交流会&帰国

こんにちは!健康栄養学科4年の山本舞雪です。

いよいよアメリカ研修の最終回です…!

前回のブログに続いて、ロマリンダ大学での交流と帰国までの思い出を書きたいと思います。

1日目の調理実習で緊張もほぐれ、ロマリンダの学生とすっかり仲良くなった私たちは、実習後、お互いのSNSを教え合ったり、ふざけ合ったりして楽しい時間を過ごしました。

ロマリンダ大の学生は普段の調理実習では帽子をかぶらず、簡易ネットだけだそうで、私たちの調理帽を珍しがったので、被らせてあげたら、とても喜んでいました!

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2日目には、ロマリンダ大の教員によるミニ講義を聞き、そのあとロマリンダ大の学生が用意してくれたランチを一緒に食べました。ランチの内容はホットサンド、トマトシチュー、人参サラダ、スコーンでした! ロマリンダ大の学生はベジタリアンが多いため、トマトシチューにはベジミートを使っていました。また、スコーンには手作りのいちごソースが添えてあり、見た目が可愛く一番人気のメニューでした。全てのメニューがとても美味しかったです!

 

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ランチの後は、本学教員による「新潟医療福祉大学の紹介」や、学生による「介護食の見た目の工夫」というテーマでプレゼンテーションを行いました。

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ロマリンダ大学の教員や学生はとても興味津々に聞いてくれました。そして、学生のプレゼンテーションについて、いろいろな意見をいただきました。特に興味深かったのは、アメリカの臨床現場においては「食環境を変える」という視点で介護食の工夫をしているという意見でした。食環境を変えるというのは、たとえば食事の際にBGMをかける、ランチョンマットを敷いて食事を楽しんでもらうなどです。これまで私たちは、食事の内容をどのようにするかという点ばかりに注目していたので、私たちとは違った視点で工夫をしていて、新しい発見をすることができました。

 

そして、とうとうお別れの時間がやってきました。

お別れの時、なんとロマリンダ大の学生からサプライズの手紙をもらいました!日本食や食文化を教えてくれてありがとう、とても楽しかったよ、という内容で、私たちもとっても嬉しかったです。

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最後に、集合写真を撮ってロマリンダ大学とお別れをしました。

ロマリンダ大学で過ごした時間はわずか2日間でしたが、とても濃く、何よりもアメリカの友達ができたことが本当に嬉しかったです。

 

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研修を終え、最終日の夜は全員で本格的な中華料理を食べに行きました!

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美味しい料理を食べながら11日間の思い出を語ったりしていたら、帰国したくなくなりました。(笑)

最後に全員でご飯を食べに行けて本当に良かったです。

とうとう帰国の日がやってきました。

ロサンゼルスから成田まで約12時間のフライトでしたが、DVDを観たり、思い出話をしたり、寝たりしていたら、いつの間にか日本に着いていました。そして成田から新潟へ。

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ついに新潟に到着です。

慣れない環境の中で11日間を過ごして、苦労する場面は沢山ありましたが、それよりも刺激を受けることのほうがずっと多く、とても楽しく充実した毎日でした!!

このメンバーで行けて本当に良かったです!!

もっと語りたい思い出は沢山ありますが…最後にこれだけ!

後輩たちにもぜひ再来年のアメリカ研修に行ってほしいと思っています!

これで2014年度アメリカ研修のブログを終わらせていただきます。

Good by~☆

 

2015年7月30日 (木)

カリフォルニア研修 その14 最後の訪問地 ロマリンダ大学-2 調理実習

こんにちは。健康栄養学科3年の荒木です。

ロマリンダ大学1日目の午後からは、ロマリンダ大学の学生とともに、本研修の最大イベントである、50人分の調理実習を行いました。ロマリンダ大学の学生や教員の多くは、セブンズデー・アドベンチストという宗教の理念のもと、菜食主義の方が大勢いらっしゃいます。そのため、この調理実習では肉や魚を使わずに日本料理を作るという条件のもと、日本の春をテーマにしてメニューを考えました。

メニューはちらしずし、野菜のかき揚げ、白和え、筍の味噌汁、三色団子です。海外研修に行く前には、試作や話し合いを何度も行いました。また、ロマリンダ大学の学生に日本食を紹介し、作り方を伝えるために、レシピやお品書きも英語で作成するなど、たくさんの準備をしました。また、日本食ということで、日本から持参した食材もあれば、輸出入の関係や生鮮食品が必要なことから、アメリカに行ってから調達しなくてはならないものもあり、食材の調達も一仕事でしたsign01

では、これから調理実習の様子を紹介します(*^^*)

本番では、メニューごとに、両大学の学生が混ざった班に分かれ、日本食の調理の仕方を教えながら、一緒に作りました。言葉だけだと伝えるのが難しかったのですが、ジェスチャーも加えながら教えることで、お互いに理解しているか確認しながら調理を進めることができたかなと思います。 wink

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これはかき揚げ班の様子です。かき揚げには春菊、ニンジンなどを使いました。

かき揚げの作り方に興味津々です!

 

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かき揚げには桜塩と抹茶塩も添えて、春らしさを取り入れました!

私はちらしずしのお米を担当しました。鍋の大きさなど、想像していたものと違ったため、初めは失敗しないか不安でしたが、試作での経験を活かして炊いた結果、見事にふっくらと炊きあがりました! 一緒に調理をしたロマリンダ大学の学生は、日本から持ってきたうちわの使い方に思わず「Wow!」と驚いていました(笑)。酢飯は量が多く、3~4人の学生が協力して一生懸命扇いで冷ましてくれました。私は、記念になればと思い、一緒にちらしずしを担当したロマリンダ大の学生に、こっそりとうちわをプレゼントしました。とっても喜んでもらえました。何気ないプレゼントがきっかけで、心の距離が一気に縮まった気がしました。

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出来上がりはこんな感じです。飾り付けに、ニンジンを花型に型抜きをしたものをあしらったところ、「So cute!」と絶賛です!(^^)

 

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こちらは筍の味噌汁班です。色合いもとってもきれいに仕上がりました!

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こちらは白和え班です。白和えは味を決めるのが難しかったのですが、何度も味見をしながら作った結果、今までで1番美味しく出来ました!

 

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こちらは三色団子班が作ったものです。雪、桜、新緑をイメージした三食の団子を可愛らしくカップに盛り付けました!

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全ての料理が完成しました。

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いざ、実食です!!!先輩の掛け声を合図に、私たちは全員日本語で「いただきます!」と声をそろえてから食べ始めました。

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どれも美味しいと皆好評です!!特にロマリンダ大学の学生には、かき揚げが一番人気のようで、あっという間になくなりました(笑)。

食事を楽しみながら、仲良く記念撮影!

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これは日本から持ってきた調理帽をプレゼントした様子です。ロマリンダ大の学生は普段調理をする際、帽子ではなく、黒いネットを被って調理をしているそうです。なかなかお似合いですね!

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みんないい笑顔です!(^^

一緒に日本食を作ることを通じて、言葉は違っても、こんなに仲良くなれるんだと実感しました!

ここで出会えた最高の仲間に感謝です!! 

 

皆の努力が実り、調理実習は大成功ですね!!

改めて、研修に参加できて良かったなと実感しています。

 

次回は感動の最終回です。お楽しみに!

 

2015年7月16日 (木)

カリフォルニア研修 その12 ユニバーサルスタジオハリウッド

こんにちは、健康栄養学科4年の後藤です。

私達4年生のロサンゼルス自由行動2日目はこちら!

 

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ユニバーサルスタジオハリウッドです!!

 

移動は、ホテルからUSHまでガイドさんが車で送迎してくれました。

ガイドさんは園内には入らないので入口でお別れ。

その前にちゃっかり集合写真も撮ってもらいました(^O^)!

 

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はじめに乗ったのはガイドさんおすすめのスタジオツアー!

このアトラクションでは、4両編成の乗り物に乗って、いくつかのハリウッド映画のセットを旅することができるのです!

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この辺りはあまり雨が降らないので、こんな風にセットが野ざらしになっていても大丈夫なんだそうです。

ツアーの間はスタッフさんのトークとVTRで作品の紹介をしてくれるのですが、もちろんすべて英語なので雰囲気しか分からず・・・笑

英語が聞き取れるようになったらまた行ってみたいですね。

 

そのあとは絶叫系のアトラクションに乗りまくりました!

USHの絶叫系アトラクションは3Dを駆使したものが多く、ド迫力だったり、現実ではありえない空間を飛び回ったり、とっても楽しかったです!

また、3DではないですがMUMMYというアトラクションでは、物凄いスピードのまま前だけでなく後ろにも進むのがスリル満点でした!

USHではあまりアトラクションが多くはないようで、1日でほとんど制覇してしまいました!笑

 

その他にもお腹が減ったらドーナツやチュロスをつまんだり、キャラクターと写真を撮ったり。

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最後はお土産!ツアー終了の17時ぎりぎりまで、それぞれ思い思いにショッピングを楽しみました。

 

一日中動き回って、とても充実した自由行動最終日となりました!

 

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